自転車で東海道南紀十日間
一号線を東京まで走り、フェリーで南紀に渡り帰ってくる、十日間のコースである。宿泊はユースホステルを利用した。東京は雨だったが、他は曇り空の好条件で、予定どおり無事に家に帰り着いた。
早朝からその日の目的地まで、十二時間近くも走らなければならなかった。一時間十二、三キロのペースである。万歩計も目安になるかもしれない。一日の最高四万五千を数えた。
富士山の全貌を見たときは感動を覚え、箱根の山では足のけいれんに苦しんだ。何十人もの人に道を聞いたが、嫌な顔もせずに教えてもらえた。背後にたくさんのドライバーの善意を感じながら、ただ黙々と走るだけだった。全国各地を安心して自転車で走れる、道路環境の整えられることを望んでやまない。