東呉酒乱記 無双編
※無双バージョンなので不本意ですが、全員名前の呼び方が字じゃありません。
無双4以降の設定かも。
荊州や合肥でまで酒を飲んでえらいめにあって戻ってきた孫呉の面々。
そんなこんなで、やっと呉都まで戻ってきた。
・・・で。
また誰かが言い出した。
「とりあえず、凱旋パーティーやりましょうか」
孫権:よぉーし!南蛮討伐もうまくいったし、酒もってこーい!
孫策:よぉーし!久々に俺も参加すっか!
孫権:あ、兄上!お体は大丈夫なのですか?
孫策:なーに、周瑜が「救心」くれたから大丈夫!
孫権:そ、そうですか。
孫策:おうよ!いっつも俺宴会にでられなかったからなあ。今日ははしゃぐぜ!
孫権:あ・・・ああ・・(兄上がでると俺の影薄くなるんだよな〜)
孫策:おーーい!周瑜!
そのとき、上空にキラーンとひかるものが。
それは空中でくるくると回転し、しゅたっ!と着地した。
周瑜:待たせたな孫策!
孫権:(・・・か、かっこつけすぎだろ〜〜!)
孫策:ははは、おまえ、ここ天井あるんだぞ?大丈夫か?
周瑜:回転したときに天井に少しだけ頭をぶつけたが、大丈夫だ。
孫策:ははっ、気をつけろよぉ〜
孫権:(そういう問題か!)
宴会の準備は着々と部下たちの手によって進められた。
凌統:・・・なんで俺がこんなとこで手伝わなきゃいけないんだよ・・・。
蒋欽:そこ!ぼやかない!はやく広間に酒を運ぶように!
凌統:へーへー
甘寧:ヘッ、てめーはそうやって酒樽運んでんのがお似合いだぜ。
凌統:なにおう!てめーだって酒のツマミのおでんのナベ運んでんじゃねーか!
甘寧:このおでんはなあ!そんじょそこらのおでんとはワケが違うんだよ!
凌統:どう違うってんだ?
甘寧:聞いて驚くなよ〜今日のはな!牛すじ肉がはいってんだよ!
凌統:な、なんだって!
董襲:な、なんだってー!
黄蓋:な、なんだってー!
韓当:な、なんだってー!
潘璋:な、なんだってー!
いつの間にか人数が増えていた。
この当時、牛肉は一部の身分の高い人の口にしか入らない、高級食材であったのである。
周泰:・・・あやつらもこりんな・・・。
朱然:・・・っていうかおでん・・・。俺猫舌なんですよね。
周泰:・・・刺身もあるぞ。
朱然:あ、俺赤身ダメなんですよね。なーんかメラメラしちゃって。火計のやりすぎかなあ?
周泰:・・・刺身と火計の因果関係がわからぬ・・・。
蒋欽:ていうか朱然、その前に好き嫌い直せ。
朱然:えー!
丁奉:よいしょっと。これでオッケーですね!
陸遜:ごくろうさまでした。あとは適当にはじまるまで時間つぶしていていいですよ。
そこへ、バタバタと走ってくる者がいた。
小喬:やーだーおねえちゃん!まってよ〜〜ぅ
大喬:はやくはやく!あなたってばすぐ転ぶんだから!
小喬:だってこの扇重いんだもーん。
陸遜:あ、奥方達でしたか・・・。
小喬:やっほー陸遜!
大喬:準備ごくろうさまでーす。
小喬:ねえねえ、周瑜様、どこにいるか知らない?
陸遜:ああ、周瑜様ならあそこに・・・・
と、目をやると、とんでもない光景が目に飛び込んできた。
孫策と周瑜がどうみても抱き合っているではないか。
小喬:ねーどこどこ?
陸遜:っって、、あ、あれ・・・?ど、どこかな〜?
陸遜はさりげなく二喬の視界の邪魔をする。
陸遜:(ドキドキ・・・や、やっぱりあの二人はできちゃってるんだろうか・・・)
陸遜には聞こえない距離で、孫策と周瑜の会話はこうだった。
周瑜:いたた・・・はやく取ってくれ。
孫策:んなこといったってなあ・・・おまえの髪、なかなか丈夫だよな。俺の肩ひもに絡まってぜんぜんとれねえぞ。
周瑜:こんなところを見られたらまた激しく誤解されてしまうではないか。
孫策:今更って気もしないではないがな?
周瑜:君は小喬の恐ろしさを知らないからそんなことを言うんだ!
孫策:だらしねえなあ。だいたいおまえは小喬に甘すぎるんだ。もっとガツーンといってやれ!
周瑜:そんなことをしたらもう明日の朝日を見ることはできないぞ・・・。
孫策:マジかよ・・・。っていうかおまえ、アレのどこが良かったんだ?
