AV 〜Poorオーディオ&ヴィジュアルの紹介〜

 間違ってはいけませんよ、あくまでプアであってピュアではありませんよ?(涙)

改造とか

今更SC-88ProにS/PDIFを付けよう その1【不完全編】

 あらゆる音楽再生機器の類をデジタル出力で統一していると、SC-88Proもデジタル出力してお気に入りのDACで鳴らしたくなる物です。なので今更デジタル出力出来るか実験を行いました。
 ちなみに過去の偉人達は、既に東芝のTC9231やTC9271、ソニーのCXD1211Pなどを使って簡単に実現されていますが、自分は以下のこだわりを持ってデジタル出力を行う事にしました。

・今買える部品を使う
TC9231もTC9271もCXD1211Pも、とうの昔にディスコンなのでその辺のパーツ屋さんでは(まともな製品は)買えません。
入手に苦労するパーツを使って改造しても、それをいちいちネットで記事を晒す価値はありません。つまり、現時点(2015年)でメーカーが出荷状態であり、最悪でもDigi-Keyあたりで新品を普通の値段で買えることを最低条件にしました。
・24bitで出力する
先人達は18bitで出力されている信号を16bitに変換していますが、今のご時世はハイレゾ対応のDACが当たり前であって、我が家のDACも当然のように24bitを使えます。なのでデジタル出力化なんて面倒な改造をするくせに、わざわざ情報を2bitもそぎ落とすなど馬鹿馬鹿しいことこの上ありません。むしろソースが18bitで出しているなら、きっちり18bit分をDACにぶち込んでやるのが人としての最低限の努めなのであります!!(落ち着け)
 なのでDAIを24bitモードにして、そこに18bitの信号を入れ込む事にしました。
・簡単に
出来る人は全てワンチップのマイコンでSPDIFに変換したり、変な仕掛けを使ってbitの変換を行わずにDAIをマイコンで操作して直接18bitで受ける様なことが出来るのでしょうが、ここで4線式のマイコンの制御まで研究(学習)するのはかなりメンドクサいし手段と目的がひっくり返りそうなのでやりません。
 ということで、DAIはハードウェアモードが使えて、電源を入れるだけで動く物を選択しました。

 今更感満載であり、かつ3線オーディオシリアルに詳しい方にとっては間違いだらけのアホらしい記事になりますので、玄人の方は適当にスルーして下さい。管理人は突っ込まれてもよく分かりません。鳴れば良いといった程度の心構えで改造しています。

【追記】
 そしてよくよく調べてみると、本当に「鳴ってるだけ」という状態でした。管理人の阿呆な勘違いに興味が無い方は、さっさとその2に移って下さいね。

DAIの選択

DIT4192_Eの実験風景

ブレッドボードで実験

 ところでSC-88Proは、特段ヒネりも無い3線オーディオシリアル信号が出ています(8.192MHz(256fs)のビットクロック、サンプリング周波数と同期したL/Rセレクト、右詰めデータ)。サンプリング周波数は32KHzで、変わった部分といえばBit深度が18bitって所くらいな物です。なので過去の偉人は後ろ2bit分削って(一部、1bitだけ削るモード付きで)16bitに変換したうえで、DAIに送る回路をネットに上げていらっしゃいます。
 しかし、それら記事が書かれた頃はまだSC-88Proが現役(に近い)時代のもので、今ではTC9231などはクソ古いCDデッキやUSB音源をぶっ壊さない限り出てきません。また、その辺のDAIは中国のAliExpressあたりで買えることは買えますが、なんせ色々怪しいし新品なのか基板からのはぎ取り中古なのか、本物か偽物かも分かったモンじゃありません。それに届くのに1ヶ月くらい掛かったりして、思い立ったが吉日!とばかりに工作も出来ません。
 なので今回、入手が簡単で実験もしやすそうなデジットのDIT4192_Eを使って、Texas InstrumentsのDIT4192がSC-88ProのSPDIF出力に使えるか試してみました。

方法論

 DIT4192のモードは以下の通りにします。(書いてない物はどちらでも)
 キットならばジャンパピンで設定、基板に実装するならデータシートを見て適当に配線してください。

★DIT9124のセッティング
動作モードハードウェアモード
マスター/スレーブスレーブ
システムクロック周波数256fs
入力フォーマット24bit右寄せ
モノラル/ステレオステレオ
BLS設定出力
CSS設定ジャンパ設定
コピー保護(自分はプロフェッショナルモード)
Vフラグ正常データ
AUDIOデータ種PCMデータ
エンファシスプリエンファシス無し

 そして上記設定のDIT4192にデータを喰わすために、SC-88ProのLRCKを6bit分、シフトレジスタ(74HC164)を使って後ろにずらします。
 24bit分の器に18bitを入れる場合、頭に0詰めをすると補数表現がおかしくなるため、おしりに方に0を詰めなければなりません。(下図参照)
LRCKをずらす原理
 ここで実際の波形を確認しておきます。

LRCKとBCK

LRCKとBCKの様子

LRCKとDATA

LRCKとDATAの様子

 ところで家のオシロは2chなので3線シリアルを全部見ることが出来ず、加えて本人が不慣れな事もあり、DIT9142のデータシートを見て理論的にどんな波形を喰わせれば良いのか確証を得る事が出来ませんでした。結局ブレッドボードで適当に実験して、DACから正しい音が出るのを確認する事で回路の確定を行うことにしました。今回ほどオシロにMSOオプション(別売りの8chロジアナ)が欲しいと思った事はありませんでしたよ。今度4線のシリアルでも研究するときは、気張ってMSOオプションを買おうと心に決めました。しかし中華オシロ本体よりも高いオプションって何なんだろう……?(ちなみにMSOオプションは後に買いました)

 まず、ブレッドボードでLRCKをBCKを基準にして6bitほど遅延させる回路を組み、DACから音が出たところで波形を確認してみました。

LRCKの波形

LRCKを遅延させた時の波形を確認

実行

 とりあえず動くことは確認出来たので、方法論でクドクド書いたことを回路図にすると、以下の感じになります。ちなみに74HC04をかましてあるのは、波形整形とDATAの反転の為です。(DATAを反転させないと音が出なかった気がする。DIT9142はSLCKが↑の時にDATAを見る様なので、たぶんSC-88Proと反対なのでしょう)
回路図
 そして早速基板に組んでみたのが以下のものです。

