●バインディング交換、その他調整 Mosrite Ventures Model
ネックバインディング交換、その他調整修理のご紹介です。バインディング剥がれは、バインディング材の経年変化による収縮や、木材の収縮により起こる症状です。今回のケースでは、劣化が激しく全体的に交換することとなりました。
宮田工房では様々な角度からギターをチェックしてお見積りをたて、お客様に納得を頂いた上で作業を進めていきます。
今回は、「なんでも鑑定団」でお馴染みの、ブリキのおもちゃ博物館の北原照久様の修理品になります。依頼内容は、ネックバインディング交換、その他全体的に調整です。作業内容は、バインディング交換、アンバー塗装、フレットすり合わせ、その他調整になりました。
初めに、全体を慎重に細かく調べていきます。バインディングの形状、色合いなど細かく調べます。
バインディングの溝に残った接着剤など取り除き、綺麗に整えていきます。バインディングを接着して形状を整えて塗装をして完成になります。今回の場合バインディングの形状はかなり丸い状態でしたので同じように仕上げます。
塗装が終わり、フレット、弦高など全体に調整をして完成です。
バインディングは、ネックの塗装を剥さないように慎重に剥していきます。非常に神経を使う細かな作業です。