大統領暗殺
監督:ガブリエル・レンジ
出演:ジョージ・W・ブッシュ、ディック・チェイニー
時間:1h47
郊外のシネコンで見てきました。
私がよく行くシネコンはユナイテッド・シネマの系列なんですが、同じくユナイテッド・シネマ系列の映画館に行っている方々、ここ最近、映画の本編が始まる前の予告編がやたらと長くなったような気がしませんか。
映画の予告編だけならまだしも、クレジットカードのCMまで入ってますからね。
あれ、なんとかならないんでしょうか…?
映画を観る前にものすごく気分が萎えるんですけど…
さて、映画の本編についてですが、まぁ、そこそこ面白いといった感じです。
2007年10月19日、ブッシュが遊説先のシカゴで暗殺された。そのときアメリカはどう動くか?
的なストーリーです。
登場人物が実在の人物ですし、可能性0の出来事ではないため、映画全体を合えてドキュメンタリー形式の演出で撮影しています。
暗殺当日に大統領周辺にいた人たち、もしくは、容疑者として拘束された人の家族などにインタビューをしているという形式で物語りは進んでいきます。
大統領暗殺っていうと、私の世代(20代後半)はレーガン大統領暗殺未遂事件がありましたよね。
当時、生放送でそれを見ていたわけではないですが、夜のニュースとかで見ましたよね。
そのときにアメリカがどういう動きをとったかは、何せ小さい頃のことだったので忘れてしまいましたが、なんか、やたらと世間が大騒ぎしていたということだけは覚えています。
その当時でさえ、大騒ぎしていたんですから、9.11以降の現在、合衆国大統領が暗殺されたら、この映画が描いているような比較的穏やかな着地の仕方はしないんじゃないかと思います。
本編ではブッシュが暗殺された後、チェイニーが大統領に就任するんですが、そのチェイニーは前々から不穏な動きのあったシリアにすぐさま空母を向かわせます。
その後、やはり海外の人間ではなく、国内の人間の犯行なのではないかという色が強まり、シリアに空爆とかそういった武力行動は行われないまま、映画は終わるんですが、今のアメリカで本当に大統領が暗殺されたら、容疑者不特定だろうがなんだろうが「疑わしい」という容疑さえあれば、適当な理由をでっち上げて、「とりあえず」のニュアンスのままどこかしらの国が攻撃されると思いませんか。
映画全体を通じて、なんか、ものすごく「穏便」なニュアンスが流れているんですけど、どうもねぇ…
現実には、もっとこう、蜂の巣を突いたような、周囲に多大な被害を与えながらの大騒ぎが展開されるような気がするんですけどね…
まぁ、でも、登場人物が実在の人物だけあって、緊迫感はものすごくありましたし、それ相応におもしろい作品でしたよ。
ただ、同じ、大統領暗殺ものなら、少し前に公開された『Bobby』(こっちは大統領じゃなくて、大統領候補ですね)の方が圧倒的におもしろかったです。