変換基板

作った変換基板

SC-88Proに組み込み中

SC-88Proに突っ込んだ様子

結論

 念願叶って「現行部品でSC-88Proのデジタルアウト化」を実現出来たわけですが、管理人はアナログよりもデジタルの方が既設のオーディオに接続しやすいといった理由があったわけで、先人達の大して音は変わらないと言った報告もあり、高音質化についてはおまけ程度で考えておりました。
 そしてSC-88Proに変換基板を埋め込んだ後、改めてアナログ出力とDAC経由の音を聞き比べてみましたが、FMラジオとCD音源の違いくらいはありますかねー……
 つまり、全然違う、と。
 先人達のご報告では、所詮元が32kHzなので大していい音が出ないとか書かれてありましたが、家では全く別物と言って良いほど音が違います(もちろんHD-DAC1のポテンシャルで相当持ち上げられているのでしょうけど)。低音はドコドコズンズン響き、高音はクリアに伸びて抜けが良く、楽器の音の聞き分けもしやすい感じです。
 しかしここまで音が違うと、楽器としてはどうなんでしょうかね? 場合によってはバランスが崩れて、作曲者の意図と離れてしまっているのかも知れません。とは言いつつ、こんな20年前の機械はそれなりに劣化も進んでいるのだろうし、発売当初の音からだいぶ悪くなっているかも知れません。

 ところで今のご時世、良い音でSC-88Proの音を聞きたければ、たぶんiOSで動くのを鳴らすのがスマートなやり方って奴なのでしょうねー……。再現性もそれなりに良いみたいですし、リバーブとかiOSの方が高品質らしいし。
 デジタル化の改造なんて、ヘタに物理音源を持っていて、しかもハンダの臭いが心地よいカホリ……などと抜かすハンダ中毒の年寄り熟年ユーザーの嗜みなのかも知れません。

今更SC-88ProにS/PDIFを付けよう その2【たぶん完全編】

見苦しい言い訳と現状の把握

 その後、管理人が出来る事ならやりたかったマイコンでシリアルデータを直接SPDIFに変換する記事を上げられていたpeu605様より、「SC-88ProのDATA1はLRCLKの状態遷移後に0になっていないだろ」と鋭い突っ込みを頂き、早速SC-88Proをバラして信号を確認してみました。
 結局peu605様が仰るとおり、管理人の予想無知故の勘違いで、SC-88ProのDATA1は以下の挙動になります。

 なんのこっちゃかよく分かりませんので、図示すると以下になります。
SC-88Proのシリアルデータの波形
 つまりこの波形のまま、以前のようにLRCLKをBCK6bit分ずらしただけだと、LSB=0ならDACから出る電圧は想定通りですが、LSB=1なら以降のビットに全部1が立ってしまい、DATAの表すデータ(数値)に18bit換算でほぼ1をプラスした値になってしまいます。これだと実質的な解像度が17bitになってしまい、ヘタをするとSC-88Proの内蔵アナログ出力よりも音が悪くなってしまいます。
 これもまた意味がさっぱり分かりませんので、適当な表をこさえてみました。

★解像度が実質17bit分になってしまうわけ
18bit時LRCLKをずらした適当24bit時18bitの10進化適当24bit時の10進化適当24bitの18bit換算(64で割る)
000000000000000000000000000000000000000000000
00000000000000000100000000000000000111111111271.984375 ≒ 2
00000000000000001000000000000000001000000021282
00000000000000001100000000000000001111111132553.984375 ≒ 4
00000000000000010000000000000000010000000042564
00000000000000010100000000000000010111111153835.984375 ≒ 6
00000000000000011000000000000000011000000063846
00000000000000011100000000000000011111111175117.984375 ≒ 8
00000000000000100000000000000000100000000085128

方法論

 LRCLKをシフトレジスタで6bitずらす方法は、基本的には間違っていないはず。要は、生のLRCLKの状態遷移後6bit分のDATA1を強制的に0にしてしまえば良いわけです。
DATA1の24bit化の原理
実現方法としては、もっと良い方法があるのかも知れませんが、LRCLKと6bitずらしたLRCLKのExNORを取り、それとDATA1のANDを取ることとしました。

実行

 ブレッドボードで回路を組んで実験してみた結果、音はちゃんと出ましたし、しかも以前の回路よりもより音一つ一つの粒度がくっきり聞こえるようになった気がします。あくまで気分ですが。また、以前の回路ではDATA1を適当に波形整形するためにインバーターに通していましたが、一回しか通していないので外部DACから出てくる音はSC-88Proの内蔵DACと完全にひっくり返っているという凡ミス。今回は真面目にDIT4192やSC-88Proに入っているDACのBB PCM69のスペックシートを確認した上で検証しましたので、それなりにちゃんとしたデータを再生出来ているかと思われます。
 そして回路図(?)は以下の通りです。
回路図2
 またこの回路での波形をしっかりオシロで確認しましたので、その結果を以下に示します。

各波形

各波形の確認

DAC出力波形の比較

DAC出力波形の比較

 そしてSC-88Proに内蔵するために基板を作り、実際に組み込んだのが以下の図です。

新しく作った基板

新しく作った基板

基板の組み込み

SC-88Proへの基板の組み込み

 ちなみにSC-88ProはバックパネルにTOSLINKを付ける場所がなかなかありませんが、何とか内蔵する事が出来たのでそのご紹介。たぶんどこか後1mmちがっていたら付けられませんでした。

TOSLINKを内蔵した

TOSLINKを内蔵した

ビデオ関連の修理

SB-V3000とNV-FS900

AVセレクタとビデオ

機器の背面

とその裏面

 上の写真はAVセレクタ(SONY SB-V3000)と昔のビデオ(Panasonic NV-FS900)です。
 どっちもバブリー期に名を馳せた名機。とは言いつつ入手したのはワリと最近で、使うと言うより整備にその使命を全うしているある意味可哀想な連中。特にビデオなど、修理時間よりも稼働時間が少ない何か間違ってる存在です(壊れてるんじゃなくて使わないだけ。そもそも利用用途も無くなってきたし…)
 しかしこんなモン、捜せばそこいらに同型機が結構転がっているとは思いますが、実はその中身に若干の秘密(極めて大げさ)が隠されているのです。

SB-V3000

 故障品という形で我が家にやってきました。どうせハンダクラックでおかしくなっているのは予想済みなので、気合いと根性で全箇所の再ハンダを行い、ついでに電源部の枯れていた電解コンデンサをさっさとMUSEに交換。
 そして色々我慢しきれず、中のオペアンプを全部OPA2604AUに取っ替えて極めて悦に入りました。音質なんてちっとも良くなった気がしません。とにかく意味のない改造かと。

NV-FS900

 これも故障品として我が家にやってきました。このビデオでの有名なあの部分(HIC)を交換し、ブレーキやキャプスタンローラ、そしてスイッチング電源等消耗部も全て新品に交換。あと電源ランプを青色LEDに交換。意味のない改造かと。
 あ、写真にはさりげにビデオスタビライザーが写っていますが、別にダビングのみが用途ではありませんので周知徹底を(笑)

