1996年宇宙空間に浮かぶハップル宇宙望遠鏡は、宇宙の遥かかなたに存在する<フォトン・ベルト>の撮影に成功した。このフォトン・ベルトは光エネルギーに満ちており、そこを通過するのに2000年という気が遠くなる時間を要する。確かなことはその領域は人類にとって全くの未知の空間だという事である。1991年、アメリカ天文学者ロバート・スタンレー博士は人工衛星の観測データから、プレアデス星団付近にあるフォトン・ベルトの存在を科学的に突き止めている。博士は報告書に次のようにしたためた。 “この濃密なフォトンは、われわれの銀河の中心から放射されて いる。わが太陽系は、1万1千年ごとに銀河系のこの部分に進入し、 それから2000年かけて通過し、そして2万6千年の銀河の軌道を 完結させる”と。フォトンとは光エネルギーのことで日本語には「光子」と訳される。フォトンは太陽からも発生している。物理学的に解説すると、いわゆる光は光の粒々としては光子(フォトン)であり、波としては電磁波と呼ばれる。そして、この光子が電磁気的な力を媒介しており、そういう力の働いているところが<電磁場>と呼ばれている。フォトンとは、反電子(陽電子)と電子との衝突の結果生ずるもので、二つの粒子は、この一瞬の衝突によって互いに破壊し合い、この衝突の結果生じるものが、フォトンとか光の粒子とか呼ばれるエネルギーに完全に変換される。それは素粒子の物理的崩壊によって得られる光以上のものとされ、多次元の振動数を持つ次元間エネルギーであるとされる。更にフォトンはきわめて高次元の電磁波エネルギーであり、そのエネルギーは全ての生命体を原子レベルから変成させ、遺伝子レベルの変容も行い進化させるといわれる程である。しかも寿命は無限大とされる。フォトン・ベルトは人類を霊的人間に進化させるフォトンは、物質すら変質させてしまうという程のすさまじいエネルギーの塊のようなもので、人体をライトボディ化してしまうといわれる程だ。人体がライトボディ化しさらには覚醒すると、それまでとは一変し覚醒化により、至高感、平静、無条件の愛、洞察に満ちた意識の状態を体験するようになるのである。さらにはこれまでは封印されていた超能力も開花するのだともいわれる。“フォトンは極めて高次元の電磁波エネルギーであり、そのエネルギーは全ての生命体を原子レベルから変成させ、遺伝子レベルの変容も行い進化させる”といわれる程である。しかも寿命は無限大とされる。これはどのようなことかというと、フォトンをシャワーのように浴びることによって生命体の遺伝子(DNA)が変換するのである。1961年、人工衛星に備え付けられていた装置が外宇宙にフォトンベルトを発見した。このフォトン・ベルトあるいはマナシック・リング(Manasic Ring)は、科学者が研究室で再現できないものであるが、プレアデスを取り囲み、太陽系まで400光年の長さで伸びている。ホセ・コマス・ソラという人物の言葉の引用によると、太陽はこの星系の軌道上にあり、この星系の星はすべて惑星を従えているという。太陽はこの星系を2万4000年かけて一周。この間に地球は1万年の闇の時代と、2000年のフォトンベルトの光の時代をすごす。今、まもなくフォトン・ベルトに突入しようとしており、その上、人類は「瞬く間に」大気型存在(Atmosphereans)となり、夜は存在しなくなる。記事に添えられた図はプレアデスの6つの星メローペ、アトラス、マヤ、タイゲタ、エレクトラ、セレノと太陽が、プレアデスに属するアルキオネをめぐる軌道上にあり、フォトン・ベルトに囲まれているというものである。又、最近の研究でわかってきたことは数千年前に生きた古代マヤ人たちはこの<フォトン・ベルト>の存在を知っていたのではないか、ということだ。多くの人たちが知るように古代マヤ人たちが完成させたマヤ暦は、グレゴリー暦にすると2012年12月22日で終わっている。果たしてこの日が何を意味するのか。更にアメリカ人テレス・マッケンナという研究者が、“タイムウエーブ・ゼロ理論”というものを唱えている。マッケンナによると「時代」が新しくなるにつれ、人間の「時間」というものが、どんどん速くなっているのだという。例えば、新しい文化が登場するテンポや新技術、スポーツ等の記録が新記録で塗り替えられるまでの時間、流行やファッションのサイクルなど、どんどん間隔が縮まっているような気がするが、マッケンナによると実際にまさにそうなっているというのである。例えば、昔の恐竜の時代は何十万年というサイクルでいくつかの変化のパターンがあったのが、今はあっという間に一年かそれぐらいの短い時間で同じ変化のパターンが繰り返されているらしいのだ。このような事象を、彼は“タイムウエーブ・ゼロ理論”と名づけた。またはマッケンナはコンピュータを駆使し、こうした時間の流れのサイクルを分析、時間の加速の度合いを調べた結果、2012年12月23日には、加速が極限に達し、なんと時間の流れがゼロになってしまうという予測を立てたのだ。テレス・マッケンナとマヤ暦の予言の奇妙な符号は、一体何を意味するのか。この奇妙な符号は、数百万年続いたホモサピエンスの歴史が終焉を迎える日だと推測される。時間の流れが止まり、人類はフォトンのエネルギーによって遺伝子すら大きな影響を受け変容する.......。2012年12月、宇宙開闢以来の壮大なドラマと、人類としての歴史の終焉というとんでもない事態に遭遇するのは間違いない。当然のことながら、宇宙全体には太陽系と同じような構造を持つ星系がいくつも存在。これらが全て渦を巻きながら周回している。宇宙は螺旋構造を描いているが、それが1つの時空 ―時間と空間― を現している。螺旋はまさに無限の象徴なのである。螺旋状の1回転は1つの周期の完結であり、同時に新しい周期の出発点だといえる。宇宙にはこの螺旋運動の繰り返しによる壮大な「宇宙暦」が存在すると、多くの「神秘学」の学者たちはそう指摘する。又、無数の渦は計り知れない程の強烈なエネルギーを生じているが、このエネルギーによって時空連続体的な軌道が生まれているのだとされている。フォトンも宇宙空間から、渦巻状のエネルギーを放出し続けている。マッケンナがコンピュータ・シュミレーションによって時間が止まると割り出した日、つまり2012年12月23日には、そのとき銀河系の軸と太陽系の軸が一致するらしい。つまりマッケンナの研究から分かったことは、これから約10年後の2012年12月23日に、宇宙の渦巻きと時間の渦巻きがぶつかり合い、融合するという事だと理解すれば分かりやすいのではないだろうか。われわれはこのような宇宙の壮大なドラマを体験する時間軸の中で生を受け、日々を生きている。しかもこのドラマは、宇宙が誕生して160億年にしてはじめて起きる歴史的な出来事なのである。