「障害者(児)支援ボランティア入門講座」
取手市総合ボランティアセンター主催による「障害者(児)支援ボランティア入門講座」
が下記日程にて開催されました。この講座は、知的・身体の障害について、またその対応方法等の基礎知識を学び、障害者への理解と協力・支援してくださるボランティアを養成するものです。
開催日程 | 内容 | 会場 |
第1回 3月3日(金) 13:30〜16:00 |
●知的障害児(者)について 講師:大関 毅 氏 (茨城県立伊奈養護学校教諭) |
福祉交流センター (市役所敷地内) |
第2回 3月10日(金) 13:30〜16:00 |
●身体障害者について 講師:宮脇 貞夫 氏 (NPO法人 活きる) |
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第3回 3月17日(金) 13:30〜16:00 |
●障害者の福祉制度について 講師:社会福祉課 ●傾聴について 講師:ボランティアコーディネーター |
講座の2回目は、当NPO法人「活きる」が担当。副理事長である宮脇が講師となり、理事長の染野がアドバイザーを務めました。
<内容>
☆障害の種類と支援について
☆「活きる」の活動について
☆肢体不自由者の介助技術について
・車椅子介助の方法と心得
・トランスファー(移乗)技術
・ベット上の介助
<参加者からの感想)>
3回に分けて行われた障害者(児)支援ボランティア入門講座の2回目「身体障害者について」の講師として、「活きる」副理事長の宮脇貞夫さんが登場されました。
はじめはやや緊張ぎみの貞夫さんでしたが、染野さんとのやり取り、満理子さんのバックアップですぐにいつものペースを取り戻され、講座は終始なごやかにすすんでいきました。車椅子、ベッドを使った講習もテキストにとらわれることなく重要な点にしぼって、経験談を取り混ぜてわかりやすく説明してくださいました。
印象的だったのは、満理子さんが「飲みたい」とか、「食べたい」ということを言葉で要求されないので、貞夫さんが「大体そうかなと思ってしているので、あたっているかどうかはわからないけれど」という意味のことを少し不安そうに表情を曇らせておっしゃった時に、満理子さんが「あたってるよ」と、それは絶妙のタイミングでおっしゃったことでした。
弁舌さわやかな染野さん、夫婦善哉宮脇さん、これからも、いろいろな場所でお話してください、よろしくお願いします。(Y・R)
ボランティアとは何か、と思うことがある。
ボランティアをする方と、される方。
相手が何をしてほしいか、また、こうしてほしいと。
信頼関係で成り立っていると思う。
損得を考えては成り立たない。
今、世の中で欠けている、相手を思いやる気持ち。
この事が、ボランティアの基本だ。
ボランティアをする方も人である。
ボランティアをされる方も人である。
いろんな考えを持った人がいる。
だからこそ、人と人との思いやる気持ちが大切ではないか。(S・S)
宮脇さんや染野さんの経験者としてのお話が、本や講習会とは違い、実感として伝わってきてとても良かった。(Y・K)