愛されるために、ここにいる
監督:ステファヌ・ブリゼ
出演:パトリック・シェネ、アンヌ・コンシニ、ジョルジュ・ウィルソン、リオネル・アベランスキ、シリル・クトン
時間:1h33

 近所のミニシアターで見てきました。
 本国フランスでロングランした上に、ものすごく高い評価を獲得した作品らしいのですが、私は、個人的にいまいち乗り切れなかったですね。
 この手のフランス映画はけっこう好きで、チョクチョク見ているのですが、なんなんでしょう。
 すごく大人の雰囲気が漂う映画なので、乗り切れなかった私が精神的に「お子ちゃま」だということでしょうか?
 ストーリー的には、家族との関係に疲れてスカスカになった中年の男が、結婚を前にどことなくマリッジブルーの中年女性とダンス教室で出会い、そこで二人でタンゴを踊るうちにスカスカ状態だった内面に少しずつ潤いを取り戻していくというものです。
 この手のストーリー展開も好きなんですけどね…、何で乗り切れなかったんでしょう…?
 あっ、あれですかね、若いていうと、この作品に「怪しさ」がないからですかね。
 これと同じような雰囲気を持つ映画として、同じフランスのパトリス・ルコントの作品が好きなのですが、あちらの作品には適度な(ていうか、かなりの・・・?)「怪しさ」があるのに対して、本作にはそれがないんですよね。
 どちらの作品にも「妖艶さ」は共通項として入ってるんですよ。
 でもねぇ、「怪しさ」これが本作にはないんですよね。
 日常なんだけどどこかほんの少しだけ「狂気」みたいな、そんな怪しくも危うい雰囲気が本作にはないんです。
 好きな作風でありながら、私がひきつけられなかったのはそういったところに理由があるのかもしれません。
 ただ、このまま「さようなら」してしまうのはもったいない感じの映画なので、DVDを買っておいて、もう少し精神的に大人になってからもう一度みるというのも一つの楽しみ方かもしれません。

Official Site

Home