春を呼ぶ白魚漁

  毎年2月下旬からから3月中旬にかけ、約2ヶ月間、亀川をはじめとする本渡市周辺の川では、白魚(シロウオ)漁が行われる。

  漁は、満潮時刻を挟んだ前後2時間で行われる。獲れた白魚は、生きたまま「踊り食い」できる高級料理として全国各地へ出荷されるようだが、本渡市内では早春のこの時期、まれにスーパーの店頭にもこれを見出すことができる。本渡市民となった私も、かつては、恩恵にあずかり晩酌の肴として気軽にこの高級料理を味わったものである。

  ただ、最近、これが店頭にのぼる事がさっぱりなくなった。全てを高く売れる天草島外へ出荷する様になたのだろうか…。理由は良く分からない。

  はっきりしているのは、「大変寂しい」と言う事だ。ああ、以前のように、白魚を肴にビールを飲みたい。
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