2011

カブトムシ

 

 

 

   
2011.6.6

セカンドハウス(左)の横に落ち葉がストックしてあったところに幼虫がいたので、掘り返すと、もう「ようしつ」を作っている。せっかくなので脱走は困る。サードハウスは仮説的なドーム型

2011.7.4

セカンドハウスに約20匹程度脱皮が始まる。昨年は7月9日、今年は5日早い。ここには150匹の幼虫がいたはず。何匹程度生まれるか?

今年は、忙しくカブトムシどころやないけれど、待っている子どもたちもいることだし、えさ用にマッカうりをたくさん植えたが、まだ花が咲いたとこ。昨年の残りのゼリーとバナナと安物の焼酎を買いに走る。

このネットは、ビニールの細い糸を編んでできている風防ネットのため、角や足を巻きつけ、事故死がないよう点検もいるし、ある程度でそろったら、えさ代も高くつくし、子どもたちに早く配布しよう。

2011.7.13

セカンドハウスに約70-80匹程度脱皮が始まる。

食欲はすごい。ゼリーだけなら一晩で150-200gぐらいはペロリ。それでも全員は食べていない。

左下の写真は、バナナ(皮もそのまま)をつぶして焼酎で混ぜる。

バナナ大2本に焼酎コップ半分。焼酎は麦でも芋でも大好物。一晩で跡形もなくなる。器をひっくり返すので重石が乗せてある。

 

右下の写真は、左と同時に撮影したもの。まだ、孵化して間もないのか、脱出しようとがんばっているところ。食事どころでない。これらが食事に加わると、さらに皿を追加しなくては。

 

このハウスは、半分以上孵化していると思われるが、他のハウスは予定の10%ぐらい。冬に日当たりが悪く寒かったか、それとも他の原因か、

もう、やめようやめようと思いながら8年目になる。

さらに今年は、昨年、モリアオガエルのおたまじゃくしを飼っていてほとんど、蛇に食べられたが、生き残ったものががんばったのかいままで一度もなかったことだが、水槽の上に卵を産んでいる。これまた大変、蛇対策から餌から、本当はこんなことやってられないほど忙しいのに・・・

   

2011.7.17

最近、歩いてないので身体がなまる。関電生駒線122号鉄塔の足元に、ヒオウギを一昨年トレッキング中に見つける。昨年その種を採集、今年花壇で芽が出ているか゛、かわいいもので今年は咲かないと思う。その、鉄塔へ今年も咲いているか確認に出かける。

そのとき、クヌギの大木のかろうじて手が届くところで見付けたミヤマクワガタ。今はカブトと同居している。ビックリしてた。カブトムシだらけで。

2011.7.15-19  大脱走

朝、セカンドハウスを見る。なんと、ハウスの周りにカブトムシが止まっている。あっちこっち探して15匹以上捕まえ、ハウスに放り込む。メスがほとんどで、オスは、奇形とも思える超小型。

ネットを点検すると、ちょっけい2cm程度の穴が2箇所開いている。一晩かかって、穴を開けたと思われる。早速修復するが、園芸用の風防用のビニールのネットのため、古くなってくれば、こじ開けられる。

あくる日、別の穴、その次の日別の穴と、大脱走が始まった。大幅に修理したが、夜間見れば半数以下、おかげでゼリーやバナナは、半分ですむが・・・

100匹近くは脱走された。まぁ自然界に戻ったのだから、それを良しとせねば・・・と思うが・・・

 

 

 
2011.10.2 超えられない壁

 

忙しくて、カブトどころでないが今年は9月中旬で全て死滅。幼虫も生まれていると思うし、この時期に餌を如何に食べるかにより、身体の大きさに関係する。飼育するいじょうは、義務感も生じる。とりあえず山へ落ち葉(昨年の落ち葉)採集に行く。

 

台風12号、15号により、林道は倒木だらけ、近年、山仕事など需要もなければする人とてない。チェンソーで開拓しながら進む。

食べつくした落ち葉や朽木

カブトハウスを撤去し、カブトとミミズが食べつくした土をふるいにかけ、野菜の種まきなどに再利用と、ある雑誌に書いてあったので集めると、セカンドハウスも含めて約300Kg近くあった。

それにしてもすごい、1m3ぐらいの落ち葉やクヌギ、コナラの木が全て真っ黒いふかふかした土に変わっている。とりあえず肥料袋で保管。

肝心の、幼虫が例年より小さく、メス50匹×卵10個としても500匹の幼虫がいるはず、はず、はず、・・・それが、2ハウスある・・・

計算通りなら、1000匹の、はず、はず、・・・

1ハウス約100匹(左上の写真↖)

その原因らしき事実が右上の写真、これ、昨年同様、ひょっとしたらと捨ててあった古畳の下を確認すると、計107匹、それも形が整っている。餌はわらの朽ちたもの。

 

@ゲージの中での飼育は、虫にストレスがかかり、卵を産まないのでは?

A近親交配の繰り返しとなり、種族の保存機能が劣化している?

 

やはり、自然界のものは、観察程度の飼育にとどめるべきかも知れない。

 

2004年、ひょんなことから、カブトムシを飼育し、丸7年経過し、何千匹まで増やしてやろうと思ったが1箇所100匹程度の壁は超えられない。

 

とりあえず、落ち葉、枯れたコナラをいれ、幼虫をばら撒き、その上に落ち葉をかぶせ、晩秋にもう一度今年の落ち葉をいれ、全ては来年考えるとする。