コンビニアルバイト ~諸葛亮くん~
「いらっしゃいませ、司馬懿殿」
「しょ、諸葛亮!貴様コンビニでバイトなんかしてたのか」
レジに商品を出して司馬懿はようやく目の前にいる店員が諸葛孔明であることに気づいた。
諸葛亮はにこやかにリーダーをかざし、ハーゲンダッツ(クッキー&クリーム)のバーコードを「ピッ」と読み取る。
レジの表示をチラと見つ
「6380円頂戴いたします」
「嘘つけ馬鹿めが!」
「こちら温めますか?」
「ア・イ・スだっ!」
司馬懿はピッタリの金額をレジ台に叩きつけ、「貴様の差し出す袋などいらぬわ馬鹿めが!」とエコな事を言ってコンビニを出て行った。
「またおこしくださいませ」と諸葛亮はにこやかに言った。
「おのれおのれおのれ諸葛亮!人を小馬鹿にしおって!二度と行くかっ」
帰り道をドッシドッシ進み、司馬懿は怒りで身体が熱くなってきたのでハーゲンダッツのふたを開ける。
「・・・スプーンがない、だと!?」