ハスラー
監督:ロバート・ロッセン
出演:ポール・ニューマン、ジャッキー・グリーソン
時間:2h15
この映画を見てて思うんですけど、世間一般にオヤジと呼ばれている人たちって、禿げてようがデブだろうが多少顔が悪かろうが、かっこよくなれる人たちなんじゃないでしょうか。
この映画の最初のほうに、ポールニューマン演じる若き主人公が、調子に乗ってミネソタファッツというあだ名の名人に挑戦し、ビリヤードで死闘を演じるという場面があるんですが、この場面に出てくるジャッキー・グリーソン演じるミネソタファッツがものすごく渋くてかっこいいんですよ。
ミネソタ“ファッツ”という名前が示している通り、この人、体系的にはいわゆるチビデブの部類に入ると思うんです。手足も短いし、腹だけが中年太り全開でポコ〜ンとでてるんですけど、そんなミネソタ“ファッツ”がスーツをビシッと来て胸にカーネーションをさしながら自身満々にプレーするところになんとも言えない色気があるんです。
若造を相手に、時には追い詰められながらも冷静さを失わずに、手を洗い、試合中でも身だしなみに気をつけて、最後には主人公を打ち負かしてしまうという、これぞまさしくオヤジの鏡といった感じです。
最近、何のポリシーも持たずに、ただ「チョイ悪オヤジ」という言葉だけを追いかけて、「ベルトで遊んじゃおっかなぁ〜」などと、すっとぼけたことをいっている愚かな中年が多いですが、彼らにこそ、こういうミネソタファッツのようなカッコイイオヤジのあり方を学んでもらいたいと思います。
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