●トップリフィニッシュ、ピックガード、PU、ブリッジ交換、フレット調整、その他調整  Fender JazzMaster 1990S

トップリフィニッシュ、その他全体的に改造及び調整のご紹介です。塗装は楽器の保護の役割と外観の美しさ等があります。今回のケースでは、お客様の好みによりトップのみをリフィニッシュしその他改造を施しました。改造内容は、ボディ鳴りを良くする為に、純正のブリッジからギブソンのナッシュビルブリッジに交換、音色を変える為お客様のお好みのPU交換、外観を変える為ピックガード交換をおこない、フレットの消耗とネックの腰折れによりフレット調整、ペグのガタつきにより分解、修正をおこないました。リフィニッシュに関しましては使用感のある仕上げで色の変更の為、元の塗装を剥さず傷を残したまま仕上げる形になりました。その他、コントロールの洗浄等もおこないました。

●その他のリペアファイル

初めに、全体を慎重に細かく調べていきパーツ類を外します。お預かりした際、改造が施されており、リアピックアップには、グレッチのダイナソニックピックアップが取り付けてありキャビティが深く掘り下げてありました。
フレット調整後、弦を張り、弦高、オクターブ、調整を行い完成です。リフィニッシュ、ピックガード、ピックアップを交換した事により大きく外観が変わり、ブリッジ交換によりボディ鳴りが変わり、フレットの調整をした事により弾き易すくなりました。サウンドは音抜けの良い弾いていて気持ちの良いものでした。外観もジャガーとは思えない感じですが、なかなかカッコよくなったと思います。
今回取り付けるピックアップはTVジョーンズのハイロートロンになります。取り付けの関係からキャビティを埋めます。また、元に戻す事を考慮して今回は接着をしないかたちをとりました。
リフィニッシュはお客様のご希望により使用感のある感じに仕上げました。
ブリッジのアンカー穴を埋めます。
ペグを分解し修正します。
ブリッジを取り付け溝を切り調整します。ネックに若干の角度が必要になり、ネックポケットにシムを挟み調整しました。
ピックガードもボディ同様に若干傷をつけて適度に使用感を出して仕上げます。