戦場のピアニスト
監督:ロマン・ポランスキー
出演:エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン、フランク・フィンレイ
時間:2h29
個人的な思い込みかもしれませんけど、「ピアノ」が絡んでいる映画って、はずれが少ないような気がしませんか?
『ピアノレッスン』、『シャイン』、『海の上のピアニスト』、どれもこれもすごく良かったので、この『戦場のピアニスト』も「ピアノ」つながりでかなり期待して見てみたんです。
そして、その感想なんですけど、ズバリ、「良かった」です。
何が良いって、この映画のかなり最後の方にある廃墟のシーンですね。
激しい戦闘で完全に破壊されて、廃墟となった町の中に主人公が一人ぽつんとたたずんでいる。このシーンの美しさはものすごいですね。DVDで見たんですけど、ボロボロになった町の姿がシーンとした空間の中に何の飾り気も無く映し出されたとき、テレビ画面の前で本当に「息を呑む」っていう感じを味わいました。
映画の前半〜中盤で展開される、ナチスからの逃亡生活の苦しさを描いたシーンやゲットーの中での生活を描写したシーン、それに、ユダヤ人がドイツ兵にいとも簡単に殺されていくシーンなどをみて、心の中におぼろげに抱いていたんだけれども言語化できない様々な感情が、この美しい廃墟のシーンに来て一気に昇華して纏め上げられる感じです。
ところで、この映画って実在のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの自伝が元になっているらしいですね。
この自伝をamazonで探してみたら、ありました。春秋社から映画と同じ戦場のピアニストというタイトルで単行本が出ています。
この本、私はまだ読んでいませんが、興味がある方は、この本と映画を両方とも見て、比べてみるのもおもしろいかもしれません。
Official Site