●天国に一番近い島で食べたラーメン●

2002年に社内旅行でニューカレドニアへ行ったときのことです。旅行前にネットで観光スポットを検索したところ一軒、ラーメン店があることが判明。その名はさつまラーメン。2日目の昼食で利用。店には横浜から来ているという20代後半のウェーターと日系人シェフが一人居りました。店内は映画 金城武主演、天使の涙に出てくる日本人レストランを思わせるコテコテの和風装飾。そこで我々3人はラーメンや餃子などを注文しました。ラーメンは醤油のみであった記憶があります。味の方はフランス文化が溶け込んだカレドニアだけにフレンチの流れを汲んでいるわけではなく.......3人とも箸が止まったままでした。餃子もジューシーとは程遠く水分が飛んでパサパサでした。物価が高いカレドニアだけに値段も日本と変わりません。ちなみに別の斑は回転寿司に行きましたが我々ラーメン斑と同じような感想でした。といっても誰も不満、不平を言うスタッフは無く、むしろ滅多に出来ない経験が出来たことに感動?さえ覚えました。ただパンのレベルは高かったです。特に調理パンなどではなく普通のクロワッサンなどでも麦の香ばしさや表面がカリッとして中身は柔らかく値段もお手ごろでした。また行きたいなー。

写真左は尤敏(ゆうみん)の水醤麺¥900 韓国人店主が作る大衆中華料理の店。以前、周富徳が化学調味料を旨味調味料と呼び料理番組で使用していましたが同店のメニューも良くも悪くも結構入っているように感じます。この店は唐辛子の本数を指定できるチャンポン麺など中華麺が豊富。どのメニューも4,5分で出てきます。化調も合理的に早く出せるようにと文化の違いもあるのかな?と感じます。麺七のマスターも化調は適度に使ったほうがおいしくなるといっておりました。そして大国屋(おおくにや)。ベトナム生まれのマスターですが中華料理の店で修行し札幌のホテルで腕を磨きこの店を構えたそうです。ベトナム料理は最初は娘さんがベトナム人の娘とからかわれないようにとメニューにしなかったそうですが娘さんも成人し、そして何より常連さんや近所の人のリクエストでメニュー化したそうです。今回は写真右の烏骨鶏みそ麺 ¥900 コラーゲン、DHAが豊富な烏骨鶏を丸ごとスープや具に使い麺も唐辛子を練りこんだピリから麺。葱やカイワレが臭みを消した調理はジビエ料理のようです。普通の味噌ラーメンとして食べてもレベルが高いスープです。両店とも函館ラーメンとは違いますが他の地域では滅多に食べられない貴重な店です。