人を紹介する表現
家族を紹介する
家族を紹介する場合、名前を言わず「妻」「父」などの親族名称だけをいうのが一般的だが、親族名称のあとに名前を言っても良い。
- 紹介します。(わたしの){ 妻/夫/父/母/姉 }です。
- { 妻/夫 }の{ 明子/一男 }です。
友だちを紹介する
- 友だちの神田くんです。
- 彼女は友だちの鈴木さんです。彼女{は/も}友だちの安藤さんです。
複数の友だちを同時に紹介するなど、個人を指していうときには「彼/彼女」「彼/彼女」のようにいう。
会うのは初めてだが、相手がすでにその人の名前を知っている場合などには「彼/彼女が」となることもある。
- 彼が、野球の得意な杉本くんです。
社内の人を紹介する
社内の人を(取引先の人などに)紹介する場合は、名前のうしろに敬称や地位名称をつけない。
- 社長の坂田です。
- × 社長の坂田さんです。
- × こちらは坂田社長です。
自分や相手との関係を紹介したり、「よろしくお願いします。」などのあいさつを加えることもある。
- わたしと同じ課の上山です。新入社員ですので、よろしくご指導のほどお願いいたします。
- こちらは新しく御社を担当することになりました安田でございます。わたくし同様よろしくお願いいたします。
目上の人を紹介する
目上の人を紹介する場合には、かならず敬称をつける。相手の地位名称は名前の前に言う方が良い。
- こちらは劉先生です。
- こちらは広島大学からいらっしゃいました大浜教授です。
- 私の先輩の山川さんです。大学の講師をしていらっしゃいます。
- こちらは所長の福井様です。
- ▲[あまり良くない] こちらは株式会社イマダの今田社長です。
→ ◎[より良い] こちらは株式会社イマダ社長の今田様です。