周瑜:改めて聞くな。二喬を一緒に娶って本物の義兄弟になろうって言ったのは君だぞ?
孫策:だってよーあのままだと俺たちモーホー疑惑まっしぐら!だったぜ?
周瑜:そんなネコのエサのCMみたいな言い方をするな。
孫策:二張がうるさかったんだよ。あきらめろ。それともなにか?離婚するか?
周瑜:そんなことしたら殺される・・・、じゃなくて別に彼女が嫌いとかそういうことは言っていない。
孫策:だいたいな、おまえが綺麗すぎるからそういう誤解が生じるんだ。
周瑜:私の美貌に文句をつける気か?美貌じゃなくても君にはそういう素質があるんじゃないかと思うがね。
孫策:はあ?
周瑜:太史慈伝をみたか?あの語りの部分で何回君の名がでてきたと思う?思わず正の字をつけて数えてしまったぞ。
孫策:ああ・・・ありゃちっとやりすぎだよなあ?ま、悪い気はしねぇけどよ。権のやつが拗ねてたしな。
周瑜:君の弟君には周泰がいるからいいじゃないか。それより・・・まだか?
孫策:ああ、これちょっと無理そうだ。切っていいか?
孫策が匕首を手にしたその時。
小喬:ダメーーー!
突然の乱入に孫策も周瑜も肝をぬかれた。
小喬:周瑜様の髪の毛、切っちゃダメーー!
周瑜:しょっ、小喬!いや、あの、これは・・・
小喬:孫策様、周瑜様の髪の毛、痛くないようにちゃ〜んとほどいてねっ?
孫策:あ、ああ・・・
小喬:周瑜様、可哀想。綺麗な髪だから、さらさらって風になびいて孫策様の防具にひっかかっちゃったのね?
周瑜:そ、そうなんだよ。さっきから困っていてね・・・。
孫策:つってもだな・・・
小喬:じゃあ、孫策様の防具の方を切って!
周瑜:お、おいおい。
大喬:そこまでよ、小喬。孫策様にむかってなんて口をきくの?
小喬:だってぇ〜〜
大喬:孫策様だって困ってるのよ?
周瑜:・・・いいから切ってくれ。
孫策:おう。
ブツッ。
周瑜の髪が数本、はらはらと落ちる。
それを小喬がすばやく集める。
小喬:周瑜様の髪、ゲットだぜー!
周瑜:小喬・・・そ、それをどうするつもりなんだ?
小喬:えへへーこれでポケモンを・・・じゃなくておまじないにつかっちゃおうっと!
周瑜:・・・あ、あまり過激なことはやめてくれないか?
小喬:過激ってなーに?
周瑜:いや、あの・・・それで人形つくって釘うつとか・・・
小喬:やーだー!そんなことするわけないじゃない!でも人形っていいアイデアだね!
周瑜:うっ・・・(藪蛇だったか・・・)
孫策:さ、さ〜て、そろそろ宴会の時間だ!いこうぜ周瑜!
周瑜:あ、ああ・・・
大喬:孫策様私たちもいってよろしいでしょうか?
孫策:もちろん・・・といいてえとこだが、男所帯の酒飲みばっかの宴会だぜ?
小喬:私も飲むーー
周瑜:おまえはやめときなさい・・・。
小喬:えーーー!
周瑜:私は酒呑みの女は嫌いだ。
小喬:しゅーん
大喬:小喬、私達はウーロン茶で我慢しましょ。
小喬:うん・・・でもつまんなーーい!
陸遜:ああ〜よかった、修羅場になるかと思っていましたよ。
朱然:なんですか?修羅場って?
陸遜:ん?いや、なんでもないです・・・。
そして宴会場。
上座には孫権の姿がポツリとあった。
孫権:寂しい・・・・。
周泰:・・・・・孫権様、どうぞ。
周泰がお酌しながら孫権の愚痴を聞いている。
それを傍目にみながら、甘寧は子供の背丈くらいはある酒瓶を持って凌統の隣に座った。
甘寧:よぅ、凌統。こないだは碁で負けたが、今日は酒で勝負だ!
凌統:懲りないね、アンタも。
甘寧:うっせー!さて、飲むぞ!
凌統:へーへー。
上座に寂しく座っていた孫権の隣に孫策と周瑜が並んで座る。
孫策:酒を持ってきてくれ。
孫尚香:あら、兄さまたち。私もここにきていいかしら?
孫策:おお、尚香か、いいぞ。
それをみていた小喬が叫ぶ。
小喬:おねえちゃん!あたしたちもあそこに座ろうよ〜
大喬:だめよ。あそこは孫家のお方しか座ってはいけないの。
小喬:だっておねえちゃん孫策さまの奥さんでしょ?
大喬:そ、そうだけど・・・。
小喬:孫策さまの義兄弟の周瑜さまもあそこにいるんだし、妻のあたし達がいったっていいじゃん!
