レスナーのための研究課題


音楽性豊かな演奏とは

音楽性を読み取ることと、譜面を読むということはどう言うことなのか?
(譜面通りの絶対に間違わない演奏、少々のミスタッチはあってもハートのある演奏とは?)


完璧な教材は有りうるのだろうか?

教材として優れ、系統立ったものさえ使っていれば良いのだろうか?例え、不完全きわまりないものでも、使い方次第では生かせるのでは?


モーツァルトやベートーヴェン時代のテキストは?

当時は音大が有った訳では無く、現在のように教材があふれていた訳では無く、教材そのものが無に近かったので、その都度個性に合わせた手作りの教材が使われていたことは確かなことです。


教材をどう料理するか?

教材に人間を合わせれば、その教材においての進歩は早いのですが、これではちょっとしたブランクで、後戻りしてしまいます。教材を人間の個性に合わせた使い方をすれば、確実に実力がつきます。ちょっとしたブランクぐらいではもとには戻りません。


インヴェンションでつまずかないためには?

ポリフォニーとは、やまびこ(ものまね)、おいかけっこ、さかだちあそびである。
(導入期からポリフォニーを取り入れる方法)


個性あるフレージングを?

子供の素直なフレージングを尊重する。(小節線でフレーズを切っていませんか?)
(昔習ったフレージングを生徒に押し付けていないだろうか?)


難易度の定義とは?

過去に蓄積されたものに対しては易しいが、蓄積されて無いものは難しい。であるから、人それぞれ難易度が違う。


マンネリズムから脱出したい!

今までの常識では考えられなかった教材、カリキュラムの発想、一人一人オーダーメイド感覚で教える。


やる気をおこさせるには!

子供は知っている曲ならば、やる気を出します。知らない曲をやらせるには?


ピアノを習えば情操が育つのだろうか?

テクニック中心のカリキュラムで良いのだろうか?ピアノ以前に、夕日を見て感動し、雑草の可憐な花を見て感動する心が大切です。


個性を育てるには?

日本ではブーニンのような強力な個性が育たないのは何故だろうか?無意識のうちに子供の個性<才能>の芽をつんでいないだろうか?教え過ぎていないだろうか?子供は子供なりに、自分で判断させることが大切である。(例えば、指使いを自分で考えさせる?)如何に、演奏技術が優れていても、歌や踊りを感じさせなかったら音楽以前になってしまいます。


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小湊 功一

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