間違いであることを知らせる場合
「お間違いのようですが……。」
「番号が違うようですが……。」
「×違います!」「×間違いです!」「×どこにかけてますか?」などと言ってはいけない。
間違い電話であってもていねいに対応する
相手が間違い電話を詫びたとき
「すみませんでした。」「間違いました。」「(大変)失礼いたしました。」のように、相手が間違い電話を詫びたときは、他の電話と同じようにあいさつのことばを言ってから切るようにする。
自分:「MKクリエイトでございます。」
相手:「あ、すみません。間違いました。」
自分:「はい。失礼いたします。」
指名された人物が存在しない場合
「{○○でございますか?/○○でしょうか?}こちらに○○という者はおりませんが。」
※自分が聞き間違えた可能性もあるので「伊藤でございますか?」のように復唱して確認する方がよい。
相手がかけている番号や電話先を確認する場合
「{失礼ですが/恐れ入りますが/こちらは[会社名]ですが}、{どちらに/何番に}{おかけですか/おかけでしょうか}?」
※「〜おかけですか?」だとキツく聞こえる場合があるので、女性では「〜おかけでしょうか?」を使うのがよい。
自分:「恐れ入りますが、何番におかけでしょうか?」
相手が確認してきた場合
相手:「あ、育達システムさんじゃありませんか?」
自分:「いいえ、違いますが…。」
印象が悪いので、「×いいえ、違いますけど。」「×違いますね。」「×違いますよ。」などとは言わない。
相手:「あれ?山口さんのお宅じゃありませんか?」
自分:「いいえ、こちらは会社(なん)ですけれども。」
相手:「2277-3219ではないですか?」
自分:「あいにく、こちらは2777-3219でございますが。」
相手が番号を押し間違えたわけではなく、相手が持っている番号そのものが間違っているような場合は、自分の会社の名前を告げてもう一度確認してもらう。
自分:「はい。談文商事でございます。」
相手:「あれ?福田商会じゃありませんか?」
自分:「こちらは談文商事でございますが。失礼ですが、何番におかけでしょうか?」
相手:「2277-3219なんですが。」
自分:「確かにその番号ですが、こちらは談文商事でございます。恐れ入りますが、もう一度ご確認いただけますでしょうか。」
相手:「あ、そうでしたか。すみません。失礼しました。」