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自作テープレコーダー

 当時、ステレオレコードは高価で自由に買えないためどうにかFM放送を録音したいとの思いで
ステレオテープレコーダーの自作を決意しました(完成品は高嶺の花だった)。
当初何もわからずとりあえずジャンク屋で購入したモノラールテープレコーダの分解から始め
モータを3個使えば簡単にデッキ部分ができると思いラジオのダイヤルプーリーとシャフトで

キャプスタンを作り録音ヘッドのみTDKのモノラール用を購入しメカ部分を自作しました。
また録音アンプは、自作プリアンプを改造し流用しました。
早速自分の声を録音し、再生してみると「チリチリ」とかすかな音しか出ません。
録音ヘッドにバイアス電圧が必要とのことを知りませんでした。

直流より交流バイアスが最適と知りジャンクで100KHz発振器によるバイヤス回路の追加で
正常に録音できましたが回転ムラが多く音楽の録音は耐えられませんでした。テープ走行改善
のため近所の鉄工場でキャプスタンとピンチローラを作ってもらいましたが素人作業で精度が
悪く多少改善はされましたが音楽録音は満足できませんでした(互換性も無かった)。

自作テープデッキ
試行錯誤の結果やっと完成した手作りテープデッキ
下に見えるのは、ステレオ録音アンプ

 メカの自作をあきらめていた頃ソニーから1モータ3ヘッドのメカと録音アンプが独立構成
のステレオテープデッキが発売(1964)され、メカ部分(TC-263D)のみ購入することにしました。
そしてジャンク部品で自作の録音アンプを作りFM放送の音楽番組等を録音(エアチェック)して
楽しみました。

TC-263D REC AMP
 SONY TC-263D テープデッキ そして自作録音アンプ1号機(改)

その後、テープデッキをTEAC A4000S(4トラックオートリバース3モーター)に買い換えました。

A4000S REC AMP
 TEAC A4000Sテープデッキ そして録音アンプ2号機(自作)

テープ再生は完成しましたが自作の録音アンプの限界を感じ、念願だった通称ツートラサンパチの
TEAC A6100 MkUを思い切って購入しました(ツートラサンパチ:2Track/38cmの意味)。
この頃テープデッキが良くなったので4トラックステレオテープ(AMPEX製輸入品)を秋葉原で購入
してBGM用にも使用しました。

A6100 Mk2 4TRACK STEREO TAPE
TEAC A6100 MkU (38cm2トラック4ヘッド)オープンテープデッキと4トラックミュージックテープ
TEAC A6100 MkUは4トラック再生ヘッド実装で4トラックテープも再生可能。
主に生録やFM放送の生放送の録音用として使用した。

またカセットテープの性能も向上し据え置き型と同性能のカセットデンスケが発売(1973年)され
このカセットデンスケとエレクトリックコンデンサワンポイントマイクを購入し電車の踏み切り通過音、
花火、虫の声など生録に熱中しました。生録ブームの走りでした。生録はエアチェックと違い
とてもHiFiだったことを覚えています。今では、MDレコーダーがカセットデンスケの代用になっています。

MD Recorder
MD Recorder MD-R3 & One-Point Stereo Microphone

現在生録音用に使用しているMD Walkmanとワンポイントマイク昔のカセットデンスケの大きさ、
重さ(5Kg)および性能を比べるとはるかに良くなっています(特にコンパクト軽量が良いです)。
ブームは去りましたが小鳥の声など時々生録音を楽しんでいます。



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