中央線 奥牧野〜巌道峠〜赤鞍ヶ岳〜高畑山〜鳥沢駅

2008.05.03 雨

上野原駅 07:40 タクシー
奥牧野 08:00 スタート
林道終点 00:25 00:25
巌道峠 01:03 01:28
朝日山 01:22 02:50
サンショ平 00:13 03:03
雛鶴峠 00:35 03:38
高畑山 00:39 04:18
鳥沢駅 00:55 05:13

1月以来の本格的な運動は、前回に引き続き坂間との山ラン。
連日の長時間労働で抵抗力が落ちてしまったらしい。保育園からくる風邪をことごとくゲットし、この3ヶ月間は常に風邪をひいていたような気がする。
今回も、体力、精神力の冬眠状態を坂間が起こしてくれたようなもの。ひどい運動不足は分かりきっているので、みっちり走りこんでいる坂間のペースについていければよいと思っていた。

トレイルランは霧雨くらいがちょうどよいんだよーなんて言ってたのもつかの間、標高が上がるにつれ雨は本格的に降り出した。止まると体が固まるので、体を冷やすことのないペースで進み続けざるを得ず、よい運動になる。
稜線は笹尾根のように走れるところと高柄山のような激登が交互に現れる。登りきったあと、すぐに走り出せるのは坂間のほう。こちらは一呼吸おいてゆっくりと動き出す感じ。そんなことで、天気が悪いのと歩くのとに精一杯で、赤鞍ヶ岳までの情景はあまり印象に残っていない。それにしても坂間は大したものだ。走れるところはしっかりと走りきっている。元来が山ヤだから山が強いのは当然とは言え、トレーニングの成果がきっちり出ていると感心させられた。北丹沢と富士山が楽しみです。
イバラの森をそろそろと通り抜けると、雛鶴峠だ。このあたりは標高も下がり、雨に濡れた育ち盛りの新緑が美しかった。最後の高畑山への登り返しを経て鳥沢駅へ急降下。

奥まった山塊から分かれて峠に下ったのち、別の山稜を登り返して町に下りていくコースは、地図で見て想像していたような山旅感覚があまり感じられず、少々残念。でもそれはたぶん、こちらの問題だろう。沢のはしごでもそうだが、山旅を楽しむには、単なる五感の肉体感覚だけでなく、自分が今いるところへの想像力を働かせることが重要なのだ。
多くの場合、体力と精神力は比例する。1週間に1回でも丘を走り、パワーを高めていこう!

行きの電車でレースの上位常連、渡辺さんにばったり会った。柳下さんと富士五湖の方の山へ行くとのことだったが、トレーニングに関するおもしろい話を聞かせてもらった。トレランのバランス感覚がロードにもプラスになるそうだ。僕はロードランはほとんどやらないが、ロード、山を問わず、走ることの面白さのひとつは「あれこれ考えること」にあるなー、と再認識。