開業 1976 7.1    曇り時々雨 やや蒸し暑い

当日は早起きして,(徒歩で!)駅へ向かいました。

門司港行きの421系が3番線で出発を待っているのを見て,
電化開業を実感しました。
発車の時に,長いタイフォンを鳴らしたのが印象的でした。
駅員さんたちが,「煙のでらんねぇ〜」,と笑っていました。
この門司港行や始発「みどり」は録音しているのですが,
写した写真は露出不足で,かろうじて,「みどり1号」の
2枚だけが残っています。

始発みどりのクロ側の愛称名「みどり」の裏に「にちりん」が透けていたのと,
フィルムを使い切った後に着飾った祝賀列車の回送が入ってきて,
がっかりした,というオチで,始発「みどり」は出発していきました。

こうして,佐世保線は電化開業を迎えましたが,急行,普通ともDCでした。普電の421系も早朝出て夜遅く帰庫するダイヤで,485系とED76だけが電化を感じさせるものでした。今でこそ,短編成特急は当たり前になりましたが,当時は何かしっくりこなく,また編成の前後がボンネットと貫通型とでバランスに欠けるところも今ひとつでした。
しかし,この開業をきっかけに鉄道を撮影するという活動に入っていき,
今に至っています。   (了)




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