家系新味(魚) ¥720 六角家で修行し暖簾わけを許された店主が津軽に合わせ魚介系を前面に出した一品。もちっとした太麺に濃厚スープが絡み弘前っ子をとりこに。

       ●六角家と津軽ラーメンとのおいしい出会い●

平日の午後1時過ぎだというのに店内に入りきれずに出来ている行列を見て驚きを隠せませんでした。私毎で恐縮ですが弘前には転勤で平成7年9月から平成10年9月まで居りました。そのころ弘前での行列のできる店といえば久留米ラーメンをベースにした天龍(昨年閉店)がありました。それを上回るかの様な人の列です。店内に入るとHYの曲でもハモりそうなナチュラルおしゃれの若い夫婦2人が切り盛りしていました。メニューは醤油系のみですが私は(魚)と書かれた家系新味を注文。濃厚な豚骨+トリガラスープに魚介系がミックスされた熱々スープに酒井製麺のモチモチ太麺が絡み『イイネ、イイネ』と横浜出身の横山剣のフレーズが頭の中で連呼されました。以前取り上げた、武蔵出身、札幌開業のあらとんにも共通するところがあります。

弘前の住宅街に店を構え、外観、内観ともシンプルながらインパクトがありセンスいいです。

魚介系を謳っているラーメンは香味油に特徴があると聞きます。今後の研究課題とします。津軽ラーメンといっても実際に行列ができるのはこの家系や札幌味噌の、前述の久留米豚骨の天龍と函館同様ボーダーレスになっています。何味であろうとおいしいもの勝ちですね。弘前は街並みと同様にラーメンも洗練されているようです。

          店の詳細は
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