7.世界の中心で愛を叫ぶ
ある日、リュークがもじもじしながらこんなことを言った。
『ライト、ニンテンドーDSがだめなら、見たい映画あるんだ』
「死神も映画なんか観るのか?」
『最近流行ってるってジャストとかF2とかでやってたんだ』
「いつのまにワイドショー見てるんだよ。で、なんの映画?」
『え、ええと、なんかこう、”ひーとみーをとーじてー”って歌の、ええと』
「それならアレだろ。世界の」
『あ!思い出した!』
リュークはぱっと嬉しそうになった。
『ぴかちゅう!』
「ポケモン?」
セカチュウな。
(安西先生、リュー君にピカチュウといってほしかったんです・・・)