2000年以降の陶器市は毎年のように変化のある運行形態で
目が離せなくなりました。
寝台列車の廃止,485系撤退,817系登場,キハ58撤退,66登場
そして,九州新幹線などなど,JR九州全体の動きが陶器市にも
反映されるようになりました。
陶器市 JR
2000年の一番のトピックスは,新登場のハイパーサルーンでした。
ハイパーと陶器市の車両の組み合わせは新鮮でした。
しかし,ED76牽引の12系団臨はこの年限りで終了し,電車の「陶器市号」
と並ぶ存在だったこの列車の終了も,この年の佐世保線の変化を象徴
するものとなりました。
左:三間坂 2001 5−3
右:日宇 2001 5−4
2001年の話題は,国鉄色と485系みどり,でした。
前年に崎サキの58が国鉄色になり,長崎陶器市号の運用に就きました。
今思えば,この運用はキハ58の花道だったようです。筑豊線電化で
キハ66が配置され,キハ58は長崎から撤退しました。この年の運用が
国鉄色の最初で最後の運用となりました。
みどり はJR色でしたが,前幕が懐かしの国鉄時代のものが使われて
いました。日宇で並ぶ新旧みどり,佐世保線の変化の象徴です。
三間坂 2001 5−3
左:佐世保 右・下:三河内〜有田 2001 5−4
高架になった佐世保駅に留置する「赤みどり」。
なんだか不思議な光景です。
熊本と長崎のキハ58の最後の出会いになりました,
相変わらずのエンジン音と排煙でした。
2002年の話題は,817系。キハ66登場後初の陶器市となったことでした。
どちらも前年の筑豊線電化との関係がある話題でした。
また。HTB色の鹿児島の485系が団臨としてやって来たことも忘れられない
できごとでした。
この年は,やや地味な印象の年でした。
三河内 2002 4−29