******************************************************** クリスマス用品が店内に並び始めたある日 [No,334] 名前 利発そうな少女 日時 2017/11/30(Thu) 01:02 引用 [編集] 年の頃は十代前半〜半ば。アイボリーの長い髪を肩下の位置でシュシュで二つにまとめている。前髪は短め。 特徴といえば水色から紫にグラデーションがかった瞳だが、この街では目立つものでも無いかもしれない。 ワンピースの上に大きめのコートを着て、ポケットに手を突っ込んでいる。 店に入り、いらっしゃいませと言われると「こんにちは」と少女というより少年のような表情で笑って見せる。 店内を半分ほど物色して回ったところで、おにぎりさんに遭遇。 目を見開いてしゃがむと、おにぎりさんを撫で、抵抗しないと分かると向き合う形で抱っこする。 「貴方は猫なのか?(店内にあるおにぎり猫という文字を見て)そうか、猫なのか! 興味深い。貴方のような形をした猫は初めて見る。 個体ではなく種族のようだね? 寒さから身を守るため手足の範囲を狭めるように進化したんだろうか。 ディグシードの冬は冷え込むと聞いている。 いや、貴方の場合は擬態によるところが大きいのか? しかし、捕食対象であることを主張しているのが興味深い。 食べられないために、ではなく、食べてくれと言わんばかりの外見だ。興味深い、実に興味深い」 などとぶつぶつ言っていたところ店の人に声をかけられ、おにぎりさんを下して立ち上がる。 「ああ、初めて見る種だったもので、気になってしまった!」 ナマモノの事は知っていたんだけど――あれは美味しい、などと呟いた後、 「そうだ! 本来の目的を果たさなければ。クリスマスを演出できるものが欲しいんだ。 普通のツリーを置くようなスペースは無いから、小物がいい。予算は50spだ」 いくつかお勧めの品を見せてもらって 「クリスマスリースと、このガラス細工で出来たツリーに決めたよ。 このツリーは良いな! 小さいけれど綺麗で洒落ている。割らないように注意しよう」 包んでもらって代金を支払う。 「ありがとう、お姉さん方! また必要なものが出来たら来るよ」 やはり少女より少年と言った方が似合う笑顔を浮かべて出て行った。 -------------------------------------------------------------------------------- 秋の終わりに [No,335] 名前 おにぎり亭の人達 日時 2017/11/30(Thu) 21:21 引用 [編集] (冬を待つの11月の終わり頃 ハロウィングッズの在庫も片づけ おにぎり亭は一足先に模様替え。既に店内はクリスマスの色を見せていた。 ・・・とは言ってもクリスマス商品が売れだすのはまだ少し先 この時期はアドベントカレンダーがまばらに売れだす程度だ。 それでも手芸品の制作予約や毛糸玉の大量注文が入っておりおにぎり亭は忙しい。 店長エフィーリアだけでは当然追いつかず、冒険者生活が板についてきたジャズも連日姿を見せていた。) エフィ>いらっしゃいませ! ジャズ>いらっしゃいませー! こんにちは!ゆっくりしていってねー! (初めてくる客だ。年若い…となると、好奇心での入店か、あるいは下見の可能性が高い。と店員たちは考えた。  正解か?質問もなく店内を見回りはじめる少女。こういった場合は様子を見るのが一番だ。  エフィはジャズに目を合図するとカウンターにて書類を確認、ジャズは来客の様子を見ながらも毛糸玉の補充をする) (さてはて少女がぬいぐるみの棚に気が付いた。リアルじゃないけどリアルな毛並み。  ぬいぐるみを枕にしていたおにぎりさん、片目を開けて少女をちらり。) (野生を忘れた年老いた猫、それも寝起きなのだからもれなく大人しい。抱っこされればその感触は間違いなく猫である) おにぎりさん>うなん(返事をするかのように鳴いた) ジャズ>可愛いでしょ。うちの看板猫!名前は「おにぎりさん」よろしくよろしーく。 (空になった籠を置けば、少女の元へ向かい話しかける。おにぎりさんは白い鼻をピンクに染めてエフィのところに) ナマモノおいしいよね。今の時期だと鍋に入れるのもマスト! ふむふむ、クリスマス小物、予算50sp。この店チョイスは正解ですよお客様。 (謎揉み手、カウンターでおにぎりさんを膝に乗せたエフィが慌ててジェスチャー) (ワタワタしてるようにしか見えないが、要するに「お客様のペースに合わせて!」ということだろう) (ジャズ、ニヒルな笑顔で無言で親指を立てた) んじゃ、こちらご案内しまーす。 (王道のリース、ミニツリー各種、サンタのスノードームなどなど幾つかを勧めた) …うん、こんな感じかな。 お気に召すものありますでしょうか? ん、クリスマスリースと、硝子のツリーだね。 このサイズならテーブルにも置けるし、しまうのも楽ちん。 