「機械」「錬金術」それらを人が作り出す前
「魔法」「魔術」それらを人が織り成す前
妖精、魔物、天使、悪魔、
そのどれもが存在していた。
そう、人が歴史を紡ぐ遥か古から…
やがて生み出された新しい命は、時と共に自然の輪の中へと組み込まれた。
ゆっくりと、だが確実に。
そしてその中で彼らと共に時を過ごそうというものがあった。
「精霊」と呼ばれるその存在は、自らの力を人と共に歩もうとしてくれた、
それが『魔法』の始まり。
「契約」と呼ばれるものを結んだ人と精霊は互いの必要なものを対価とした。
曰く―人は精霊の持つその力を借りることができる
曰く―精霊は人の中に住まい、安全を求めることができる
それが物語の始まり。
周りを海で囲まれた場所にあるこの国
王都『センターライン』のある領地とそのまわりに囲むように9つの領地(1つは陸から離れた島)かならなるこの国は
元々様々な小国がくっついてできたためそれぞれの領地によってさまざまな文化がある。
守護妖精『クラウン』と『ロッド』
『テニプリ王国』
今この国は「大和」という第15代目国王により統治されている。
また海を越えた先には「エアギア帝国」や「ホリック神国」「Dグレ共和国」など様々な国がある。
テニプリ王国の王位継承者に代々引き継がれる王冠と王杖にすむ妖精
「クラウン」と「ロッド」
彼女たちはそれぞれ意志を持ち、王たるものの資質を見抜くといわれ、
さらによりよい国へと王をいざなうと言われている。
その姿は当代の王にしか見えないとされている。
また王の持つ王杖は、持つ王によってその色を異ならせるが、色が変わる原理はわかっていない。
3人のそば仕え妖精たち
そば仕え妖精
それは王となる素質を持ちえた人を見出し、共に歩んでいく存在。
テニプリ王国、第15代国王「大和祐大」 。彼を見出し王へと導いた前代のそば仕え妖精「テール」
豊かな知識をもち、深い思考は仲間たちからの信頼も絶大だったという。
また彼女は使えていた大和をこよなく信頼し、彼が治世を去った後も彼と共にいることを望み、
共に旅立つ決意をした。
今回あなたはライバル妖精であるルージュと、自分が選んだ主がどちらがより王にふさわしいか試練へと望みます。
『魔法』と『魔術』
「魔法」とは、人と精霊が契約を結び対価を支払うことによって手に入れることのできる妖精自身の持つ力である。
その効能は様々であり、水や火など自然を媒体としたものや人の身体能力に影響する
(例えば、力が強くなる、足が速くなるなど)
など様々な種類がある。
またその効果については、人それぞれであり、一瞬で効果を表すもの、長時間持続させることの出来るものなど様々ではあるが
通常、自然界を媒体とする魔法より、人体に影響を表す魔法のほうが稀であり扱い方も難しいとされている。
「魔術」とは、精霊と契約のしていない人間でも物に宿った精霊の力を借りることによって使うことの出来る力のことである。
その留められた力を使うゆえ発動される力は一定であり、また使用制限もあることが常である。