第56回別府大分毎日マラソン大会レポート   山口正広

この大会は昨年に続き2年連続の出場になりました。今年の別大は8月に大阪で行われる世界陸上の選考会にもなっているのでかなりのメンバーが集まりました。中でも藤田(富士通)佐藤(中国電力)のWアツシに注目が集まりました。気温13℃の発表も快晴ため手袋もいらないぐらいやや暑さを感じていました。

12:00ジャストお約束とも言える知る人ぞ知るナガシマ選手の飛び出しで華やかにスタートが切られました。
私の5kmの入りは19分47秒とやや遅めだが競技場はやや時間がかかるのでこれから少しずつ上げていけばいいと思った。
7km過ぎだったか視覚障害者ランナーの雄アテネパラリンピック金メダリスト高橋勇市選手の姿があった。伴走は元旭化成の佐々勤氏、ペースが合いそうなのでしばらく後ろに着いて走らせていただいた。その時テレビカメラが高橋選手を追いかけていて私もテレビにちゃっかり映っていたようです。いやたまたまでございますよ。

10km過ぎから高橋選手は少しペースを落とされたようでお先に失礼しました。14km過ぎからは別府湾シーサイドコース通称別大国道、景色の良い海岸線を走るがもちろん周りを見る余裕はない。
ハーフの通過は1時間23分08秒で昨年とほぼ同じだが15〜20kmを追い風に乗ってやや飛ばした感じもあった。

22km地点で早くも先頭集団のランナーとすれ違った。ペースメーカーを含む10人前後だったかな? その中に注目の藤田、佐藤のWアツシも含まれていてよしよしとなぜか納得、いやそんな事より自分の走りに集中しなければ。
25km過ぎが折り返しで昨年はここからかなり強い向かい風だったが今年はさほどでもない。よしよしと思っていたがなんとなくこの頃から太ももあたりが重だるい? 「気のせいだよな〜」と自分自身にあんじをかけるが重だるさはだんだんましてゆく。

30kmの通過は1時間58分57秒で25〜30kmラップは20分16秒。昨年とほぼ同じだが今回の方が余裕がない気がする。ストライドはもう伸びない。ならば最後の手段の極端なピッチ走法に切り換えよう。そう先週の大阪国際女子マラソンの原裕美子のイメージだ。しかし確実にタイムは落ちてゆくのがはっきりわかるkm/4分を維持するのはとうてい無理になってきた。足が上がらない。

35kmは関門閉鎖の54秒前の2時間20分06秒(21分09秒)と前半の貯金をみるみる吐き出していく。この頃はっきりとキツイと感じていた。このままだと40kmの関門は危ないかもしれないと弱気の虫が出てきた。しかし今回はゴールで家族が待っていてくれる、失速は許されない。特に子供から「お父さんアカンかったんやな」この言葉だけは絶対に聞きたくない。そお思い疲労した脚を必死に動かし続けた。

40kmの関門が前方に見えてきた。たぶんギリギリだろうが怖くて時計が見れない。全力疾走するしかない。40km通過2時間41分40秒(21分30秒)関門閉鎖まで20秒、なんとか間に合った。舞鶴橋を渡り残り1kmとなりゴールの大分陸上競技場は目の前だがこれが以外に遠く感じる。最終関門のマラソンゲート前を通過して競技場に入ったとき家族の声援が飛んだ。もう大丈夫だ後はできるだけ格好いい姿でゴールしたいと思いバックストレートで一人のランナーをパスしてそのままゴールへと駆け抜けた。

ゴールタイムは2時間51分12秒。もちろんベストには及ばず50分も切れなかったがボランティアの方から完走バスタオルを掛けていただいた瞬間さわやかな風が吹いた気がした。その後知り合いのランナー数人と健闘を讃えあい握手をかわした。完走できて本当によかったと心から思い身体の疲労とは逆に心地よい達成感に実を包まれていた。

思えば充実したシーズンを過ごした昨年とちがい今季は9〜10月にかけて本来走り込みの時期に仕事の関係などでほとんど走れなかった。本格的に走り出したのは11月になってから。12月の大阪30kmロードでもまだ2時期06分台だった。それを思うとある意味会心の走りだったかもしれない。ただこの完走は自分自身の力だけではなく、幾度となく挫けそうにった時でも沿道の皆さんの声援と、なにより日頃から私を応援していただいたミントのみなさんのパワーがあったことは言うまでもありません。 ありがとうございました。


 5km 19分47秒
10km 39分24秒(19分37秒)
15km 59分13秒(19分49秒)
20km 1時間18分49秒(19分36秒)
中間 1時間23分08秒
25km 1時間38分40秒(19分50秒)
30km 1時間58分57秒(20分16秒)
35km 2時間20分06秒(21分09秒)
40km 2時間41分40秒(21分32秒)
GOL  2時間51分12秒(9分32秒)

参加者 422人  完走者 310人  289位  完走率 73%