塩 ¥650

肉糸麺(ルースー麺) ¥920

炒飯

●函館だからこそ生まれた味●  函館駅前の観光施設にて勤務する管理人ですが、施設の管理や案内は勿論、駅前の観光スポットの問い合わせやラーメン店の場所なども良く訪ねられます。ラーメン店で一番、良く訊かれるのはやはりあじさいです。僕とあじさいの出会いは約20年前になります。当時は丸井デパートの裏に店を構えておりました。そこではラーメンではなく炒飯をいただいておりました。過去の記憶で美化されている部分もあるでしょうが、現時点でも今まで食べた最高の炒飯でした。表面はパラットしながら中身はしっとり、その加減が絶妙でした。その後、あじさいは一時休業して五稜郭公園近くに移転。その後は豊富なメニュー、明るく爽やかな接客、おしゃれで機能的な店のレイアウトで地元客はもとより、数々のメディア登場にて知名度も全国的になりいつのまにか行列店に。函館ラーメン=塩=あじさいといっても大袈裟ではない程の存在となりました。昨年、観光スポットのベイエリア地区に紅店も出店。ここでも人気店となり観光オンシーズンの昼間は30分待ち覚悟です。個人的に一番のお気に入りはルースー麺(写真中)です。細切チャーシュー、赤ピーマン、ニラ、玉子など味は勿論、彩り鮮やかな具。店名の味彩にふさわしい逸品です。先日、看板メニューの塩をいただきました。しゃれた丼、透き通ったスープ、観光客は函館に対しておしゃれなイメージをもっておりますが、期待を裏切らないでしょう。味は個人的には香味油の旨味が強すぎて、せっかくの昆布だしが弱くなり良くも悪くも複雑な味付けに感じました。炒飯はパラット炒めてありますが、しっとり感は感じません。これは決して、味が落ちたとかそういういう問題ではなく、最大公約数を求めた結果で東店主の柔軟性として、同じ観光業に携わる私としても学ぶべきところは数多くあります。次のステップが楽しみです。