ナツハゼ(アキハゼ)

Oct.2009.14


ナツハゼ

 

実として盛りを過ぎると、しわくちゃになり目を引くほど美しいものでありません。ただ、野生では珍しく黒い実が鈴なりになります。

子どもの頃の記憶では、野山で美味しいものの1番は「ヤマモモ」で2番がこの「ナツハゼ」の実です。春の新芽を食べるとすっぱくてしかし、コレもいけますが、秋の実は甘酸っぱくなかなか乙な味です。ただし、口の中は真っ黒になりますが・・・。この実を食べるとマッタケを連想します。この実がなるとマッタケが生え、マッタケが生えるとこの実が熟していました。マッタケも絶滅して何故かこの実も見かけなくなりました。

偶然にも、豊悠プラザの裏山にタカサゴユリの種の状況を見に行ったとき見つけ、思い切り食べました。よく、子どもの頃食べて美味しかったものでも大人になって食べてそれほどでもないことがありますが、この実はより味に深みがありました。(誰も見てなかったやろな)