日本語会話(にほんごかいわ)

比較する表現

〜より

より(おお)きい。」、「より(ほう)(おお)きい。」、「(ほう)(おお)きい。」はすべて(おな)内容(ないよう)(あら)わす(ぶん)である。

「AはBよりずっと(おお)きい。」や「AはBより(すこし)(おお)きい。」のようにすることで、(ちが)いの程度(ていど)(あら)わすことができる。また、「AはBより(ばい)(おお)きい。」のように、形容詞(けいようし)(まえ)に『数字(すうじ)単位(たんい)』を(あら)わすことで、()をより具体的(ぐたいてき)(しめ)すことができる。

AはBより〜
  • 台湾(たいわん)沖縄(おきなわ)より((すこ)し)気温(きおん)(たか)い。
  • 日本(にほん)台湾(たいわん)より(やく)億人(おくにん)(おお)い。
  • この(みせ)は、あっちより5000(えん)以上(いじょう)(やす)いですよ。
BよりAの(ほう)が〜
  • 杉本(すぎもと)くんより神田(かんだ)くんの(ほう)(おお)きいです。
  • (あめ)より()れの(ほう)がずっといい。
  • 台湾(たいわん)より日本(にほん)(ほう)が3(ばい)くらい物価(ぶっか)(たか)いです。
  • そっちの(にく)よりこっちの(ほう)が1000(えん)(たか)い。
Aの(ほう)が〜
  • 杉本(すぎもと)くんの(ほう)(ちい)さいです。
  • 加藤(かとう)くんの(ほう)が8(さい)(わか)いよ。
  • こっちの(みせ)(ほう)何倍(なんばい)もおいしいね。

〜ほど

「AはBほど(おお)きくない。」のように、『ほど……否定形(ひていけい)』の(かたち)比較(ひかく)(あら)わす表現(ひょうげん)である。

また、「Aほど(おお)きいものはない。」や「Aほど(おお)きいものは(ほか)にはない。」の(かたち)では、『Aが一番(いちばん)(おお)きい』と(おな)意味(いみ)(あら)わす。

AはBほど〜ない
  • 勝俣(かつまた)くんは神田(かんだ)くんほど(おお)きくない。
     = 神田(かんだ)くんの(ほう)勝俣(かつまた)くんより(おお)きい。
  • 日本(にほん)はロシアほど(おお)きな(くに)ではありません。
     = 日本(にほん)はロシアより(ちい)さな(くに)です。
  • (りゅう)さんは(ちょう)さんほど日本語(にほんご)上手(じょうず)ではありません。
  • (りゅう)さんは(ちょう)さんほど日本語(にほんご)上手(じょうず)(はな)すことができません。
  • 近藤(こんどう)さんは牧原(まきはら)くんほど(はや)くは(はし)れません。
  • 池田(いけだ)くんも(はし)るのが(はや)いですが、牧原(まきはら)くんほどではありません。
Aほど〜ものは(ほかには)ない
  • 神田(かんだ)くんほど(おお)きな(ひと)はいない。
     = 神田(かんだ)くんが一番(いちばん)(おお)きい。
  • マグロの刺身(さしみ)ほどおいしいものは、(ほか)に(は)ないと(おも)います。
     = マグロの刺身(さしみ)一番(いちばん)おいしいと(おも)います。

〜に(くら)べて・〜に比べると

「AはBに(くら)べて(おお)きいです。」のように、『〜に(くら)べて〜』の(かたち)比較(ひかく)(あら)わす表現(ひょうげん)である。

「〜に(くら)べて」は、「AはBに(くら)べて画面(がめん)(おお)きいです。」のように『AはBに(くら)べて[名詞]が〜』の(かたち)になることも(おお)い。

AはBに(くら)べて(…が)〜
BはAに(くら)べて(…が)〜
  • アメリカは日本(にほん)(くら)べて犯罪(はんざい)(おお)い。
  • 日本(にほん)(くら)べてアメリカは離婚率(りこんりつ)(たか)いです。
  • この(ほん)(ほか)(ほん)(くら)べてわかりやすいです。
AはBに(くら)べると(…が)〜
BはAに(くら)べると(…が)〜
  • 苗栗(みょうりつ)台北(たいほく)(くら)べると物価(ぶっか)(やす)いです。
  • 東京(とうきょう)(くら)べると、新潟(にいがた)(ちい)さな都市(とし)です。
  • カナダに(くら)べると、日本(にほん)(ほう)がだいぶ(あたた)かいです。
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