大喬:そ、そうだけど、ね、小喬。あそこには小姑が・・・。
小喬:小姑って尚香さまのこと?
大喬:しっ!声が大きいわよ。
小喬:尚香さまって出戻りでしょ?大きな顔できないじゃん。
大喬:小喬・・・。
二喬のふたりがハッと後ろを振り向く。
孫尚香:だれが出戻りですって〜〜〜?
二喬:キャーーー!!出た〜小姑〜〜!
二喬を追いかけ回す尚香を見ながら、笑う孫策。
孫策:おう、愉しそうじゃねえか。なあ?周瑜。
周瑜:私は知らんぞ・・・。
そこへ太史慈が徳利をもって孫策の傍にやってきた。
太史慈:おひとつどうぞ。
孫策:おお、太史慈か。
酒を注いで、孫策が飲むまで無言でじーっとみている太史慈であった。
周瑜:(やっぱりこいつは・・・・)
孫権:(兄上に惚れているな!)
周泰:・・・・・。
太史慈とまったく同じ事を自分の前で周泰がしていることなぞおかまいなしの孫権であった。
朱桓:がーーん!
董襲:ん?
潘璋:どうかしたか?
朱桓:おれのおでんが・・・!
潘璋:なにぃ!?
一同、おでんの鍋に群がる。
董襲:うう!ぎゅ・・・牛スジがねえええ!
朱桓:くそーーー!だれだああああ!?全部食ったのはああ?!
潘璋:マジかーー!一個も残ってねえのかよ!
朱然:さっきまでいて、ここにいない人が犯人ですね!
朱桓:なんだよ急に探偵みたいな。
朱然:俺なりに推理してみたんですよ。
潘璋:体は子供、頭脳は大人?まあ、体は子供なみに小さいけどな。
朱然:余計なことは言わなくていいです!
董襲:さっきまでここにいて、今いない・・・。
全員、きょろきょろとまわりを伺う。
蒋欽:む!アヤシイ人、発見!
丁奉:むむっ!あのデカイ背中は!
宴会場のすみっこに背中をむけて座っているのは黄蓋であった。
蒋欽:こ、黄蓋殿!牛スジ肉を知らないかっ?
くるりと振り向く黄蓋の口のはじっこから牛すじ肉が見えていた。
朱然:犯人は、おまえだーーー!!
朱然がビシッ!と指を差す。
黄蓋は差されてももぐもぐと口を動かすだけであった。
朱然:おーい。
黄蓋:もぐもぐ。
全員、孫策のところへ直訴に走るのであった。
孫策は困った顔になった。
孫策:食い物の恨みは怖ろしいからな・・。おい黄蓋。なんとかしろ。
黄蓋:わかりもうした!
そう言ってすぐに座を立ってどこかへ行ってしまった。
周瑜:そういえば小喬たちの姿も見えないな。
二喬と小姑・・・もとい孫尚香はまだ走り回っていた。
その会場で、甘寧と凌統が酔いつぶれて伸びていたのだがー。
三人の娘たちが彼らをまたいで通った。
凌統:太股・・・。
甘寧:パンダのマーク・・・。
三人娘は戻ってきて、寝転がっている二人をおもいっきり踏みつけた。
二喬・孫尚子香:エッチ!!
陸遜:まずいですね。
呂蒙:ああ。すぐに甘寧と凌統を運びだそう。
陸遜:ええ。
小喬:うわ〜ん!周瑜さまぁ〜〜!パンツ見られたよぉ〜〜!
周瑜:な、なにっ!?
大喬:嘘おっしゃい!見られたのは私ですっ!
孫尚香:そうよ!私と同じでショートパンツじゃないの!
孫策:なにっ!?
そして立ち上がろうとした周瑜の髪がまたもや孫策の肩当てに絡まってしまう。
周瑜:痛っ!
孫策:う・・わ、わりぃ。
周瑜:君の肩当ては少し角が立ちすぎるようだな。
そうしてまた遠目に抱き合っているようにしか見えない二人であった。
その様子をみていた太史慈が持っていた双鞭を周瑜にむかって振りかざす。
周瑜:ま・・まてっ!そんなもの振り回すな!
孫策:髪どころか周瑜がふっとんじまうぞ!
小喬:いやぁーーー!周瑜さまぁ!
突然ふってわいた一騎打ちの画面に。
太史慈VS小喬。
どこからともなくBGMが流れてきた。
太史慈:孫策殿の寵愛は俺のものだ!
小喬:やだ、信じらんない!バカ、ヘンタイ!ホモーー!周瑜さまには指一本触らせないよーだ!
孫策:えーと、あ、こうか。
周瑜:あ、痛い。ひっぱるなって。
孫策:わりぃ。
周瑜:・・・これからは髪を束ねることにする・・・
孫策:お?ポニーテールか?俺、好きだぜその髪型も。
周瑜:そういうことを言うから誤解されるんだって・・・
太史慈:孫策殿のために!(ドーーーン!)
