チャプター27
監督:J・P・シェファー
出演:ジャレッド・レト、リンジー・ローハン、ジュダ・フリードランダー
時間:1h25
近所のミニシアターでみてきました。
この映画は1980年にジョン・レノンを暗殺したマーク・デイヴィッド・チャップマンが、実際にジョン・レノン暗殺に至るまでの3日間を描いた作品です。
糸井重里、みうらじゅん、井上陽水といった人たちがメディアで発言しているのを観ていると、ジョン・レノンっていう名前がちょくちょく出てきますよね。
やっぱり、40代から60代ぐらいの世代の人たち、つまり、青春時代にビートルズやジョン・レノンの影響を思いっきり受けて育ってきた人たちにとって「ジョン・レノン」というのはものすごいビッグネームとして今も心の中に生きているんでしょうね。
私個人は「やれジョン・レノンだやれビートルズだ」っていうこと以前にそもそも音楽をあんまり聴かないですし、世代的にも20代後半なので、ジョン・レノンとかビートルズっていわれても、正直、「ふ〜ん…」みたいな感じなんですけど、それらの名称に対する大人の方々のはしゃぎっぷりをみていると、やっぱり、偉大な存在だったのかなぁなんて思ったりもしますね。
そんな、カリスマ的人物の暗殺を主題として扱った映画ですから、こっちとしてはものすごく張り詰めた緊張感的なものを期待して観に行ったんですが、正直、いまいちでしたね。
主演のジャレッド・トレーがものすごい役作りをして(体重を30kgも増量したらしいですね)本作に望んでいたとか、暗殺者であるチャップマンの内面を克明に表現しようとしているということはひしひしと伝わってくるんですが、それ以外は特に見るべきところもなく、なんとなく坦々と過ぎ去っていった「普通」の映画でしたね。
でも、なんか、こういうふうに書いてしまうと、この映画がすごいつまんないみたいに受け取られてしまうかもしれませんが、、この映画を「普通」って感じたのは、恐らく、映画の側に問題があるんじゃなくて、私の側に問題があるんですよ。
結局、この映画って「ジョン・レノン」っていう人物に対してどれほど強い興味関心を持っているかによってかなり評価が左右される映画だと思うんですよね。
ですから、私みたいに、「ジョン・レノン」っていわれてもそれほどテンションの上がらない人にとってはこの映画ってただの暗殺映画になっちゃうんですよ。
この映画が他の映画と較べて特別でありうるのは、その主題にかかわる部分に「ジョン・レノン」っていう特異な人物がかかわっているからであって、その人物に対する強い関心を差し引いてしまうと、やっぱり、普通の暗殺映画なんですよ。
ですから、そういった意味では、ある程度観る人を選ぶ映画だといえるかもしれませんが、「ジョン・レノン」っていう人物で、少しでもテンションがあがるっていう方にとっては、かなり見ごたえのある映画だと思いますね。