テープデッキの修理

AIWA EXCELIA XK-009

テープデッキ

コンデンサ交換後の基板

とその中身

 21世紀になってテープデッキ(AIWA EXCELIA XK-009)を買ってみました。
 どーしょもなく音の悪いテープをPCで取り込んで、波形編集でもかまして何とかしようと思っていたある日、我が家には音質がまともなテープデッキが1台も無い事に気がつきました。
 その辺のラジカセだとあまりにも音が悪いし、それにPCで音質を整えた後にまたしっかりテープに書き出さなければならないので、ヤフオクで適当なデッキを漁りこの機種を買いました。
 もちろん趣味と実益を兼ねてコンデンサを取っ替えて(ニチコンのFineGoldを中心に)、悪い癖でオペアンプも取っ替えて(再生アンプはMUSES8820とOPA627AU、LINE INのバッファとHX PROあたりはOPA2604AP、録音用イコライザー辺りにはOPA627BPとか)、ついでに後ろのRCAジャックをがっちりしたヤツに取り替えました。費用対効果を考えると、実に意味のない改造かと。
 ついでに高速化事業部さんでご紹介されている様にdbx基板を取っ払って直結を嗜み、不用意に高音質化しました。ちなみにあくまで改造作業が大切であって、音質がどれだけ良くなったのかなんて一切関係ありませんよ?
 そして今更このデッキの性能を見極めたく、ハイエンドなメタルテープをイロイロ買い漁り、未来への不良債権を積み重ねてみたり。

交換したヘッドフォンアンプ

交換したHP AMPキット HPA_6120+UNBAL_134

 さてこれだけではあまりにもアレなので、XK-009をいじるにあたって調べた調整方法なぞをほんの少しだけご紹介。

テープ速度の調整
きしめんみたいなゴムベルトを回しているモーター(右写真の白とオレンジのケーブルが出ているもの)の裏面に穴が開いていて、中に半固定抵抗が入っています。こいつをいじって正しい速度になるようにします。メーカー製のテープを再生させて、ここだ!と思うポイントでもワリと正確に合わせられます。人間、だいたいこの方法で誤差3%とか。気合い入れたければオシロ(パソコン+フリーの波形解析ソフトでも十分)と市販のテストテープで合わせましょう。
ちなみに管理人はWaveSpectra(C)efuさまを愛用させていただいております。
リールの巻き取り用モーター(プレイモーター)の調整
電源基板の真ん中にあるSFR101という半固定抵抗をいじって、テープの真ん中くらいを再生中にモーターの電極が3.1Vになるようにします。
アジマスの調整
ヘッドブロックの左側のネジ(プラスネジ)をグリグリいじって合わせます。テストテープが無いときは、ドルビーを切ってメーカー製のテープを聞きつつ一番音がシャリシャリ言うところに合わせてみます。この程度でもワリと合うもんですよ。
テープパスの調整
パソコン等で10kHzの正弦波を再生させて、自己録再の音をオシロで観測。そこで左側のキャプスタンを止めているナットを回してリサージュ図形が/になるようにします。ただしリサージュ図形が一回転するとテープパスが悲惨なくらいに狂って、ちょっとエッジの弱った古いテープを入れるとグシャグシャにしてくれるので最重要注意(管理人は3本ほどビンテージなテープを昇天させた)

 あとはよっぽどのことがない限り不要かと……。(専用のテストテープが無いと出来ないし、まともなミリバルや信号発生器が必要。しっかり調整したければ、外国のサイトでサービスマニュアルを拾ってきてご参考下さい)
 ちなみにオシロが無いから調整出来ないとお嘆きの諸兄に一言。テープみたいなアナログ音響機器をいじるくらいなら、パソコンオシロで十分です。単にマザーボードに付いてるAUX入力の信号をフーリエ変換するだけのソフトとかいっぱいフリーでありますし、モノによってはちゃんとリサージュ図形を描いてくれるのもあります。
 CDのピックアップのアイパターンを見るとかには使えませんが、テープスピードやアジマス調整くらいなら全く問題ありません。

 最後にお約束ですが、上述の調整法はあくまで管理人が自分で調べたりいじったりした結果なので、アナタがそれをやって大切なXK-009を壊したりテープをワカメにしたり電波を受信してPTSDになったからといって、管理人は一切知りませんし責任も取りません。

CPUコレクション(違)

オペアンプの写真

オペアンプの不良在庫

 オペアンプの交換が出来そうなデバイスに色々なオペアンプをねじ込んで、終いにはOPA627BPなんて禁断の道に足とハンダごてを突っ込んでしまった哀れな管理人の、これ見よがしにヤヴァイ在庫を一つ(どころじゃないけど)。
 最近の加齢で腐った管理人の耳で表現するところの各オペアンプの味付けは、以下の通り。

ブ ツ
4558極めてフツー
NE5532AP綺麗だけどフツー
2068DD元気がいい
2114DDか細いけど綺麗
OPA2604AP金管楽器のような煌めき
OPA627BP圧倒的な解像度とパワー感。あり得ないって

 ちなみに正確なご確認はアナタの正しい耳で行ってくださいね?

コンデンサの取っ替えは基本です!

SE-80PCIとOS-CONのコラボ

コンデンサ交換後のSE-80PCI

改造SE-80PCI

 コンデンサ交換病な管理者の手癖の悪さを象徴する写真を一枚。
 ちまたではサウンドボードではなくオーディオボードの類だとまで言われている逸品でありますが、カップリング以外で耐圧が低いところをOS-CONに取っ替えてみました。
 しかし世の中うまくいかないもので、OS-CONやらMUSE KZはふつーのケミコンに比べでデカい! という事で、横に倒したり斜めにしたり脚を長く這わせたりとやりたい放題に。せっかく美しい配置でオンキヨーの人が設計したのにこんなにしちゃって……
 OS-CONは高周波特性がよいっていうのが一番のウリだったと思いますが、このカード、よく見ればケミコンと並列でフィルムコンデンサ付けてるんじゃん。意味のない改造かと。

INTEC205とOS-CONのコラボ

CDプレイヤーの中身

C-705TX OS-CONの調べ

グライコの中身

EQ-205 OS-CONとのコンチェルト

 OS-CONとかMUSEとか何も考えずに交換するのが好きな管理者の不良債権の証拠を少々。
 電源部には今は無き緑MUSE、その他はOS-CONをあしらってみました。これでどれだけ音が良くなったかと言えば、気分的に最高です。実際に音がどうなったか何て、関係ありません。

ガラクタ紹介

 以下の記事は、管理人が自室で構築している音響機器の歴史(?)を纏めた物です。特に5.1ch環境を作る事にお金や時間などの無駄なリソースを費やしていますが、現実はうるさいだけで立体音響のメリットは全くありません…。

