パンチラ





「お、おやめくださいっ・・・待っ、だめです、大佐っ」

「ジェイド貴様!俺の部屋で何てことしてんだ!少尉のズボンを離せっ!」

軍服のズボンを引き摺り下ろされそうになって、床に転んだままズボンを死守している
ピオニーの声だけの叱咤はその甲斐もなく、スポーン!とズボンが脱げてしまった。


「ジェイド・・・このやろうっ!よくも少尉のズボンを!」


と言いながら皇帝は、軍服の上着を限界まで下に引っ張ってパンツが見えないよう頑張っているを見下ろしている。
ジェイドこのやろうと言っていながらジェイドの方は全く見ていない上にズボンを取り返そうと言うそぶりもない。

「ジェイド!はやくズボンを返せ!!少尉心配するな、すぐに俺がジェイドからズボンを取り返してやるから水色縞パン最高!もうちょっとの辛抱だっ」



ガン見。



直後、

皇帝の後頭部に、死霊使いのアイアンクローが加えられた。

「イデデデデ」

ものすごく力強い。

「わざとらしく人の名前を連呼しないでいただけますか陛下。廊下まで丸聞こえなんですよ。少尉のズボンを脱がしたのはこの家畜でしょうが」

「イデデデデデ!小顔になる小顔になる」

「少尉も少尉です。あの家畜のことを大佐と呼ぶなと何度言えばわかるんですか」

「すみません・・・」

「そしてそこの家畜。さっさと少尉にズボンを返しなさい。あと30分以内に返さないと燻製にしますよ!」

「た、大佐っ。30分は猶予が長いのでは」

「あなたは黙って水色縞々コットンパンツが見えないように上着の裾を下げていなさい」



ガン見。