お会計はあちらになりまーす! (エフィの元へと案内し、会計を促す。  専用の箱に緩衝材と商品をいれて、ちょっと早めのクリスマスラッピングを施した) エフィ>ありがとうございます。良いクリスマスを! ジャズ>また来てねー!クリスマス前でもOKよ。 (商品渡すとおにぎりさんの腕持って猫アピール。二人で少女を見送る) === エフィ>…私、何時まで「お姉さん」でいられるんでしょうね。 ジャズ>「おばちゃん」呼びにも愛はあるぞ。 (若い娘さんに「お姉さん」と呼ばれてちょっぴりしんみり30代の女性二人。そんな11月の終わりであった) ******************************************************** ******************************************************** とある秋の日の [No,332] 名前 店長エフィーリア 日時 2017/11/08(Wed) 17:47 引用 [編集] いらっしゃいませー。 (いつものように来客者に挨拶をするエフィ。今入ったのは大人の女性と子供。普通に見れば、親子だろう) (子供はおにぎり猫のぬいぐるみが気になるようで母親に買って!とねだった) (母親は毛糸玉を買いに来たようで「同じのが二つもあるでしょ?」と嗜める) (「おうちのとこれはちがうもん!」という子供) エフィ「・・・」 === 数日後 [No,333] 名前 おにぎり亭の人達 日時 2017/11/08(Wed) 17:48 引用 [編集] (エフィは冒険者仕事終わりに立ち寄ってきたジャズにこんなことがあったと言葉を漏らした) ジャズ>一個一個手作りだから違うっていうのも確かだけどね。 うーん、どっちの気持ちもわかるなぁ。あたしもぬいぐるみ増やしすぎて整理したことあるし。 エフィ>ですよね(苦笑) ジャズ>今年のお祭のぬいぐるみは例の村人ご一行が興味持ってくれたからお土産として持たせたけど。 エフィ>・・・祭の景品として、街の人にはマンネリかもしれませんね。買う方はまだ選べたりもしますけれど。 ジャズ>ちょっと考える? エフィ>考えてみましょう。 (それからそれから、お茶を飲みながら一時間) ジャズ>リバーシブルトート、もこもこ靴下、ぶら下げられるマスコット、マグカップ・・・は外注になっちゃうね。 エフィ>ですね。 おにぎりさん>うなん。 ジャズ>おお、おにぎりさん。冬毛がモッコモコだねモッコモコ。 エフィ>手作りでどれだけ模したとしても本物が一番かわいいんですよねぇ・・・。 ジャズ>そりゃ(そうよ) おにぎりさん>(いきなり腹見せ!) エフィ>あっ ジャズ>あっ (次回の祭相談さておき、後日おにぎり亭には腹見せポーズのおにぎりさんぬいぐるみが置かれたという・・・) ******************************************************** ******************************************************** ジャズ「たっだいまー」 [No,331] 名前 エフィ&ジャズ+ジョルジュ 日時 2017/09/08(Fri) 19:48 引用 [編集] 9月の最初の週、暗くなりかけた時間。 宣言通りに帰ってきたジャズはエフィ、息子のジョルジュを連れて早速ご挨拶。) ジョルジュ>よう。久しぶり。じゃ、俺先帰るわ。 エフィ>えっ・・・。 ジャズ>ん、歩き通しだったもんね。野営もしたし、疲れたか。 ジョルジュ>疲れてねぇし。なぁ、あいつは? (ムッとした顔をしたと思えば、店内を見回す) エフィ>おにぎりさんですか?二階でお休み中だと思います。見てきますか? ジョルジュ>いや、良い。女の部屋にズカズカ入り込むもんじゃねーし。 ジャズ>昔は寝てたのにね。 ジョルジュ>知らん! (赤ん坊の頃の話を引っ張り出されてそっぽ剥くジョルジュと、顔を見合わせ笑う二人) エフィ>うふふ。・・・二人ともお疲れ様でした。 早速ですけれど、明日出られます? ジャズ>ん(指折り数えて)土曜日かな。オッケーオッケー。 いつもの時間で良い? エフィ>ジャズさんは大丈夫なんですか?お疲れでしょうし、午後からでも・・・。 ジャズ>あ た し だ ぞ ?まっかせなさい! エフィ>・・・それじゃあ、お任せしますね。 ジャズ>おかのした!んで、今日は休業日でしょ?家に戻るまでの顔見世と、これお土産。 (ぽいっとエフィに渡されたのはつやっつやの縄) エフィ>? ジャズ>あたしが鞣した縄だよ。向こうではこればっかり作ってた(指グッ) エフィ>工芸職人の方が多い村と手紙では・・・。 ジャズ>うむ。 