宇宙戦争
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス、ミランダ・オットー
時間:1h57

 公開当時に郊外のシネコンで見てきました。
 かなりの話題作でしたから、私が観に行った回も地方の映画館にしては珍しく、七割ほどの客席がうまる大盛況でした。
 さて、映画の内容についてですが、私の個人的な先入観として、スピルバーグに対して、内容で見せる監督というよりも、映像の見せ方で観客をぐいぐい引っ張っていくタイプの監督というイメージを持っているんですね。
 もちろん、『シンドラーのリスト』みたいな映画もありますけど、スピルバーグといえばやはり『ジョーズ』とか『未知との遭遇』とか映像系の作品がメインっていう感じがしますよね。
 で、スピルバーグに対してそういうイメージを持っている私のようなタイプの人にとっては、本作はまさしくスピルバーグの本領発揮という感じで実に見ごたえがありました。
 この映画、要するに、一組の親子がひたすら宇宙人から逃げるというそれだけの映画ですから、ストーリーは無いに等しいです。
 むしろ、ストーリーには頼らず、完全に音と映像で楽しむタイプの作品ですから、その手の演出が得意なスピルバーグにとってはまさにもってこいの作品です。
 現に、本作の映像と音はすばらしいです。
 宇宙人の操る巨大ロボットがビーム(?)をだしながら逃げ惑う群集に迫ってくる映像や、アメリカ軍がそれらのロボットに総攻撃をかける映像などは、スピルバーグ以外の監督さんには決して取れないであろうと思われる素晴らしいできです。
 特に前半一時間ぐらいは心の中で「すげ-!!」と叫んでしまいます。中学生の頃に『ジュラシックパーク』を見てはじめてブロントサウルスが出てきたときと同じような驚きです。それから、音楽も凄く良いです。全体的に低めの音域で「ズンズン」地面の底から響いてくるような重たいメロディーは『ジョーズ』のようでこの映画の雰囲気を最大限に盛り上げています。
 ラストはねぇ…、もうちょっと手を加えてオリジナルにしてもよかったんじゃないかと思うんですが、まぁ、でも、リメークですからあれはあれで…
 映画館で見ているぶんにはものすごくおもしろい映画だったのですが、やはり、映像と音声メインの作品ということで、DVDは購入していません。
 もしも、自宅に大型のプラズマテレビがあって映画館の環境を再現できるのであれば、今ならDVDの値段も発売当初とくらべてもうかなり安くなってますから、迷わず購入してもいいと思える作品ですね。

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