1.1  日宇  (室内写真も)

出会いの多かった1978年の最初を飾るのは,元旦のキハ10 29です。

キハ10は,この当時が晩年でしたが,佐世保近辺の運用に入っていて珍しい車両ではない
のでしたが,私にとっては初撮影でした。

車両の状態は,お世辞にも良いとは言えず,遠からず廃車なのだろうと思っていましたが,
この年の秋に塗装を塗り直したキハ10を見かけましたので,少しは長生きしたのでしょう。
改めて眺めてみてキハ17より小柄だったことが意外でしたが,キハ10単体で見る車体の
バランスは好ましいな,と思いました。

8.12  船町〜下地 (飯田線)

11.23  早岐

晩秋の団臨で来ていて日なたぼっこしているオハ12。

当時はどこの「機関区・客車区」でも,たまに駅撮りしていると意外な車両に出会うことがありました。
オハ12でも,こうしてみると「なかなか」の風情(?)です。

3.29  早岐

春の団臨,スロ81です。

鳥栖所属のお座敷客車は問鉄管内の団体に使われていたようですが,佐世保近辺で見かけたのは
これが初めてでした。
大塔でカメラを構えていたら,突然佐世保方面から来たので,あわててかけつけました。

この当時は早岐の構内の先は田んぼが広がっており,のどかなものでした。佐世保発着の列車は
2回撮影でき,スイッチバックならではの情景でした。

12.30  広島

オル30 1です。
年末にセノハチで撮影した帰りに,急行「西海」が来るまで,広島で駅撮りしていて,「遭遇」しました。
1927年製造の元 スユフ47502,スユ36〜スユ30の経歴ですが,そんなことは後で知ったことで,
Wルーフのオハ30系列を目の前にして(恥ずかしながら)ちょっと,カメラを持つ手がふるえました。
オル31との出会いは,いろいろな車両と出会った1年を締めくくるものでした。

高校に入学して羽を伸ばし,あちこちによく出かけた1年でした。
今の地元鉄からするとウソのようです。    (了)


邂逅 1978

キハ10 9  早岐 1978 11.3

飯田線のEF10。

流電待ちしていた時に,来ました。

10月改正での引退をひかえ,ED62との協調運転
していたのでしょう。
事前に知っていれば,当然,メイン撮影でした。

東海地方の暑いアツイ夏でした...。

9.30  早岐

この年は,いわゆる「53 10.2」があった年でした。
改正の前々日に尾久へ回送される,「あかつき」14系編成。改正での15系化置き換えのための回送です。
「改正前日に何かある!」と予想して出かけただけに,「ビンゴ!」気分でした。

15系が入ることで,門ハイ14系の広域運用がなくなりました。(あかつき〜日本海)
当時,「あかつき」を撮影していて,本当に「日本海」で青森に行っているのか不思議に思っていました。

右の写真は,引上げ線に停車中の「あかつき」,15系の初使用列車です。

当時は「ブルトレブーム」で,佐世保でも小学生ファンが,ちらほら見かけられました。

昔は今のように情報が簡単に手に入らなかっただけに,
突然出会ってしまった多種多様な車両には強烈な思い出が残っています。

今回はそういった車両たちをピックアップしてみました。