でたらめFate劇場
以下の作品群は、読者を選びます。
それでも良いという方のみ、読み進めて下さい。
VS.ばーさーかー
「なんで!?」
イリヤは、その愛らしい顔を驚愕に歪めた。
バーサーカーは周囲全てを巻き込んで攻撃しているにもかかわらず、『それら』は怯む事なく津波の如く押し寄せて来ていた。
「なんで!? バーサーカーのマスターはあたしよ!?」
バーサーカーは疲れを知らぬげに戦い続けるが、敵の物量の前には次第に圧されつつあった。
一体一体はさして強くは無い。
しかし、いくら潰しても、手(?)の空いている奴が遺体(?)を回収し、再召喚(再生産?)されてくるのだから始末が悪い。
「「「「「「「「「「「もけけけけけけけけけー×(いっぱい)」」」」」」」」」」」」
そして ――
「いーやー!?」
津波に飲まれ、沈むバーサーカーのあおりを受けて、イリヤもまた、悲鳴と共に沈んでいった。
―― 『バーサーカー』の津波の下へ。
合掌。
どこかで、『刈上げ眼鏡に口髭のおっさん』の笑い声がした………