ファースト・ディセント
監督:ケビン・ハリソン.ケンプ・カーリー
出演:ショーン・ホワイト、ハンナ・テーター、テリエ・ハーコンセン、ショーン・ファーマー、ニック・ペラタ、トラビス・ライス
時間:1h50

 近所のミニシアターで見てきました。
 映画の性質上、ミニシアターの小さなスクリーンではなく、シネコンの超大型スクリーンでみると、より作品として生きてくる映画だと思うんですが、日本国内でこの映画を上映するのはミニシアター系の映画館だけのようですね。
 映画には、作品ごとに適した上映環境があると思うので、映画を公開する側はそういうこともちゃんと考えてもらいたいです。
 ところで、話は一気に変わりますけど、この作品の予告編を見たことある方いますでしょうか?
 私がよくいくミニシアターでは、何度となく本作の予告編ムービーを流していたので、私はその予告編を見てこの映画を見に行ったんですが、あの予告編、すごいですよね。
 スノーボードに乗った人がアラスカにあるものすごい急斜面を滑り降りていんですけど、突然、積もっている雪が崩れて雪崩が起きるんです。でも、そのボーダーの人、その雪崩を使ってサーフィンをしているみたいに雪の波の上をサーッと滑っていくんです。
 予告編であの映像を見せ付けられてしまっては、これは見に行かずに入られませんよ。
 私はスノーボードだけでなく、スキーやスケートなどのウインタースポーツは一切やらないですし、興味も無いんですけど、すごい映像はやっぱり見たいじゃないですか。
 そんなわけで、予告編で見たようなものすごい映像が110分間ガッツリ見られると思って意気込んでミニシアターにいってみたんです。
 ところが、実際に本編を見てみると、確かに予告編で見たようなすごいシーンもたくさんあるんですが、それ以外の「スノーボードの歴史」みたいなドキュメンタリー的な部分がそれ以上にたくさんあって、ちょっと肩透かしを食らった感じでした。
 ただ、見方を変えると、この作品は、単に表面的な映像のすごさだけにこだわったプロモーションビデオのような作品ではなく、ちゃんとひとつのスポーツドキュメンタリー映画として作りこもうという意識を持って作られた作品なんだということを実感しました。
 ですから、私のように映像メインで楽しもうと思っていたウインタースポーツに無知な人よりも、スノーボードを真剣にやっている人が見に行くと、より楽しめると思います。
 実際、出演している人たちも、私は誰一人知りませんでしたが、スノーボード界ではものすごい有名人たちばかりのようでした。
 スノーボード自体に興味のある方、もしくは、自宅に50インチ以上の超大型テレビを持っている金銭的に余裕のある方はDVDでもOK。そうでない方は、できることなら映画館の大画面で迫力の映像を楽しむというのがこの映画の正しい見方だと思います。

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