つぎはぎ5.1ch

 ある日部屋の模様替えをしたら、椅子の真後ろに昔使ってたINTEC 185を設置することになりました。この状態は、もう5.1chでもするしかないと神のご神託を受け(激しい妄想)、早速実行してみました。
 ちなみに最初はマザー(P4B533)に張り付いていたサラウンド出力をそのまま引っ張ってアンプに突っ込んでみましたが、雑音が多いし何かハートに響くモノは無いしと、とにかくダメダメでした。
 なので、SE-80PCIにOS-CONまで貼り付けた前科者はSE-150PCIでも買うしかないだろという事でさくっと実行。やっぱ音が違いますね、ホントに。
 音のチェックには押井監督の『イノセンス』を使ってみました。マザーの音源では、バトーさんがおヤクザ屋さんの事務所にカチコミしたときのでっけぇ機関銃の音が「フトトトトト」って聞こえてましたが、SE-150PCIでは「パパパパパッ!」って感じで音に張りと艶が出ました。全然音の良さが違います。
 やっぱスピーカーの性能に合わせた音源は絶対に必要ですなー……。

フロント+サブウーファ センター
イコライザー サラウンド

フロント+サブウーファ

 フロントはONKYO INTEC 205(A-909X+D-102EXG)で、サブウーファはYST-M555D。
 写真じゃよく見えませんが、T966の両端にスピーカーを置いていて、DVDやら見るときはS190を引っ込めます。こういうときにアームは便利ですなぁ……フフ。

センター(+イコライザー)

 サウンドカードのサラウンド出力を使用する都合上、アンプ内蔵のスピーカーでなければダメなので(AVアンプなんて買えんし、これ以上それ余計なスピーカーなど置けんので)、お店で適当にPC用スピーカーを物色して写真のコレ(Leθ)を購入。
 しかしフロントとバックサラウンドは腐っても(ぉぃ)普通のオーディオ用なので、音の雰囲気というかポテンシャルが全然違います。Leθは十分音は良いけど、やはりハコ(筐体)自体の共鳴音が耳に付くというか、周りのスピーカーに比べてやたらとプラスティックな音が浮いていて不自然でした。
 なのでヤフオクで適当なイコライザーを購入。少しはこれで音もなじませられるだろうかと。デジタルでピコピコするのも良いけど、アナログのイコライザーもフェーダーが直感的に操作出来て、使いやすくてイイですなぁ。
 ……とかいっても、音出ないし(号泣)。とりあえずあっちこっちオシロで波形を見てたら、オペアンプの”出力”がDC13Vだし……(汗)
 Leθ、よく壊れなかったなぁ……。このイコライザはカップリングコンデンサなんか入ってないから、DC13Vが直接出力端子に出てるんだもん。
 色々調べてたら、オペアンプの帰還回路のコンデンサが死んでる(テスタで容量見ても抜けてないし、直流抵抗は∞なのに電気は難しい……)のと、オペアンプも一緒に死んでるようなので交換。
 ……とは言っても管理人はCPUコレクターだけどこの頃はオペアンプなんて集めて無かったので(役立たず)、数日前友人に押しつけ……もとい、頂いたボロいオンキヨーのサウンドボードからオペアンプを引っぺがして移植しました。
 しかし最近のオンキヨーのサウンドボードはDIPのオペアンプ貼り付けてるけど、そのボロいのはSOPだし……。仕方ないので無理矢理貼り付けたけど、適当にジャンパ用のテフロンケーブルで付けたから音質もへったくれもねーな……(涙)
 新しいオペアンプ買って、音響用のコンデンサとか買うとしたら、部品代は約3500円。2800円で買ったイコライザには一体どうなんだろうなぁ……(泣)
 ちなみに後でしっかりオペアンプと音響用コンデンサに張り替えましたが、何か素晴らしいくらい音が良くなりましたよ? もう使ってないのに。
 しかし……画面の端に映ってる美琴さん@はにはにの人形が廃endだ……

サラウンド

 上の写真で、ソニーのちっこいワイドテレビの両端においてあるのが、座席の後ろに位置するINTEC 185。ちなみにこのコンポの前のオーナーはたか君なので、不用意にエージングが済んでてなんだか凄まじい音を出します。きっとシンセでご無体な音をたらふく出させられたんでしょうなぁ……
 なので後ろからは凄まじく迫力のあるサラウンドが……。音を大きくしすぎると、びっくりして後ろを振り返ったり……。(ダメすぎ)

なんとか5.1ch

 前の環境では如何せん毎度スピーカーの音量合わせるのがめんどくさいし(連動してないアンプでフロント、センター、サラウンドを駆っていたから)、それにLeθの音がやはりプラスティックな音でしか鳴ってくれないので、まともなAVアンプのカタログをず〜〜っと眺めていました。
 それである日ついついヤフオクで適当に入札していたら、写真のTX-SA703が市価よりも1万円安く落札できてしまいました。これはマトモな5.1chをヤレとの神の啓示であると勝手に解釈し、センタースピーカーとサラウンドスピーカー用の足を追加で購入、力一杯散財しました。

新しく買ったAVアンプ 新しく買ったセンタースピーカー
スタンドを付けたサラウンドスピーカー

センター

 ディスプレイの上にちょうど乗っかるという安直な理由で、ONKYOのD-407C(D)を買いました。さて、次は液晶ディスプレイ買うとかほざいてるくせに、どうするつもりでしょう?(なんか他人事)
 前回の反省&リサーチによって、とりあえずしっかりとした低音が出るのが良いなーなどと適当なことを考え、可能な限りユニットの容量がでかくてスピーカーの直径が大きい製品を物色。こいつに白羽の矢が当たりました。
 さて、これ以上でかいのになるとさすがにどうかと思うって位でかいし、それに値段もヘタレなAVアンプよりも高いってどー言うこと? って感じなので、まぁこの製品しか選択肢は無かったんですけどね。
 ちなみに音の程は、Gooooood!!!!! ……もとの比較対象がちょっとアレというのもあるけれど、割と低音も出てくれるし、周りのスピーカーともしっくり来るのでいいですなぁ。

サラウンド

 ONKYOのWebを見ていると、どうやらサラウンドスピーカーは高いところにあるのがイイらしい……ということで、スピーカースタンドを買いました。今更ながら何言ってるんでしょうなぁ?
 スピーカーは前と同じINTEC 185に付いてたD-052Aというヤツ。なりは小さいけど、一応コンポ用のスピーカーなのでスタンドは取り付けられません(底面にねじ穴がない)。なので鬼目ナットを買って適当にねじ穴を作りました。スピーカーに穴開けるなんざ何考えてるんだか意味不明ですが、まぁプアオーディオとは所詮そんなモンなのです。

 で、ちゃんと一台のAVアンプで各スピーカーの設定(音量とイコライザ)を整えたら、なかなかイイ感じな5.1chになりました。やっぱりつぎはぎは良くないですなぁ……(当たり前だ)
 なお、フロントとウーファーは以前の環境のまま。十分すぎるほどバキバキ鳴ってます。