小喬:あっちいけーーー!(シャキーン!)
孫策:あ、抜けそうだぞ。
周瑜:そのままやってくれ。
太史慈:うおぉぉぉ!(ドゴーーーン!)
小喬:たーーーーー!(ガツンッ!)
大喬:・・・・あの・・・孫策様?
孫尚香:ちょっと兄さま?あの二人なんとかしてよ。
孫策:・・・・・。
周瑜:・・・・・。
孫策と周瑜は顔を見合わせ、頷く。
孫策:むこうでゆっくり飲み直そうぜ。雑音がでかくて声も聞こえやしねえ。
周瑜:うむ。
大喬:あのぅ・・・
孫策:ん?なんだおまえも来るか?
大喬:えっ?い、いいんですか?
孫策:おまえも出番がなくなっちまったからつまらないだろ?
さりげなくチクリとイヤミを言われたことにも気付かず大喬は喜んで2人についていった。
そういってスタスタいってしまう。
対決する二人を置いて。
孫尚香:ちょ、ちょっとーー!どーすんのよっ!?この状況!?
その時であった。
ものすごい地鳴りが会場を襲った。
朱桓:な、なんだ?
董襲:じ、地震か?
黄蓋:おおおおおおーーーーおまたせしたーーーー!
現れたのは数十匹の暴れ牛を引き連れた黄蓋であった。
黄蓋:さあ!さ!好きなだけ牛を食うが良い!はーーーっはっは!
朱然:うわーーーーっ!暴れ牛だああーーーー!
潘璋:ふ、ふまれるーーーー!
蒋欽:黄蓋殿!あんたバカかーーーーーっ!
朱桓:うわーーーーーーっ!
董襲:に、にげろーーーーーっ!
韓当:ひぃぃぃぃいぃぃぃいぃ!!
ドゴッ・・・キラーーーン・・・韓当は星になった・・・
宴会場は暴れ牛の乱入で阿鼻叫喚のるつぼと貸した。
・・・・そして、誰もいなくなった。
ピチョーーーン。
酒樽だけが転がる宴会場の段上にポツンと座る影があった。
孫権:寂しい・・・・。
周泰:孫権さま、お酌を(やっと二人きりに・・・)
孫権:うむ・・・。
陸遜:あれ?
呂蒙:誰もおらんな。
陸遜:みなさんどこへいかれたんでしょう?
呂蒙:甘寧と凌統を寝かせにいってる間に・・・。
陸遜:あ。孫権さま・・・・。
呂蒙:・・・・し、周泰が睨んでおる・・・。そっとしておこう。
陸遜:ええ・・・。
呂蒙:ん?なにか向こうが騒がしいぞ。
陸遜:・・・・。周瑜さまの奥方と・・・太史慈が・・・。
呂蒙:ん?なにかの余興か?
陸遜:さ、さあ・・・。み、見なかったことにしませんか?
呂蒙:・・・・。俺らも帰ろう。
陸遜:そうですね。
暴れ牛はどこへいったのか?
死人はでなかったのか?
太史慈VS小喬の決着は?
謎を残したまま、呉の日は暮れる。
(了)
小喬:って!ちょっと待ちなさいよーーー!ホモ男と置いてきぼりなんてやだよー!
太史慈:俺もこんなロリッ娘と二人なんて願い下げだ。
小喬:言ったわね〜〜!
太史慈:やるか!
・・・・まだまだ勝負はつきそうにない。
甘寧:はっ!
凌統:やっと起きたか。
甘寧:うーーあたまいてえ。
凌統:俺もだ・・・。なあ、聞いて良いか?
甘寧:ん?
凌統:俺らが寝てるこの部屋のまわりになんでこんなに牛がいるんだ?
牛たちはひと暴れしてすっかり落ち着いてくつろいでいた。
甘寧:ほんとだな・・・。何があったってんだ?
凌統:さあな。食えってことかな?
甘寧:おお!いいねえ。焼き肉にしようぜ。
凌統:こんなに食い切れねえよ。みんな呼んで焼き肉パーティでもしよう。
朱然:さて、みなさん、わかったかな?この名探偵・朱然が・・・
董襲:だまってろチビッコ。
董襲は牛に蹴飛ばされた潘璋たちの手当をしていた。
朱桓:俺の牛すじ〜〜〜。
蒋欽:まだ言ってるのか。あんなに牛に蹴飛ばされといて。
朱桓:それとこれとは別だ!
韓当:もう牛はこりごりじゃ・・・(まだ生きてた
踏んだり蹴ったりの彼らのところへ、凌統がなにやら楽しげに駆け寄ってくるのだった。
こんどこそ(了)