門松を作ろう


2011年のお正月リース

あぁ、今年の後半は忙しかった。門松もできず、とりあえず簡単にできるリースを作ってみた。

アオツヅラフジでワッパを作り、その上から真竹を細く割った物を巻きつける。それらにサネカズラ(ビナンカズラ)をさらに巻きつけ、松の葉、待つぽっくり、椿の実、笹、難点、藁、稲の穂などを挿したりくっつけたりして出来上がり。直径40cmぐらい。これに金、銀のミズヒキ、ウラジロ、オレンジなどがあればよかった。出来栄えはよくないが簡単でいい。

昨年は、民主党を応援する価値もあると思っていたが、今はまったく価値も見出せず全くダメな政党であった。と、いってそれに変わるところもないし、まだまだ世界では評価を下げていくであろう。なら、我々国民は何をなすべきだろう。これも、政党と大して変わらず、平和ボケはかわらない。こんな下り坂の状態が数年続き、そのうちに何か国全体が目の覚めるような出来事に遭遇し分岐点を迎えるのであろう。


2010年の門松【写真は左側の分】

 

民主党が政権をとり大きな期待から一転失望に変わる。しかし、何かを期待する気持ちもあるし応援する価値もあると思っている。

野党時代言いたい放題のことを言っていたそれが現実に与党になりトップに立った場合、思うとおりに行かないのは世の習いである。とかくこの世はあちらを立てたらこちらが立たずの世界で、優先順位をどのようにして、それに漏れていく人々をいかに納得させ、救済をするかにある。

しかし、そんなうまい方法もなく切り捨てられる側は泣きを見る事になる。

世の中景気が悪くってもあるべきところにはある。今年もまたピースをしながら正月を過ごすため海外へ出て行く若い夫婦に子ども達。一方NHKでは今学校で起こっていること、それは7人に一人が貧困家庭で給食費の滞納、弁当を持ってこられない子ども達、いったいどこの国の話しと思うがれっきとした日本国でありあなたの傍の学校もそうだという。

努力したから、能力があったから、といえばそれまでだが、ほとんどの人は努力しても報われないものである。

大多数の本来与党の人たちをさておいて、一部極少数派の与党になった人たちが、あたかも自分達が認められたというような顔してかき回すのも又コレおかしなことである。

2010年こそは、みんなが希望を持てる明るい国になってほしいと思うばかりである。


2009年の門松【写真は右側の分】

 

2008年の後半から急速に景気が悪くなった。年金暮らしはことさら経費節減ということで、葉ボタンも1個(右が赤、左は白)です。その他の材料【松・梅・竹・南天・笹・やぶこうじ・ウラジロ】は周辺にあるものばかりで無料です。

ちょっと豪華さが足りず出来映えはいまいちです。

ただ、鉢は杉板で箱を作り、バーナーで焼いて少し雰囲気が出ました。

 

昨年も葉牡丹を購入しましたが、今年こそは忘れずに6月頃蒔こうと思いますが・・・

(左の写真はクリックで拡大縮小)

 


2008年

2006年の正月は、前年末に手の甲骨折、2007年は喪中で3年ぶりの門松です。

昨年は擬装の年でしたが、この葉ボタンまさに擬装でした。

毎年、葉ボタンは白菜と一緒に播くのですがどうも発芽が悪くうまく育ちません。今年は6月頃播いてみようと思っています。したがって、今回は、ホームセンターで年末に購入しました。たかが葉ボタン安いものをと思って1鉢に5つ植えられたものを買いました。

帰って小分けするときに、これ擬装ではないですか。

の底には生々しい葉ボタンの葉や軸の残滓が詰めてあり、5本の葉ボタンにはほとんど根はついてない。いくら割安といっても鉢に植わっている以上ちゃんと根はついていると誰でも思う。おそらく店に出る前日に畑の売りに出せないようなものを集めて鉢のそこには上げ底に伸びすぎた茎や葉のくずを詰めて上から土で押さえただけで出荷したのだろう。浅はかな生産者というか、そんなものを買うのが馬鹿か。2週間ほど持てばよいので別にむきになることもないか