セレクター

スピーカーセレクター

セレクター

スピーカーセレクターの内部

とその中身

 AVアンプ(TX-SA703)とINTEC205(A-909X)を共用するために使っていたステキなスピーカーセレクター(Audiodesign ASPS-3S)です。中身のぶっといOFCケーブルと金メッキなロータリースイッチに萌え萌え。
 初め、セレクターはパーツを買って自作でもしようと思っていましたが、良さ気なパーツの値段を調べていると、普通に完成品を買った方が安上がりという結論に。たぶん、自分で作るよりも格好いいし。
 とある友人は「これだけの中身でそんな値段かよ?」とか言ってましたが、世の中この無骨さが一番なのですよ。シンプルイズベスト。セレクターのスイッチはゴチャゴチャせずに、美しく歪まず粛々と電気(音声信号)を流してくれればよいのです。

第二次大改造

 さて、前章の如く一度は結晶化した我が家のオーディオ環境でありましたが、いろいろあってINTREC205一式が友人宅へ嫁いでいってしまいました。
 管理人は会社帰りに時々有楽町のビックカメラに行きますが、そこのオーディオコーナーに行くとクソ高いスピーカーが壁一面に飾ってあって、なにやら良さ気な音を奏でております。
 音に存在感があると言いましょうか、スピーカーから鳴っているのではなく、そこに音を出す何かがちゃんと存在しているかのような圧倒的な存在感を、そのスピーカー達は表現しているのです。自分家に置いてある、INTEC205では何をやっても到達できない一線であると、常々思っておりました。
 そんな折にINTEC205は友人宅に行ってしまい、この事態は「やっちまえ!」という神の啓示であると一方的に決めつけた管理人は、愚かにも以下の散財を敢行したわけです。

アンプとか CDプレイヤー内部
フロントスピーカー サブウーファ

アンプ

 ONKYOのA-1VLです。初めはグライコが欲しいのでA-977でも買おうかと思っていたのですが、Webの評判を見る限りA-1VLの方が圧倒的に音が良いとのこと。
 以前の自分なら、単純な性能よりも高機能性を重視していたところですが、今回は愚直に基本に帰るという事をポリシーとしてあげていたので、ゴチャゴチャ機能の付いていない、すっきりしたツラのこいつにしました。
 結果としては、これにして大成功でした。どこかにも書いておきましたが、基本性能が良いとグライコなんて必要ねー! あんなモン音が濁るだけだ!!……などと、以前の自分を棚に上げて大仰なセリフをほざく有様です。やはり愚か者です。
 ちなみにAVアンプからのプリアウトを受けて、5.1chの時もフロントSPはこのアンプで鳴らすようにしました。おかげで音質がだいぶ上がり、DolbyDigitalの量子化ノイズが分かるようになりましたよ……。

CDプレイヤー

 吉田苑のHT01 Ver1.4です。もとがC-1VLと同じなのでA-1VLと最高に合います。購入時に無理を言って、オペアンプ部にICソケット付けて貰いました。
 音質ですが、正直言って比較対象がないので何とも……。下のDr.DAC2に出力した音を聞いていると、今まで聞こえなかった音が聞こえてくる、なんて3流以下のセリフしか思い浮かびません。とりあえず、毎回感動するような音を奏でます。管理人はいつも音を出すと音を奏でるのは違うんだといっておりますが、こいつらはちゃんと奏でる域に達しております。
 あと、マスタリングのショボさがはっきり聞き取れたりします。某CDでは、普通では気がつかないであろうハム音が紛れ込んでいるのも聞こえてきたり。凶悪ですねぇ。
 オペアンプは標準のNE5532では面白くないので(爆)全部OPA627BPに変えてみました(写真では交換中ですが)。

DAC

 AudiotrackのDr.DAC2です。オペアンプはFDOの出力側をOPA637BP、後は全部OPA627BPに変えてあります。FDOのDAC側は、BrownDogのアダプタとかはそのままじゃ突っかかって入りませんが、片方にICソケットを咬ませば何とかなります。接触抵抗分が気になりますが、まぁそのうち何とかすると。しかし、オペアンプの購入代金が本体を超えてますな(涙)

スピーカー

 ONKYOのD-312Eです。A-1VLにはやっぱりこれでしょう、きっと。低音が良く出るので、普通に曲を聴く分にはサブウーファとか要りません。
 ただし、机自体があまりにもショボく、音が殆ど下に逃げていきます。たぶんこのスピーカーのポテンシャルを10%も引き出していないのでしょう……。

サブウーファ

 ONKYOのSL-D500です。フロントスピーカーがかなり良い物になったので、以前の物がどうも力不足に感じる様になったので取り替えました。
 思いっきり鳴らすと、床自体がボコボコ鳴ってどうしようもない状態になります。音響機器をどうこうする前に、家自体を何とかしなければならないようです……。

ラインケーブル

 基本的に、オーディオテクニカのART link Eシリーズを使っています。音質的にどうでも良いところには、同社のHiFiシリーズとかその辺を。

スピーカーケーブル

 スピーカーケーブル(バイワイヤなので2本)はモンスターケーブルのZ1を選びました。ケーブルの両端にはYラグ(FURUTECHのFP-203(G))を付けてみましたが、D-312Eにはギリギリ(ちょっとやばいくらい)で、A-1VLにはコネクタのカバーが邪魔して最後まで突っ込めず……。もっと径が大きくて圧着部の小さめの端子が良いかと思われます。

電源ケーブル

 いきなりですが、管理人はあんまり電源ケーブルに凝っても劇的な音質向上は望めないと考えています。何故かというと、配電盤からコンセントまでに使われている線(VVFケーブル)を見たことある人なら分かるでしょうけど、あんな音響的に何も考慮されてない様な銅の単線ケーブルが散々家の中を散々這い回ったあげく(ものすごくノイズを拾ってきています)、終端はどうでもイイ感じのコンセントが取り付けてあるわけですよ。そこからウン十万もするタップで電気を引っ張ったところで、どれだけ音質が良くなるかと思うと、ねぇ……?
 本気でやるなら、まずA種接地でもやって、オーディオの近くには専用で200Vコンセントを引っ張り、そこからオーディオ用の降圧トランスで100Vにしたあげくに良さ気なケーブルを使えば今より少しは良い音になるかと思われます。それか、一度やってみたいのがコンセントから直接VVFケーブルを引っ張り出してインレットに直結(笑)これが一番ピュアな音がするんですかねぇ。
 しかしそんなことよりも、グランドループとかの方に気をつけた方が少ないコストでいくらでも音質が向上すると思われます。
 とは言いつつ、食わず嫌いで何もしないで文句ばっかり言ってても仕方ないので、適当にカスタマイズしてみました。
 壁コンセントにはオヤイデのSWO-DX ULTIMO、コンセントカバーにはFURUTECHの102-D、タップはOCB-1 EXs1、アンプとCDプレイヤーの電源ケーブルはオヤイデのL/i 50 OFC+P-037+C-037で自作(アースは接続していません)。コンセプトは解像度の向上です。(ちなみに管理人は電気工事士を持っているので、その辺の素人とは違い違法工事ではありません)
 一番の問題である音質向上ですが、まぁ何となく高音がより綺麗になった気がしなくもないですが、それ以上にコンセントからPCを取っ払ったりオペアンプを取っ替えたりしたのでさっぱり分かりません。「ここまでやっても良く分からん」という事が証明できればそれでイイのです。そしてそんな事よりも、おしゃれで格好いいコンセントやケーブルで見た目的に幸せに浸れる事実が管理人的には一番重要であると。

 ちなみに管理人がこのコンポを使って良く聴く曲はと言えば、田村ゆかりさんとか川田まみさんとかKOTOKOさんとか霜月はるかさんとかアニソンやらエチゲーの曲とかその辺ばっかり。煩悩の極地ですよ?

