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障害者(児)支援ボランティア入門講座

平成26年3月17日(月)
 取手市社会福祉協議会では毎年、障害者(児)支援ボランティア入門講座を開催しています。 NPO法人活きるでは発足の翌年以降9回、私(宮脇)が身体障害者の担当として講師を務めています。 妻の障害をきっかけにボランティア活動を開始したので改めてボランティアの勉強をしたわけでなく、受講者の方たちのように社会貢献を目的で始めたわけではないので講師としてふさわしいかどうかわかりません。とりあえず、自分の経験から得られた知識や感覚を皆さんにお話して共感してもらえたらという講座です。
 当初は定員20名でほぼ満席でしたが年々受講者が減り、社協へのボランティア登録も激減していました。 その原因はよくわかりませんが、いろいろな社会状況で余裕がなくなったのと制度が進んできたと思われているのかもしれません。 でも、制度が進んでも、どうしても制度の中では援助できないことがいっぱいあり、その狭間を担うのがNPOでありボランティアの役割だと思います。 特に障害者の場合、制度の変遷で良くなったところもあれば不便になったところも多くあります。 障害者が自立するには社会の理解と支援が必要なのでボランティアの役割はとても重要です。
 4年前には受講者が4人と最少人数になりましたが、少しづつ増えてきて今年はなんと15人に方が受講されました。とても嬉しいことです。早速、いつも通りの順序で前半は私がこの世界に入った動機とボランティア活動の喜びなどをお話しました。 とても、熱心に聞いていただき社会貢献への意欲が強く感じることが出来ました。
 後半は身体障害者の支援に必要な車いすの取り扱いと移乗介助の方法を見てもらいました。教科書に載っている内容と違って実践で得られた知識と腰に負担のない介護技術はなかなか一般情報では得られないと思います。 最後にNPO法人活きるや障害者支援への協力をお願いし、イベントの情報をお知らせして終了しました。
 今までのなかで一番反応が顕著に現れた講座だったと思います。 これは3.11の震災によるボランティア意識と少しは私の経験が増えてきたことによるのかもしれません。。

(宮脇貞夫)
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