チゴユリの実

Nov.2009.15


チゴユリ

 

トレッキングの帰り舗装道路を嫌っての里山の中の昔の里道。ここは豊悠プラザの駐車場を横切り階段を登りちっちゃな山を越えて帰ろうとしています。

この建物の周辺には今年は無数のタカサゴユリが咲きました。その長いさやの種子がちょうど風に飛ばされようとしています。ユリは同じ場所に長い期間咲かないものだといわれています。ここ数年でバタッと消滅するかもしれません。ならばと、自宅の庭にも咲かしてやろうとその長いさやの中の種子を採集しているとふと足元に黒い実が見えました。その茎は数個ありほとんどが頂部に1つの黒い実をつけています。2つつけているのが1茎ありました。もちろん名前は知りません。実は潅木の隙間から差し込む晩秋の弱い夕日を浴びて黒く光っています。もちろん、寝そべってカメラに収めました。調べるとチゴユリというそうです。その写真からスケッチしたものです。4−5月に掛けて白い花が咲く、と、ありましたので来年はその花を見るつもりです。

この場所15−6年前までは山の谷間に小さな池があり、その池の水を利用した田んぼがあったところです。その場所を利用して社会福祉施設ができた場所ですが自然が残っている場所で気に入っているところの一つです。その池には子どもの頃よく魚を釣りに行ったのですが、つれた記憶はありません。