AVアンプ交換

 映像を出す機械が全部HDMIになり、光端子でしか音を受けられないAVアンプが陳腐化していました。
 今回チャンスがあってAVアンプをONKYOのTX-NA906に交換、やっとブルーレイの音がまともに聞けるようになりました。
 ちなみにこのAVアンプ、単体でDLNAサーバの音楽を聞けたりするので便利。それにステキなスケーラーとか入っているので、アプコンが完全に不要になったり……。

アンプの写真 新しいサラウンドスピーカー

AVアンプ

 ONKYOのTX-NA906です。中にでっかいトランスが入っていて、自室まで持って行くのにとんでもない思いをしましたよ。重心が前に偏っているので、まるででかいCRTディスプレイを運んでいるよう。
 ちなみにフロント2chは以前の通りプリアウトをA-1VLに繋いでいます。こんなでっかいAVアンプ使って、鳴らしてるスピーカーはサラウンドとセンターだけとは勘違いしたゼイタクですな。

サラウンドスピーカー

 ONKYOのD-308Eです。以前リビングで5.1chをやっていた時のフロントスピーカーを引き上げてきてサラウンドにしました。以前自室で使っていたサラウンドスピーカーはリビングで天吊りにしてサラウンドに。

プロジェクタ導入

天吊りプロジェクタ

 以前からフルHDのプロジェクタが欲しくて欲しくてどうしようもなかったのですが、BenQのW1060が10万円を切る価格で発売されたので早速買いました。
 写真は天井から吊ったプロジェクタの姿です。もちろん純正の天吊り金具もありますが、5万円するのは正直どうかと……。見た目は極めてかっこ悪いですが、ちゃんと天井の梁にねじが通っているのを確認して取り付けているので、ちょっとくらいやんちゃな地震が来ても落っこちることはないでしょう。元々プロジェクター自身も3.6kgと軽いので、そんなに気を使う必要はなさそうですし。
 ところで、W1060をAVアンプ経由でPS3やレコに繋ごうとすると、HDCP認証でコケてほとんど表示されません。
 どうやらPS3(レコ)⇔AVアンプ、AVアンプ⇔W1060と各がHDCP認証を行う中、タイミングの問題でPS3→W1060と連続して認証が通らないために、延々認証動作を送り返しているようです。
 こういう問題は各社のAVアンプでも同様に起こっているらしく、メーカーにサポートを仰いでも『再生機とテレビを直結してください』等と自らのアイデンティティーの放棄とも取れるひどい暴言を吐かれるとのこと。ユーザには、映像のみを見るのかサラウンド音声のみを聞くのかの二択しかないようです。
 何のためにAVアンプがあるのやら。ユーザに不利益しか与えられない規格など滅びればいいのです。
 ……などと愚痴ってばかりいてもスクリーンには何も表示されませんが、色々実験した結果、AVアンプとプロジェクタの間にHDMIスプリッタを噛ませば何とかHDCP認証が通る様になりました。理屈はよく分かりませんが、HDMIを分岐させるにあたり、スプリッタ側で一時的にHDCP認証に近い事をやっているのでしょうか。とりあえず安定して接続出来ているので良しとしましょう。

光デジタル用セレクターの改造

セレクター背面

 上の図でSB-RX100Pに"改"と付いているとおり、メーカー保証が切れたので同軸デジタルの入出力を追加してみました。
 入力を同軸と光で排他利用、出力は同軸も光も同時利用出来ます。ちなみに変換回路はA-1 DRIVE様の同軸←→光 コンバータの製作を参考にしてみました。
 ちなみにこの機械、普通に192kHzの光信号を入力すると波形がなまりすぎて、分配先のDR.DAC2 DX TEは全く鳴ってくれません(96KHzではちゃんと鳴りますが)。使われている光デジタルのレシーバーとトランスミッタの帯域が足りないようです。しかし増設した同軸からはDR.DAC2 DX TEに信号を入れればちゃんと鳴ってくれるので、とりあえずの要件は満たしていると思われます。

DAC交換

HD-DAC1

 DACでいつまでもオペアンプを取っ替え引っ替えしててもつまらん!などと適当な理由をねつ造し、Webで見かけたHD-DAC1の提灯記事にまんまと乗せられ買ってしまいました。
 当初、ヘッドフォン出力からハム音がブンブン鳴っていて、こりゃ買ったのは失敗だったかと大いにうち凹んだものですが、結局販売店での新品交換(ロットが同じだから直らず)と対策品への交換を経て、ハム音が聞こえない状態になりました。ちなみに手癖と意地の悪い管理人はオシロでハム音の波形を出して販売店経由でメーカーに送りつけましたよ。結果としては、部品の組み付けが悪くて電源のノイズがヘッドフォンアンプまで回り込んでいたとのこと。初物はやはり人柱ですねぇ(笑)
 ちなみにこの駄文を書いた頃、価格.c○mでもこのハム音の件で話題が盛り上がっていて、一部粘着のアンチがグズグズ悪口を垂れていましたが、文句言うなら正々堂々とブツを買って、波形なり何なり定量的なデータを出してからメーカーに文句を言えと言いたいです。買いもしない奴には大仰な口を叩く権利は一切ありません
 ところで、管理人はメーカーからまともな返答があるとは思っていなかったので、アンプゲインをhighにしてもハム音が聞こえない様にと、4000円位投資してπ型アッタネータを自作してみましたが、やっぱり安抵抗器をかました程度のモノじゃだいぶ音が悪くなります。もうHD-DAC1は売っちゃおうかとやけっぱちになっていた頃に対策品への交換になりましたが、最初の機械よりももっと音が澄んでいて綺麗な音になっていました。ハム音が聞こえる機体でも、音を大きくするとマスキングが掛かってハム音は聞こえなくなりましたが、やはり聞き取れない部分でも音質に悪影響を及ぼしていたのでしょう。現状では、かなり満足です。
 参考程度に、自室のオーディオ関連の結線を以下の図に纏めてみました。(PC→モニタの配線は省いてあります)

