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2015年 鑑賞リスト

Charlotte  [★★★★]
    主演:内山 昴輝、佐倉 綾音
2015年7〜9月まで放送されたアニメ作品。
特殊能力を持つ少年少女が、大人の研究対象として拘束される運命に抗う物語。
利己的な主人公が、仲間との活動を通じて成長していきます。
個性的な登場人物の設定と、仲間うちのやりとりの描写が楽しく、日常の滑稽さと、脚本の核心へと至る過程の真剣さの対比が巧みで引き込まれていきます。
1クール作品ながら、良くまとまった作品です。

アルスラーン戦記  [☆☆☆]
    主演:小林 裕介、細谷 佳正
2015年4〜9月まで放送されたアニメ作品。
30年前に始まった長編小説が原作。火薬兵器の無い中世を舞台とした戦記物。
当時、原作を読んでいた私としては、懐かしさが感じられて楽しめます。
この2クールは、第1部の途中まででしたが、続編の制作が決定しており、第1部完結まで描いてくれるとありがたいです。

Fate / stay night [Unlimited Blade Works]  [☆☆☆]
    主演:杉山 紀彰、植田 佳奈
2014年10〜12月、2015年4〜6月まで放送されたアニメ作品。
Fate / stay night を別主人公の視点で描いた話。以前の映画化のときは、時間の短さから理解しにくかった内容が、明快になりました。
シリアスな展開のなか、まっすぐと信念を貫く少年と、理想と現実のはざまで苦しく青年の対比の構造に惹きこまれます。
CGで描かれる魔法の演出が、アニメの作画に違和感なく融合する様を見て、技術の円熟を感じます。

シドニアの騎士 第九惑星戦役  [★★★★★]
    主演:逢坂 良太、洲崎 綾
2015年4〜6月まで放送されたアニメ作品。
宇宙船シドニアの人類と、敵対する生命体との戦いを描くSF作品の第2期。
新たなキャラクター、新兵器が登場し、最終決戦に向けた橋頭堡を確保しようと攻勢をかける話。
前半のほのぼのとした日常から、後半の緊迫した戦闘への盛り上がりが楽しい。
原作が完結したため、大団円を迎える3期が期待されます。

アルドノア・ゼロ  [☆☆☆]
    主演:花江 夏樹、小野 賢章
2014年7〜9月、2015年1〜3月まで放送されたアニメ作品。
火星に移住した人々が、アルドノアという強力な動力源を得たことで、地球に攻勢をかける物語。
地球と和平を望む火星の姫が命の危険にさらされ、これを助けんとする地球と火星の少年が、やがて対立します。
火星の兵器が持つとんでも能力がコミカルに描かれているため、物語のシリアスさを乱している演出が子供向けと言わざるを得ません。
オリジナルの脚本のため、展開のまとまりが良く、納得のいく結末があり、楽しめました。

ガンダム Gのレコンギスタ  [☆☆☆]
    主演:石井 マーク、嶋村 侑
2014年10月〜2015年3月まで放送されたアニメ作品。
富野氏の監督最新作。
モビルスーツの戦いが各話で描かれ、複数の勢力が交錯する複雑な展開が楽しめます。
脚本は至極明快。娯楽作品として完成された富野氏の手法を見ることができます。
個性的な兵器が多数登場し、奇抜ながらも魅力のある姿を作りこむ制作陣の仕事ぶりには感服します。

四月は君の嘘  [★★★★]
    主演:花江 夏樹、種田 梨沙
2014年10月〜2015年3月まで放送されたアニメ作品。
母の死によって心に傷をうけ、ピアノが弾けなくなった少年が、バイオリニストの少女との出会いによって、再びピアノに挑戦する物語。
破天荒な少女と陰鬱な少年との対比や、喜びにはじける気持ちと哀しみ震える心の葛藤の描写が、映像と演奏によって巧みに描かれており、感動を得ます。
原作の漫画がアニメと同時期に完結し、結末を見ることが出来、とてもよくまとまっています。

レインツリーの国  [★★★★]
    主演:玉森 裕太、西内 まりや
難聴であることに引け目を感じている女性が、ブログを通じて知り合った男性と衝突しながら、心を開いていく物語。
障害者の女性は、健常者からの思いやりが上から目線であると受け取り、不快感を示す。
健常者の男性は、気遣いが不足することを恥じながらも、女性の閉じた心を解放したいと気持ちを伝える。
二人の自分を偽らない本音のぶつかりあいが、社会に迎合しがちな私の心を動かしました。
想いは言葉にしないと伝わらないということを、改めて感じました。
誤解を恐れて発言を躊躇してはなりません。
長い髪で補聴器を隠していた女性が、髪を短く切って補聴器が見られることを躊躇しなくなった場面に、女性が強くなった瞬間を感じました。

ハーモニー  [☆☆☆]
    主演:沢城 みゆき、上田 麗奈
システムによって、道徳的な優しい行動を促されて、安穏と生きる社会を見せつける。
この社会に抗う2人の女性の物語。
ミステリーで娯楽性が無く、言葉を理解することが大変。場面によっては映像が邪魔に感じられました。
他人任せで考えずに生きることの危険性を訴えられた気がします。
映像は美しく、トァンとミァハの台詞には、魅了されるものがあり、楽しめました。

心が叫びたがってるんだ。  [★★★★]
    主演:水瀬 いのり、内山 昂輝
幼い頃の心の傷が原因でしゃべれなくなった主人公が、声を取り戻してハッピーエンドという話とおもいきや、もっと深く、ある意味残酷な脚本でした。
学校の行事で企画されたミュージカルを通じて、殻に閉じこもっていた4名の心が動き出します。
苦しみながら発する主人公の声が痛々しく、共感の涙があふれます。
軽率な言葉が人を傷つけてしまうこと、それでも大切な事は言葉でしか伝わらないことを理解した4人が、それぞれの叫びによって成長します。
伝えたいことを伝え合った4人は、お互いの恋心を通わせあっていくようです。

屍者の帝国  [★★★★]
    主演:細谷 佳正、花澤 香菜
死者を使役するという舞台設定、魂を蘇らせようとする主人公の想い、導入を読むだけで興味がわきます。
死者に精神を宿すために首筋から注入する設定、人間になりきれない死者の動きなどの演出が雰囲気を盛り上げます。
イギリスから、アフガニスタン、日本、アメリカと舞台をかえて、目まぐるしく動く展開は、アクション映画の良い部分が表現されて楽しめます。
映像表現においても期待を上回る出来栄えです。
魂の再生を追い求め、手記を手にした主人公が、魂を復活させたのかは不明ですが、囚われていた心は解放されたようです。