中高生の頃の正月(特に元旦)は今と違って，店も開いてなく，何もすることがないので，
理由を付けては，午後から撮影に行っていました。佐世保の年末年始は穏やかな晴天が
多く，のんびりと撮影できました。乗客も少なかったようです。

成人して親父化した今は，寒いのとアルコールを入れてしまうために運転不能となり
なかなか撮影に出ません。今年こそ大晦日のカウントダウン臨時で「ゆふ森」撮るぞ！
と毎年思っているのですが．．．。

いつも近場撮影のトップバッターだった，１４時台の下り「みどり」。小倉から３時間近くかけて
来る運用です。１４時台の大村線下りに乗ると日宇で列車交換するので定番の撮影でした。

日宇駅の大塔寄りの何てことはない場所ですが，今も雰囲気は変わっていません。時々この
位置でこの当時を思い出してか，「ハイパーみどり」をねらうことがあります。

早岐→佐世保までの短区間の普レ。妙な区間運転ですが，佐世保で折り返し，１６：００発
鳥栖行きになるための回送でした。現在でも，佐世保止まり大村線ＤＣや早岐止まり佐世保線
８１７系が早岐～佐世保を往来しています。

佐世保～鳥栖の普通列車は現在も朝夕に１本ずつ設定されていて，当時も朝に佐世保と鳥栖から
普通列車が，午後にも同じように設定されていました。車両運用のひとつなのでしょう。

まったく，ひどい構図と悪い現像状態にはご容赦下さい。中学２年生の「作品」ですので．．．。
１５時台の下りみどりを，流そう，と三脚で構えていたら，やって来たのは，クロ４８１の１番でした。
ファインダー越しにファーストナンバーであることを確認できた分，焦って緊張してしまいました。
この写真をキャビネに伸ばしていたら，周囲の大人たちや友人が一目置いてくれるようになり
流し撮りは，写真撮影に興味薄い素人をだましやすいんだな，と思いました。(笑)

しかし，画面一杯に収めたかったです。

前回の特集「邂逅　１９７８」で登場した，キハ１０と交換する１４時台の下りみどり。
この列車交換を皮切りに，１５時台の回送「さくら」を経て，１６：３０発の上り「さくら」～
１７時台の回送「あかつき」までが当時の近場撮影メニューでした。

１年後の元旦の上記の列車です。この年は客車が少ないようです。
毎年，同じパターンで行動していますが，定点観測は積み重ねていけば貴重な記録に
なるのですが，なにせ高校１年生，そろそろ興味が多方面に向き始め，そろそろ鉄冷えに
入ろうとする頃で，最後の正月記録となりました。

１５時台の大村線下り長崎行き。「タラコ」が走りはじめたころです。キハ４０系列は登場時から
この色だったためか，違和感を感じませんが，旧型ＤＣ，特にキハ１７などは無惨．．．でした。

しかし，２１Ｃの今，この色の組み合わせが島鉄で走るなんて！
それをデジカメで撮影するなんて！！　　しかも，喜んでいるなんて！！！

島鉄国鉄色　　島鉄タラコ

正月はまだ日没が早いので，また元旦なので，早めに回４００２レで締めます。
帰省客で満席になるのは明後日頃からでしょうか？

今年あたりは，初心？に返って，元旦撮影といきたいものです。　　　　　　(了)

追記：画像を整理していたら，２００４年の元旦に撮影に行っていました。
詳しくは　すこしむかし　元旦撮影２００４