自室オーディオの結線図

 ちなみにPS3とレコは、音声信号を同軸デジタルに分配してくれるステキなセレクター(DN-HDMI4000AS)を途中にかましてあります。これのおかげで、PS3で再生したSACDの音声信号(176.4kHz)をDACに入力する事が出来ます。TX-NA906のDACも悪くはないのですが、いかんせん心に染みる音は出してくれませんから。

AV関連Tips

 ここでは管理人が貯めてきたノウハウを少しだけ紹介します。一般的なノウハウや製品のレビューなどは専門家の良記事に譲るとして、ここではあまりネットに載っていない事を中心に載せていきます。

スピーカーからジジジ……とノイズが鳴る その1

我がボロ家のボロっちい分電盤

汚い分電盤

 大概はアンプの部品が壊れたとか他の家電からノイズが回っているのでしょうが、以下の条件に当てはまる場合は修理に出したり思いあまってクリーン電源に手を伸ばす前に、ちょっと確かめてみてください。

  • 家が古い
  • 他にノイズを出す様な機械は見当たらない
  • ノイズが出たり出なかったり。しかしそれなりの頻度で鳴る
  • 壁のスイッチからも、ジジジ……と音が聞こえる

 原因の一つとして考えられるのは、ブレーカーの接触不良です。
 特に家が築20年を超えてくるとブレーカーもボロくなってくるので、電極の接触が悪くなります。停電が起こるほどではありませんが、ノイズに対してシビアな機械(デジタルアンプは電源ノイズに弱いそうです)には影響が出るでしょう。

 さて、ここで一つお勉強です。
 一般的に「ブレーカー」と呼ばれる物は、3つの機械(遮断機)と一つの盤(分電盤)から成り立っています。

 右の汚い写真は、築30年の我がボロ家の分電盤ですが、それには電流制限器、漏電遮断器、配線用遮断器の三つのブレーカー(遮断器)が付いています。それぞれの主な働きは、以下の通りです。

電流制限器(アンペアブレーカー)
電力会社との契約アンペア以上の電流を流さないようにするための機械。
漏電遮断器
漏電したときに電源を遮断する機械。
配線用遮断器(ブレーカー)
配下の配線内で短絡が起こった時、または過電流が流れたときに電源を遮断する機械。

 電気は、電流制限器→漏電遮断器→配線用遮断器→コンセント…と流れていきます。

 早速音響の話に戻りますが、電柱のトランスからアンプに電気が流れるとき、これら複数の遮断器を通ります。つまりこいつらに微妙な接触不良があれば、そのままノイズとなってアンプに流れ込んできます。
 このノイズの根本的な解決策は、分電盤のブレーカーを全部新品に取っ替えてしまえば良いのでしょうが、免許は居るしお金は掛かるしメンドクサいしと、中々実行するわけにもいきません。ならどうすれば良いのかというと、ブレーカーを何回か入り切りすれば接点の接触が出てくるので、ノイズはとりあえず収まったりします。
 しかし、そのままブレーカーを入り切りすると先に繋がっている家電が壊れたりするので、以下の順番で作業してみてください。

  1. 配線用遮断器を全部「切」にする
  2. 漏電遮断器を数回入り切りする。ついでに数回テストボタンを押して、つど正常動作するか確かめる。最後に漏電遮断器を「切」にする
  3. 電流制限器を数回入り切りする。最後に、電流制限器を「切」にする
  4. 配線用遮断器を全部、数回入り切りする。最後に、配線用遮断器を全部「切」にする
  5. 電流制限器を「入」にする
  6. 漏電遮断器を「入」にする
  7. 配線用遮断器を一つずつ「入」にする
  8. 家中の点滅している時計を合わせる(オプション)

 こんな感じの順番で入り切りを行えば、家電に不要な負担を掛けずにブレーカーの接触不良を軽減できます。これで収まらなければ、たぶん原因はブレーカーとは関係無いか、場合によっては屋内配線の接触不良が原因でしょう。その場合は、別の部屋のコンセントにアンプを繋げてみて、ノイズを確かめてみてください。

スピーカーからジジジ……とノイズが鳴る その2

 その1でブレーカーを弄くり回してもノイズが消えない場合は、良くある故障の一つとしてスピーカー保護用のリレーが劣化している事が考えられます。
 ウチのA-1VLも、ブレーカーを弄ってもノイズが消えなくなり、そのうち右チャンネルの音が途切れる様になりました。
 初めのうちは背面のRCAコネクタがハンダ割れでも起こしているのかと思い追いハンダをしましたが、一時的に良くなったものの音切れが再発、結局リレーの劣化かもと当たりを付け、新しいのに交換したら音切れが直るどころか音質がべらぼうに向上しました。
 低音が締まってズムズムと胸板を押す様になり、高音は解像感が増して響きが良くなりました。今までどんな酷い音を聞いていたのだろうと、つくづく反省しました。
 さてそんな感想はどうでもイイとして、以下に故障判定方法を示しておきます。他のサイトではより有用な情報があるネタかと思われますが、一応と言うことで。

背面のコネクタのハンダ割れが疑われるシーン

  • 差し込んだRCAプラグがグラグラする
  • プラグを揺すると音が途切れたりする
  • スイッチ入れた直後とかは音が鳴るのに、そのうち音が途切れる
  • 特定のチャンネル(左右どっちか、そして特定の入力端子)だけで起こる
  • なんか固かったり重たかったりと、無駄に金の掛かったケーブルを使っている自覚がある
  • しょっちゅうケーブルを取っ替え引っ替えして音の違いを楽しむ廃な遊びをしている
  • 狭い家でケーブルに変なテンションが掛かっている(アンプのすぐ後ろに壁があるとか、ケーブルが絡まっている)
  • アンプがボロい

 当たり前ですが、モデルは管理人です!
 上記症状が出る場合はアンプのマザーボード(というのか?)とRCAプラグ(メス)のハンダ付け部にヒビが入っている可能性が高いので、とりあえず基板に追いハンダをしてみます。
 それでも直らない場合は端子が劣化しているので、頑張って端子を変えるか、メーカーに修理を頼みましょう。大概「新しいの買った方が安上がりです」と言われるでしょうが、その辺は財布とアンプに対する愛情を鑑み適度に判断してください。
 よっぽど気合いの入った高級アンプでも無い限り、新しいのを買った方が性能・操作性共々良いはずなので、変な思い入れやスキルが無ければ新しいのを買った方が色々楽ですよ。
 ヘタに修理して、結局火事を出すよりかは遙かにマシです。

