ツリフネソウ(釣船草

Oct.2009.3


ツリフネソウ

田んぼへの用水路に咲いていました。子どもの頃、ちょうど今頃田んぼの湿っているところを掘れば、どじょうの子どもがわんさと出てきたのを思い出します。

この水路は、沢水のため年中涸れることはありません。水が冷たくなってくる季節、この草の下にはどしょうやタニシやめだかなどが隠れており、竹のザルですくって遊んだものです。もちろん収穫物は食べます。

今、どじょうは絶滅しました。タニシも絶滅、めだかも絶滅です。

めだかのような魚はいますが、オイカワやハヤの子どもで本当のめだかではありません。

タニシといえば、川や溝で取ったタニシを針で取り出し(サザエの要領)黒々とザルにいっぱい、もちろんご飯のおかずです。少し苦く、表現できない匂いもして、子どもの頃は決して美味しいものでなく、どちらかといえば、又タニシか、いやでした。

今は、酒の肴に食べたいな。

花は子どもの頃より知っていましたが、水の中に生えているためか、直ぐに枯れ花は柔らかく、この複雑な花弁をつくづくと見て名前を知ったのは今日です。パッと見はどこで花弁と茎がつながっているのか分りません。