エフィ>・・・(それ以上聞いてはいけない気がしたエフィ、時間も時間ということで夕食の心配し話を終えて、二人を見送ったのでした) ******************************************************** ******************************************************** 8月の後半 [No,329] 名前 店長エフィーリア 日時 2017/08/31(Thu) 07:22 引用 [編集] (毎日が仕事に追われる店長エフィーリア ジャズが外出して一週間以上になる。 昼間、ようやく落ち着きふと息ついて外を眺めると子供の頭が見える。 どうやら子供達がおにぎり亭の壁の前に溜まって作戦会議しているようだ。 彼女は思い出す。そういえばあの子達はジャズの息子であるジョルジュとも、時々一緒にいたのをみた。 そしてそのジョルジュの姿を見ていない。 ご近所さんに付き合いがあるとはいえ、10にも満たぬ子の留守番は容易ではないだろう。 ジャズが不在の間、様子を見に行くことも考えたが、この夏は思った以上に忙しい。 帳簿をつけながら寝入ってしまったのも一度や二度でないくらいだ) こんにちは。 (ドアを開けてエフィが話しかけると少年たちはやや緊張した面持ちで挨拶を返した。 見た目も口ぶりも素朴な雰囲気であるが、一応にも大人だ。叱られると思ったかもしれない) え?いえいえ、良いんですよ。今日も特に暑いですからね。 えっと・・・今日はジョルジュ君、いないんですね? (顔を見合わせる少年達。 彼らも彼らで幼児期の頃には親に連れられてこの店に訪れたかもしれないが 今となってはそんなこと等に忘れているし、覚えていたとしてもエフィは 「店の人」という認識でしかないだろう。知り合い?と意外そうな顔をした) お母さんのジャズさんとお友達なんです。 (ああ・・・。とすんなり納得する少年達、彼ら曰く その母親についていった、とのこと) えっ。 (あいつなら大丈夫だよ。っと、そろそろ行くんで。お世話様でしたー!) と、気まずさ限界になったのか、おにぎり亭の前から立ち去っていく少年達。 え・・・。 (おいてきぼりの店長さん) ******************************************************** ******************************************************** 8月の最後の日 [No,330] 名前 店長エフィーリア 日時 2017/08/31(Thu) 13:37 引用 [編集] (夜になれば秋らしさも見えてくる8月の終わり。 街に作物を届け物に来たという農民らしき男から手紙を受け取った。 差出人は「classical」つまりはジャズだ。 手紙を読んでみれば、近況が描かれている。 ジョルジュを連れて数日かかる村にいること。 そこで職人さんにある物を作ってもらっているということ。 ついでに雑用手伝い&夏の間遊びに来たという職人の孫の面倒を見ていること。 ジョルジュを連れて行ったのだが人出は多い方が良いということで一緒に使われているということ。 (勿論子供なので自由時間はジャズよりも多い) 職人の孫とジョルジュが結託をしてなした悪戯のエピソード。 向こうの人に教えてもらった新しいレシピ。 などなど。 楽しく過ごしていることがわかる文面だ。 丁度この日に仕事が終わるというので、後数日すれば帰ってくるようだ) ・・・私もたまにはお休みもらおうかなぁ。 (手紙を読み終わり、小さな息と共に呟くエフィ。  この店が予定外の休業を成すのは大体・・・仕入れ先との相談のためだったり、お葬式に出るためだったりで。  つまりは彼女自身の休みというのはほとんどない。 しかし、それを決めるのは店の主である彼女自身だ) ジャズさんみたいに、1人でも自由に決められたらなぁ。 (己の性分に溜息をつくエフィ。つまりはそういうことなのだ。) ******************************************************** ******************************************************** 一日長さのアレコレで。 [No,328] 名前 店長エフィ&ジャズ 日時 2017/08/07(Mon) 14:07 引用 [編集] (先週の後半から、おにぎり亭店長のエフィさんはご機嫌だ。 何故ならジャズがいるから。というあまりにも単純な理由である。 実際、店の番やお金の計算、輸入品の発注は店長のエフィ1人でもできてしまうのだが やはり、これを一人で全てこなすのは苦しいものがある。 何よりも、そうしてきた商品の陳列が・・・エフィーリアさん、これが実に、苦手なのだ。 ところが先週の後半にやってきたジャズ曰く、今週はもう予定がない。 きてもらうしかないだろう。 おかげさまで追加で届いた風鈴の飾りつけも、中身は小さいが箱が大きいあれやこれやも全部片付いてしまった) エフィ>では、今日もお疲れ様でした。