音楽的基礎体力とは?

 

メロディー、リズム、ハーモニーが心地よく感じるのは音楽を聴いて味わう能力が備わったからと
言えるでしょう。音楽を聴いて味わう、この段階を通らずに読譜を強要するのは、言葉も満足にし
ゃべれない子供に文字や文法を教えるようなものではないでしょうか 。

 

1. 音楽を聴く習慣、聴く集中力、聴く忍耐力には楽しんでいる状態が持続しなければなりません。

2. 次に楽しむことといえば、歌うことでしょう。子供の単純な歌を楽しく歌わせる、
  次にその歌を
ドレミで歌わせると音がより明確になります。
  楽しんでいれば音楽的基礎体力が身についていること
といえるでしょう。

3. ここまでくれば、「ネコふんじゃった状態」まで到達したことになります。
  要するに「ネコふんじゃった状態」とは耳感性だけで、さぐり弾きが出来ることを指します。

  即ち「弾く」ことが出来たことになり、ソルフェージュが完結したことになります。

4. ここまでのプロセスを経て、初めて読譜が可能な状態になります。

 

注※ 皆様よくご存知の“ネコふんじゃった”はピアノを習ってない子供でも楽しそうに弾いてます。

その状態を名付けて、ネコふんじゃった状態といいます。


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小湊 功一

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