スピーカー保護用リレーの劣化が疑われるシーン

  • 特定のチャネル(ステレオアンプなら左右のどちらかか、もしくは両方)でジジジ……とノイズが聞こえる
  • スイッチ入れた直後とかは音が鳴るのに、そのうち音が途切れる
  • アンプ自体を揺すると音が途切れたりする
  • 大きな音を出すと途切れた音が聞こえるようになる
  • すべての入力端子で、特定のチャネルの音が途切れたりする
  • 微妙に音の定位が左右にズレている(特に左右のバランスを調整する機能が無いアンプなど)
  • 以前と比べて妙に音が悪くなった(低音がぶわぶわ浮つく、高音の響きが悪くてカスカス)
  • アンプがボロい

 当たり前ですが、モデルは管理人です!(しつこい)
 高級なアンプは中にいっぱいリレーが入っていますが、スピーカー端子近くにある大きめのやつが大概スピーカー保護用のリレーです。見分けが付かないようなら、火事を出すのでそれ以上いじらない方が良いです。大人しくメーカー修理に出すか、新しいアンプを買いましょう。
 ちなみに管理人のA-1VLのスピーカー保護用リレーは富士通FTR-F4AK012Tですが、こいつは個人だと買うのが面倒なので、簡単に買えるパナソニックのALA2F12を使いました。ピン配置と電圧が同じなのでたぶん大丈夫でしょう。
 交換後、オリジナルのFTR-F4AK012Tの抵抗を測ってみましたが、なんともなかったLchのリレーはだいたい0.5Ωだったのに比べ、音が途切れたりしていたRchのリレーは30Ωに1.3kΩ(端子は二個ある)と、回路上二つの端子を並列で使っていたとはいえなかなかに高抵抗な有様でした。そして実際に音が途切れていたと言うことは、時間が経てば30Ωの方もまともに導通しなくなるはず。ちなみに新品のパナのリレーは0.1Ωでした。
 ところで、A-1VLは基板裏面にご自慢の高効率電源供給用の銅バスプレートがハンダで取り付けられており、Rch側のリレーはこの銅板を一つ外さなければ取り替えが出来ません。相当熱容量の大きいハンダゴテか、それなりにパワーのあるハンダ吸い取り機が無いと外せないと思われますので、自分でやるならそれなりの投資と覚悟が必要です。ちなみに管理人はHAKKO 474-71なんてガチ業務用のハンダ吸い取り機を持っているのでそれで外しましたが、その辺で売っている30W程度のハンダゴテで外せる自信は全くありません。また、ムリヤリ外しても、その後のハンダ付けがかなり厳しいと思われます。分厚い銅板にガンガン熱が奪われていくので、全くハンダが乗りません。管理人は最高出力80Wの温調付ハンダゴテ(PX-501)にPX-60RT-5Kという熱容量の高いこて先を使っているので何とか元通りに出来ましたが、普通に高出力のぶっといハンダごてだと銅板の間隔が狭かったりするので相当苦労します。
 さて、なんでそこまで苦労して自分でわざわざ修理するのかと言えば、一つは修理が趣味というのもありますが、また悪い手癖が出てオペアンプを取っ替えてしまったというのがあります……。こんな粗悪な改造品は、もうメーカーでは修理してくれません(涙) 最後まで自分で面倒を見るしか無いのです。

A-1VLの中身(アンプ部)

保護リレーの裏面

A-1VLの中身(セレクタ部)

セレクタ部(リレーを交換中)

S/PDIFにヘンなケーブルを使うとどうなるの?

 S/PDIFはデジタル信号なので、ちゃんとしたケーブルを使わないと信号波形がなまって正確に伝わらなくなります。デジタルは値が1か0しかないのでどんなケーブルでも正確に伝わるとか思っている人も居ますが、それは甚だしく勘違いですのでデジタル伝送の勉強をし直してください。

……などと良く言われますが、実際にS/PDIFにオーディオケーブルや昔のビデオケーブル(黄色のコンポジット用)を使うと、S/PDIFの波形はどのように壊れてしまうのでしょうか。または、インピーダンス75Ωのケーブルなら、案外綺麗に伝送されてしまうのか? その辺を適当に見極めたく、我が家に転がっているオーディオ系のケーブルを集めてきて、S/PDIFの同軸端子に繋いで波形がどうなるのか確かめて「見る」ことにしました。

測定環境

 S/PDIFの波形を測定するに辺り、送り出しはJAVS X-DDCを使いました。192kHz/24bitの音楽を鳴らしているときの同軸出力に測定したいケーブルを取り付け、もう一端に75Ωのターミネータとオシロのプローブを並列で接続し、測定を行いました。なお、写真の通り、X-DDC→ケーブル→75ΩターミネータまではBNCコネクタの変換アダプタで接続を行い、不要な反射が起こらないようにしていますが……どうせBNCは50Ω用なので、あまり正確な測定は期待できませんな。

オシロ直結で試しに波形を撮っているところ

オシロ直結での測定

ケーブルの波形を撮っているところ

ケーブルの測定

 まずはX-DDCの同軸出力にオシロを直接接続した場合の波形を以下に示します。これを基準に、途中に色々なケーブルを噛ました場合の波形の変化を見てみると良いと思われます。

オシロ直結の波形

オシロ直結の波形

 以下、試してみたケーブルの一覧です。ケーブル名を突くと、ケーブルの写真が出てきます。

 写真ではケーブルがとぐろを巻いていますが、測定時には伸ばせるだけ伸ばしておきました。そして撮った波形は以下の通りです。

 これらの波形を見て思うことは、RCAのプラグが付いてるケーブルだったら、よっぽどヘンなの(やたら長いとかインピーダンスがマニア過ぎる)とかで無い限り、大概S/PDIFのケーブルの代用としても大丈夫では無いかということ。
 実験前は、普通のオーディオケーブルだったらそれなりに波形が崩れて、長さがあるものならDACがロックしなくなるかと予想していたのに、意外な結果となりました。たぶん、よほど特殊な製品(高級オーディオケーブル)以外は、オーディオケーブルでもインピーダンスは75Ωで作ってるんでしょう。いちいち特性を変えるくらいなら、コンポジット用のビデオケーブルなどと共用出来た方が生産コストも安くなるのでしょうし。

 ところで、この実験(?)の結果で勘違いしてはいけないことは、あくまで適当に測った波形を羅列しただけであって、メーカーが一生懸命作ったデジタルケーブルの存在価値を貶めるこどではない、ということです。つまり、このページの波形が実売3500円のデジタルケーブルと300円のオーディオケーブルで一見同じだからと言って、「高いケーブル買うヤツは情弱www」とかほざくな、という事です。そういうことをぬけぬけというヤツこそが情弱なのです。
 家に転がっていたオーディオケーブルのほとんどは、どうやらS/PDIFの伝送に使えそうな赴きでしたが、皆さん家に転がっているケーブル全てで同じ事が言えるなんて事はありませんので、S/PDIFには専用のS/PDIFのケーブルを使ってください。ヘンなケーブルを使って高価なDACが壊れても知りませんよ。
 なんか変なケーブルを拾ったら、追加しますね。