こちら、頂いたものなんですけれど、よろしければジョルジュ君にどうぞ。 ジャズ>はい、今日もよく働きました!ん、ありがとー。ジョルジュ喜ぶよ! (と、お得意様から頂いたお菓子もおすそ分けしてニッコニコ) ジャズ>じゃ、あたし明日からまた出かけるから! エフィ>・・・えっ、あ、ああ。そういう、予定、でしたね。 ジャズ>うん。 エフィ>次はいつお帰りになりますか? ジャズ>んー・・・行ってお任せするだけなら3日くらいだけど。 お仕事のフラグも立ってるから遅くなるかも。 エフィ>そ、そうですか・・・。 (しょんぼりとするエフィ。というか、ジャズにとっては「たった3日」でもエフィにとっては「3日も」なのだ) ジャズ>・・・。まぁまぁ。帰ってきたら構ってあげるから。(よしよしとエフィの頭をなでる) エフィ>私よりもジョルジュ君に構ってあげてください。 ジャズ>ジョルジュにも構う構う。エフィたんは優しいねぇ。 エフィ>私は大人ですから。 ジャズ>大人でも構ってほしいときは言ってイインダヨー。 エフィ>ジャズさんったら! ******************************************************** ******************************************************** その日珍しく [No,327] 名前 店長エフィ&ジャズ 日時 2017/06/27(Tue) 14:00 引用 [編集] (店の中にはいつもの店長、エフィさんと  ここ数年、何日かに一度は街には帰る程度の生活が当たり前となり、以前のように街中での仕事はややご無沙汰なジャズの姿) ジャズ>うむうむ、こんなもんかな。 エフィ>すいません。力仕事ばっかりお願いしちゃって…。 ジャズ>いいよいいよ。軽いもんだ。(笑って箱担いで倉庫にしまう) (久々のおにぎり亭勤務。物珍しさにジャズの知り合い冒険者やら近所の子供やらが顔を見せたが  流石に連勤4日目となると平和なもんである) エフィ>お茶、入れなおしますね。 ジャズ>ありがとー。 (何気のない会話の中で、それぞれがそっと笑い合う。そんな穏やかな時間が流れた) ******************************************************** ******************************************************** 場違いか、それともおあつらえか [No,324] 名前 オプト 日時 2017/02/20(Mon) 21:45 引用 [編集] (とある営業日の昼下がり、戸惑いがちに入店する青年。  腰に帯びた片手剣がかろうじて冒険者だと告げているが、それ以外の風貌…  髪型や服装、顔立ちそのほか全てが「街の青年A」と呼べる雰囲気である) …えっと…。 (様々な本が並ぶコーナーをしばらく眺め、  その後、おずおずと店員に声をかける) 日記帳、とか、ノートとか…女の子向けの、そういうの、あるか? (あると答えられれば、シンプルだが可愛らしいものを選んで購入。  ないと告げられれば、扱っている店を聞くか、  あるいは割と短期で取り寄せできるなら待つだろう) -------------------------------------------------------- 店長初めて××年、人を迎えて××年 [No,325] 名前 エフィーリア 日時 2017/02/22(Wed) 14:03 引用 [編集] (雪のピークも過ぎ、後は春の到来を待つばかり。  それでも冬色の風の冷たさがまだ身に染みる2月の下旬) (丁度、接客中であったエフィ「いらっしゃいませ!ごゆっくりどうぞ!」  と顔あげて、商品を包みながらも声をかけた) (それから少しして、店が落ち着いた頃に青年に声をかけられた) はい、何かお探しでしょうか? ・・・日記帳、ノート類、ですね。ご案内いたします。 持ち歩きしやすく、長期保存に向いた物や 乾きやすい紙質の物なども取り揃えております。 どうぞ、手に取ってごらんくださいね。 (にっこり微笑めば、手で促す。  ノートを見定めるオプトの近くをのっしのっしと  おにぎり型の猫が歩いて行った) -------------------------------------------------------- Re: 場違いか、それともおあつらえか [No,326] 名前 オプト 日時 2017/02/22(Wed) 19:38 引用 [編集] (おにぎり猫にちょっと気を取られたりしつつも、  促された場所を眺めたり、手に取ったりすること数分。  長期保存に向いていて、かつ女の子向けだが落ち着いた日記帳を選び、  プレゼント用に包装を頼み、購入して帰っていった。) ********************************************************