☆ブログのページから bl050704
 


 
050704
 
英語の勉強法。
 
英単語。理解より〜?
 
 
  まず大切なこと、それは、
 
  英語の勉強は単語から始まる。ということです。
 
 「そんなことは知ってるよ。」
 
 と誰もが言う。
 
 
 本当に知ってますか。
 
 
 単語の意味は知ってても、「勉強」の意味はどうでしょう。
 
 
 This is a pen. を習う。
 
 では pen を「水」に変えてみましょう。
 
 This is a water. 違いますね。
 
 
 water は物質名詞なので a をつけない。
 
 「うんうん、そうそう。」
 
 
 物質名詞とは、水や空気のように数えられない名詞の一種です。
 
 「知ってる知ってる。」
 
 
 では水を二酸化窒素に代えて、
 
 This is nitrogen dioxide.
 
 「なるほどそうだよね。」
 
 
  じゃあ、「今、問題なのは実は二酸化炭素(carbon dioxide)ではない。」
 
 を英作しましょう。
 
  It (  )(  )(  )(  ) that I am talking about.
 
 It is A that B:「BなのはA」強調構文です。
 
 
 そうです。
 
 It is not carbon dioxide that I am talking about. が正解ですね。
 
 
 正解できた皆さん。大学入試なら合格です。
 
 
 
 では問題。
 
 
  これは二酸化窒素です。
 
 を英語で言うと?
 
 
  え?二酸化窒素、何だったっけ?
 
 上にあった、そうそう。
 
 と見てしまう。
 
 
  自分の頭の中から nitrogen dioxide を出せた方。
 
 あなたは「勉強」の意味が分かってますよ。
 
 素晴らしい「勉強力」をお持ちです。
 
 そして誰より速く英語力を身につける素質を持っています。
 
 
 覚えてたから言える。頭から出てくる。
 
 理解ではないんです。
 
 
  確かに、ある一定年齢を超すと、単純暗記が難しくなり、
 
 理解しなければ覚えにくい。
 
 でも、理解するだけでは、階段を1〜2段登っただけで、
 
 残りの8〜9段が残っているのです。
 
 
  会話の力は即興の作文力です。
 
 頭に英文が入ってない人にそれを出すことは出来ませんね。
 
 
  This is a pen. が入っていて、
 
 nitrogen dioxide が入っていた人が
 
 This is a nitrogen dioxide. と言った場合と、
 
 
  This is (頭の中で「a は付かないぞ、何だっけ」で、) え〜っと
 
 と日本語が出る場合。
 
 どちらが通じるでしょうか?
 
 
  これが、日本人と他の国の人の違いのようです。
 
 a にこだわるのは悪いことではありません。
 
 でも、言葉は「通じてなんぼ」のものですよね。
 
 
  言い換えると、日本人は英語の勉強の準備(=理解)に一生懸命で、
 
 本番(=暗記)に入ってないんだと思います。
 
 これは僕たち教える者に一番責任がある。反省します。はい。
 
 
 皆さんも、このことをまず理解して下さい。
 
 
 そして明日は、暗記法へと入っていきましょう。
 
 
 では。
 
 


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