アクメッド王子の冒険
監督:ロッテ・ライニガー
時間:1h06
本作は、ドイツの影絵アニメーション作家ロッテ・ライニガーが作った長編影絵アニメです。
この作品も、近所のミニシアターで見たのですが、こういう普段なかなか見ることのできない作品を上演してくれる近所のミニシアターの努力には心から感謝します。
さて、影絵を使ったアニメーションというのは今回はじめてみたのですが、影絵という表現形式が持っている可能性は強く感じることができました。一つ一つの絵柄がものすごく繊細でしたし、影絵にとっての致命傷ともいえるであろう遠近感もかなり再現できていて、「影絵、侮り難し……」という感想が率直にわいてきました。
しかし、この『アクメッド王子の冒険』という映画、影絵の可能性を見せてくれたのはいいのですが、ストーリーや人物設定などがものすごく短調で、映画としての完成度はあまり高くないように思います。
話しのベースはアラビアンナイトですし、アラジンや魔法のランプといったおなじみのキャラクターや小道具も登場するのですが、何となく、映画全体に寄せ集めの雰囲気が漂っています。
正直、ちょっと眠くなりましたね。
せっかく、影絵独特の雰囲気がすごくいい感じなのに、ちょっともったいなかったですね。