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  リスニング攻略作戦 その1。
 
 リスニング力の強化法についてこれから3回に分けて説明します。
 
 
  その1に入る前にまず理解すべきこと。それは、
 
 リスニング力には次の2種類がある、ということです。
 
 @は、言葉を聞いた時に、それぞれの語がバラバラに聞こえること。
 
 Aは、その文が理解できること。
 
 
  これから説明するのは@についてです。
 
 Aについては、単語、熟語、文法、構文力といった、
 
 受験勉強と同じ事が必要である、ということを忘れないで下さい。
 
 
  そこを勘違いして、@だけでリスニングが出来るようになる、
 
 と考えていると、進歩しない理由が分からず、悩むことになります。
 
 あくまで、@でもAでも、地道な努力が必要なことに変わりはないんです。
 
 
  自分は@が出来てないのか、Aが不足しているのか、両方なのか、
 
 ちょっと考えてみるのもいいかも。
 
 
  では、その1に入りましょう。
 
  その1は発音矯正についてです。
 
 これがあるとないとでは、その後の進歩に大きな差が出ます。
 
 
  まず、発音記号は読めますか。基本単語の発音には自信があります
 
 か。リスニングの苦手な人は、そのほとんどが単語の発音をおろそか
 
 にしている場合が多いです。だから、やっているのになかなか上達し
 
 ない。でも、その原因も分からない、といったストレスを抱えている。
 
 
  自分が正確に発音できない語は、なかなか聞き取りにくいものです。
 
 でも、発音記号はせいぜい40〜50個ほどしかありません。しかも、
 
 そのうちの半分以上は誰もがすでに読めるものです。だから、20個
 
 ほどを覚えてしまえば、全ての単語を、初めて出会ったものも含めて
 
 だいたい発音できるようになります。1から、基礎からやり直しまし
 
 ょう。発音記号は、たいていの辞書の最初の方のページに載ってます。
 
 
  会話学校に通っている人は、自分の自信がない発音記号の発音の
 
 仕方を、 Native に指導してもらってはどうでしょう。それぞれの発
 
 音記号の発音の仕方をお手本でやってもらって、その例となる単語
 
 を示してもらいます。それを、相手の許可を取った上で録音できれば
 
 なお良いです。後で何度も聞けますからね。そのためにならプライベ
 
 ートレッスンの料金を払っても決して高くないと思います。
 
 
  発音記号は、英語学習の大切な道具です。道具を持たずに山に登る
 
 と、低い山ならいざ知らず、英語学習のような高〜い山では、迷子に
 
 なったり、遭難したり、幸い、命を落とすことはありませんが、命よ
 
 り大切?なお金を無駄に使うことになる。これを機会に、ちゃんとし
 
 た道具をそろえましょう。
 
 
  本当は、日本人できちんとした発音が出来る人に説明してもらいな
 
 がら、質問もしつつ、同じ事が出来れば一番良いんですが、そういう
 
 チャンスはなかなかありませんからね。自分の環境の中で出来ること
 
 を探してみて下さい。
 
 
  東京近辺の方なら、僕が1度講習会を開いてもいいかも、、、?ま、
 
 冗談はさておき、中学の段階で教えるべき発音記号が、きちんと教え
 
 られていないことが、日本人の英語学習の大きな妨げになっている。
 
 道具を持たせずに山に登れ、と言うようなことをしている。残念なこ
 
 とですね。今の教科書には載ってるんでしょうか?
 
 
  ただ、習ったとしても一朝一夕で出来るものではありませんので、
 
 過大な期待はしないこと。
 
 
 
  でも、今すぐ出来る事もあります。それはアクセント。アクセントは
 
 自分の意識だけですぐ変えられる可能性があります。
 
 
  単語のアクセントは自信ありますか。このホムペで、☆3のアクセ
 
 ント問題100問を、やってみましょう。時間は50問で3〜4分。
 
 最終的にはどのタイプ(3タイプの問題を入れてあります。)でも50
 
 問で50秒、100問で100秒を切ることが目標です。単語の発音は
 
 考えているようでは遅すぎる。日本語なら、見ると同時に、読めて、発
 
 音できるのが当たり前ですよね。英語でもそうなれるように頑張りまし
 
 ょう。上級者は、100問で50秒を目標にしましょう。
 
 
 
  次回は、Listening と Dictation について説明します。
 
 では。
 
 


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