きっぷ その5
気づいたら,いろんな種類の切符が集まっていました。
今回は,珍しい切符を特集してみました。
国鉄時代は,いろんな発券パターンがあり,飽きません。
がらくた倉庫
今回は,いわゆる「マルス」です。
1960年代の全国特急網や新幹線開業にちなんで,開発されたシステムで,
ソフトウェアはもちろん,LSIなどのハード部門まで開発したというから,
当時の国鉄技術陣の凄さがわかります。
左上の臨時「さざなみ51号」と右下の「さくら」が,マルス102W型だそうで,
ゴム印を機械にはめ込んで,発券するタイプのもので,緑ランプ赤ランプで
席の「合格・不合格?」がわかるタイプでした。
それ以外は,マルス103V型のようで,出発時刻まで印字するタイプです。
機械からプリントアウトした後で,駅員さんが,少し書き加える102型の
方が,何かありがたい気がしたものです。
それにしても,コンピュータ万能の現在から見ると,30年以上前のハード・
ソフトシステムで,独自の指定券システムを構築していたこの当時の方が
かえって,凄さを感じます。