擬装はまだまだ続くいやな世の中だ。

「なにから何まで真暗闇よ、筋の通らぬことばかり・・・」えらい古い話だけど、鶴田浩二の歌を思い出した。確か「傷だらけの人生」という曲名だったと思う。

(写真はクリックで拡大縮小)

 

 

門松の云われ、なぜ門松なのかは別のWEBで調べてください。ここでは、ここ数年周辺であるものを使い自我流で作っています。以下は04、05年に作成した写真です。H=1.5m.程度の 大きさで、あばら屋に比べてなかなか豪華なものです。

門松では竹と松が主役です。竹は竹やぶにいくらでもありますが、30数年前になるでしょうか、理由は定かでありませんが、門松に生きた松を使うなというお上の達しがあり、紙に松の絵がかかれたものが配られ 玄関に貼った時期があったと記憶しています。今や松は環境変化で野鳥も少なく松くい虫にやられ、周辺に住宅が迫ってきて薬剤散布もできず(人でも、その価値も無い のが本音)、台風で荒れ放題、マッタケもでず材木としても安価な加工しやすい輸入品に押されマイナーな木です。子供のころに松脂を取るため幹に傷がつけられていた記憶もあります が

杉、檜は植林しますが松は伐採して以降数年下草を刈ってやると松ぽっくりから芽が出て無数に増えていきます。門松に使用するのは5−6年生の先っぽがよいのですが、最近では里山は荒れ放題 なかなか見つからないし、又あっても立派なものほど芯を止めることになるので勇気が要ります(言い訳として周囲の下草をちょっと刈ってやります)。

写真 をクリックすると拡大/縮小します

1.材料集め

○孟宗だけ(竹やぶ)

○松(山から赤松の枝)

○南天(竹やぶから)

○梅ノ枝(剪定したもの)

○葉牡丹(8月ころ種をまいて育てる)

○藪柑子 (やぶこうじ-竹やぶの中で探す)

○苔(田んぼの石垣より)

○小笹(熊笹がほしいが近辺に無い のでしのべ竹の笹)

○植木鉢2個(30cm角程度のプラの安物-去年のもの)

2作り方

 

 

 
@竹を適当な長さに切って束ねる(全工程でこれが一番技術的に難関)

・竹を斜め60度程度に竹引き鋸でカット(1組3本)

・fig-1のように3本向きを合わせてそろえる。竹はつるつるで硬く節がありあっち向いたり、こっち向いたりするので、イメージができたら先ず2本をそろえドリルで貫通穴をあけ、竹串を作りハンマーで叩き込む。次にその2本に残りの一本をそろえ同様に貫通穴を開け(貫通しな くても可)竹串を打ち込む2−3箇所ほどで完全に固定される。

 

 

 

A3本に固定したら竹の底辺を望みの長さでカットする。そして、植木鉢の後方に立て半分程土を入れる。竹がぐらつかないようにしっかりとつきかためる。次に葉牡丹(大型のものは赤白1組、小型のものは適宜増やす)を植え付け土を追加する。竹には針金又は紐(植木を縛る紐がよい)を2箇所程度巻きつけておく。この作業は、門松設置場所で行う(セット後では重くて移動困難)。

盛り土の上に薮柑子を植え付け土をコケで隠しておく。

 
B一番よい格好をした松を竹の後ろにセットし針金で縛る。以降、梅の枝、南天、残りの松をAで巻きつけた針金に押し込んでいく。南天、薮柑子の赤い実をよく見えるように。最後に、笹をバランスよく差し込んで出来上がり。Bは技術よりセンスの問題。

竹を割って周りを囲むなどして安物の植木鉢を隠す。今年は、藁を巻く予定。

残った材料で高さ30cm程度のミニチュア版も造る予定。

材料集め半日、製作1日予定。完成品は1月1日に写真掲示します。

 

 

この項終わり