黒薔薇の館
監督:深作欣二
出演:美輪明宏、田村正和、深作欣二、丸山明宏、川津祐介
時間:1h31

 『黒蜥蜴』と同じ日に近所のミニシアターで見てきました。このサイトの『黒蜥蜴』の項目でも同じことを書いたのですが、この『黒薔薇の館』も完全な「三輪明宏ショー」でした。
 色々役者さんは出てるんですよ。二代目水戸黄門を演じた西村晃とか、若き日の田村正和とか、出てるんですよ。でも、みんな三輪明宏のあまりの存在感に完全に食われちゃってるんです。
 ストーリーとしては、三輪明宏演じる謎の女「リュウコ」に翻弄された男達が次々と人生を狂わせて行き、最後には、「リュウコ」自身も自らの「愛」の深さゆえに死んでしまうという、純粋すぎる愛の破滅的側面を強く押し出したものになっています。
 この映画、先にも書いたとおり、確かに「三輪明宏ショー」なんですが、そんな中にあって唯一特筆すべきところと言えば、やはり、田村正和の存在ですね。
 年齢的なものもあるとは思うんですが、私は田村正和というと、どうしても古畑任三郎のイメージなんですよねぇ。まぁ、いってせいぜい『眠狂四郎』までが限界ですね。
 そんな我々世代の人間にとって、この映画に出てくる田村正和はちょっと強烈です。
 当然のことなんですけど、やっぱり、若い!!
しかも、ちょっとサルっぽい!!
 なんだか、普段のダンディーで後ろ髪が長い感じの田村正和がインプットされている世代としては、この映画に出てくる田村正和の風貌はかなり新鮮でインパクトがありました。
 この映画、『黒蜥蜴』と同様にDVD化はされていないみたいです。ただ、アマゾンで検索してみたらVHSバージョンはあるみたいです(ただし、アマゾンでは売り切れでしたけど・・・)。
 こういう、古い映画は一つ一つちゃんとDVDにしていかないと、テープの劣化とかで本当に見れなくなってしまいますから、早い段階でのデジタル化が望まれますね。

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