ラスト サムライ
監督:エドワード・ズウィック
出演:トム・クルーズ、渡辺謙、真田広之、小雪、ティモシー・スポール
時間:2h34

 渡辺健、英語、上手っ!!!
 なんか、率直にそう思いませんでしたか?
 普通、日本人の俳優が英語をしゃべっていると、どうしても不自然な感じがするんですけど、本作の渡辺健にはその不自然さを全く感じなかったですね。
 さて、この映画、日本を舞台にハリウッドが製作したということで、公開当初は全く期待してませんでしたし、DVDになってからも、かなり長い間、敬遠していたんです。
 ハリウッドが作る日本映画って、どうしても千葉真一風味というか、二言目には「ニンジャ、ニンジャ」っていってますから、どうも、乗り切れない感じがしてたんです。
 ですが、この『ラストサムライ』はこれまでの「ハリウッドが作った日本映画」とくらべると、かなりましになっているような気がします。
 もちろん、この映画の中にも「?」と思うところはたくさんありますよ。突然、黒装束の忍者の集団が襲って来たり、戦場で戦っている兵士達が全員で土下座をしたりとか色々ありますけど、それでもなおかつ、「これまでと比べると」よかったと思います(実際、フランス映画の『taxi2』なんて、日本車を動かす際の音声認識が「ニンジャァ〜」ですから、それに比べたらぜんぜんましでしょう)。
 また、この映画、全体的に安っぽい感じがしないところが好きですね。ラストサムライ以前の「ハリウッドが作った日本映画」ってどうしてもB級映画が多かったので(『ザ・ニンジャ』とかね)、超大作としてこれだけお金をかけて作ったというあたりに製作する側のホンキを感じますね。
 事実、この『ラストサムライ』にでてくる日本の町並みってかなりいい感じだと思いません?まぁ、ちょっと狭苦しい感じがするかなというものはありませけど、それでも、案外いい感じだなぁと思ってみてました。それに、服装なんかも、わざとらしい東洋臭さみたいなものが一切無く、普通の質素な着物だったので、そういうところにも「遊びじゃないぞ!!」という雰囲気は感じましたね。
 私も冒頭で、渡辺健を褒めちぎってたんですけど、個人的には渡辺健もよかったけど小雪がすごくよかったですね。
 この女優さん、ものすごく日本髪が似合いますよね。映画だけじゃなく、『鬼平犯科帳』スペシャルみたいな大型テレビ時代劇とかにも出演して欲しいですね。

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