PU、配線材、コンデンサ、ブリッジ交換、その他調整  Fender DX ST LTD

配線材、コンデンサ交換のご紹介です。ヴィンテージ配線材の使用により音の抜けを重視しするコントロールの改造になります。宮田工房では様々な角度からギターをチェックしてお見積りをたて、お客様に納得を頂いた上で作業を進めていきます。
今回のケースでは、音の硬さを無くしたいということで、音抜けを重視し配線材、コンデンサの交換になりました。ヴィンテージのものへ交換する事で音抜け、古臭さを目指します。また、コントロールもフロントのサウンドをブレンドする仕様に変更しました。今回使用した配線材は、ゼネラルエレクトリックの1950年代22AWGの撚り線、コンデンサは、コーネルデュブラー社のグレイタイガー0.015uF/400VDCになります。ハンダにはヴィンテージのケスター44を使用しました。

●その他のリペアファイル

初めに、全体を慎重に細かく調べていきパーツ類を外します。
慎重に組み込みをして完成です。サウンドは、抜けの良い輪郭がはっきりと出るものになり、お客様のご指摘された固さも解消されご満足いただけました。今回お預かりしたギターはデラックスストラトキャスターのリミテッドモデルになります。パールカラーのマッチングヘッドでゴールドパーツ仕様の外観が大変豪華なモデルです。リップスティックピックアップ風のレースセンサーピックアップでヴィンテージ配線材との組み合わせが気になるところでしたが、特長が無くなる事は無く良い結果になりました。
ハンダを除去し、配線の長さなど細かく調べて、新たにヴィンテージ配線材を使用し見えない部分ですが美しく仕上げていきます。ハンダもヴィンテージの物を使用します。